不登校ひきこもりでも自分の大切な人生だからなりたい自分をあきらめないで
不登校ひきこもりでも自分の大切な人生だからなりたい自分をあきらめないでについて、不登校引きこもり経験者が語ります。
不登校でひきこもりになると、私も当時そうでしたが、自分を責めたり将来に対し悲観する傾向に走りがちです。
その根底にあるのは、社会の集団から外れ戻れないと思っている自分に他の人と同じように人生を歩める権利。もっと具体的に表すと、「人権が無い」と思ったりしまいます。
そんな心理状態が続くと、親や周囲の言葉も中々入ってきません。
また、自分が自分らしく生きるイメージも湧かず、ただ自分の部屋や家の中で悶々とした日々をただひたすら時間を捨てるかのように生きるだけになったりします。
ここまでお伝えした言葉は、過去私自身が不登校やひきこもりをしていた当時、抱いていた思いや過ごし方であったりもします。
なので、この状況になるのは自然な事だし仕方のない事だと思います。
そして、ここからが本題。
そんな状況ながらも今自分が生きたい道で生きる事ができた私が、過去を振り返って思う、不登校やひきこもりの方の生き方について、特にマインド面的な要素から、みなさんにも題名の通り自分をあきらめない生き方を提案していきたいと思います。
Contents
不登校ひきこもりだからといって遠慮しなくていいんだよ
まずはマインド面の所からお伝えしていきますが、サブタイトルの通り不登校やひきこもりだからといって遠慮しなくていいと思います。
まず結論から言いますが、人はみんな生きる権利を持っています。
しかしながら、世の中の風潮として人生が上手くいってないとみられる人達に対し、世の中の雰囲気として「そんな状況のあなたには楽しんだり好き勝手言う権利はないよ。そもそも楽しむ前に社会に対してやる事があるんじゃない?」と言いたげな圧を感じる状況が今の世の中でもあるように感じます。
これを不登校やひきこもりの方達に表れている状況があります。
実際に今現在、その状況にいる方。もしくは子どもを持つ親の方。に分かりやすい事です。
それは当事者が家に篭もり続けている事です。
もし当事者が生きる権利を認識し、不登校やひきこもりになっても生きる権利を行使できる事が出来たなら、家に篭もり続けていません。
でも、現状は家に篭もり続けている人が多いと私は認識しています。
その背景にあるのが、先ほどもお伝えした社会からの圧です。
学生の年齢で家から出ると人権が無いみたいな雰囲気があると思います。
私も当時、同じような心境(当時16歳)で、「本当は同学年の人達と同じように学校に行けるようになりたいし、友達と一緒に楽しみたいし、彼女も作って恋愛もしたい」と、考えました。
でもそれがすんなりできるような空気も無く、環境もありませんでした。
また、分かりやすく例えるなら今現在(2025年時点)。私が住んでいる福岡市では、選べるぐらいの通信高校があり、不登校専門の中学校もスタートしました。
しかし、私が家に篭もっていた当時(1999年頃)、福岡市で通信高校は私が認識している限り1校ぐらいでした。
これだと、今の学校に行き詰ったら他に通える学校の選択肢もあったもんじゃありません。
その状況で今もそうですが、子どもは学校しか行ける所がありません。
それで他に選べる学校が少ないとなると、家に篭もるしかありません。
だから私達が本来持っている生きる権利を忘れてしまいがちです。
でも、経験した私からお伝えしたい事は、このブログを通してみなさんには生きる権利があるから、社会的な環境が整っていなくても、生きる希望を失わず自分が出来る事やしたい事に焦点を合わせ、動ける時は出来る範囲で行動して欲しいと願っています。
正直、不登校でもひきこもりでも外に出たい時は外に出て、友達や誰かと会いたい時は会う。
そして、疲れた時は家でゆっくりする。
これが制限なく実現出来て始めて、生きる権利を行使できていると私は思います。
では、次にすぐにでもできる自分の大切な人生の歩み方についてお伝えします。
明るく家の中で過ごしてもいいんだよ
まず家にいながらすぐに出来る事として、家の中で楽しみながら過ごせる生活を送れるように努めてみて下さい。
これは当事者だけでなく、一緒に暮らしている家族の協力や楽しむ姿を受け入れる理解が必要になってきます。
この場面での一番のハードルは家族の理解です。
どれだけ当事者が自分の人生を豊かにしたり楽しむ為に過ごそうと努力しても、親から見て、「現実逃避している。現実を見れていない。このままダラダラした生活を続けるつもりか」といった声や印象を持たれては、気持ちよく過ごせず実現もできなくなってしまいます。
なので、これは先の将来まで続く逃避行ではなく、先の未来を見据えた自分らしい自分の豊かな人生を歩む第一歩として一緒に考えていけると、同じ家で楽しむ姿の意味合いが大きく変わってきます。
これだけでは、理解に苦しむと思います。
でも、私が経験者として思う事は、遠慮して生きていく事で明るい未来は描けないし希望も持てませんでした。
逆に自分がしたい事や楽しむ事を経験していく事で、明るい未来が持てるようになり希望も持てるようになりました。
なので、今の生活を楽しむ事が未来の希望になり意欲にも繋がるので、家で楽しく過ごせる環境を作る事にマイナスな影響よりプラスな影響の方が私は大きいと思います。
確かにその生活を続けて変化が無い事はあると思います。
でもそれは、家で楽しめる生活だけが次の行動に移せなくなる足かせになるのではなく、当事者の考え。経験値。家族のサポートや理解。支援者のサポート力などの色んな要素が相まって行動を起こせるか起こせないかに繋がっていきます。
仮に家で楽しんでも楽しめなくなくてもどちらでも、他の要素が影響し当事者が動いたり動かなかったりがあると思うので、家で楽しむ生活を送る事はマイナスではなくプラスと考えて私は良いと思います。
ちなみにこちらの記事でも明るく過ごす事の意味についてさらに解説しています。
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なりたい自分は誰?何?
基本的に過去の私もそうでしたが、この状況にいる当事者に「なりたい自分は?将来の夢は?」と聞いた所で、ハッキリとした答えは返ってこないと思います。
逆に「分からない」が多く返ってくるのではないでしょうか。
でも、すぐにとは言いませんが、生きる権利を行使しやりたい事をやりたい時にするを続けていけると、人は少しずつ欲が出てきます。
私もひきこもり当時、親に「何かしたい事ある?」と聞かれても、「ない」と答えたぐらい、当時はしたい事。欲しい事。何もなく無欲でした。
そんな私であっても少しずつですが、色んな経験を重ね行動できると欲が湧いてきました。
そうして、行動し色んな体験を通して経験値を積み上げる事で、欲が生まれていきなりたい自分が分かってくるようになりました。
私(ブログ管理人)はなりたい自分にどれぐらいなれた?
ちなみに私がなりたいのは、仕事はぼちぼちでゆっくりできるプライベート時間がある。ゲームをダラダラする時間があって音楽をガンガン聞ける時間がある。YOUTUBEもダラダラ観れて好きな時に好きな仲間や友達と会ってくだらない笑い話をする。時々、遠くに旅行に行って非日常生活を送り新鮮な体験をする。適度に筋トレや運動をして毎日楽しく過ごす。
これが私がなりたい自分です。
そして、この自分を今の私は実現できています。
だからとても毎日が楽しいし感謝しています。
もちろん、私も人間ですから喜怒哀楽はあるし気持ちが浮かない時もあります。
それでも振り返ると、ここ15年ぐらいは大きく落ち込む事もないし、歳を重ねる毎に人生が豊かになっていると感じます。
唯一失っていくのは若さです・・・(笑)
今後なりたい自分は、もっと気の合う仲間を増やし色んな時に自分が会いたいタイミングで気の合う仲間と一緒に笑う。
そして、一緒に何かを楽しんだり食べたり飲んだりで心地いい時間を過ごす。
家の空間をより快適に過ごせるようリノベーションしたり、孤立した人達に何か自分でできる寄り添える活動をしていく。
そういった自分を今は思い描いています。
ここまで、欲が湧いてきてなりたい自分を思い描きながら実現している私の状況を紹介してきましたが、改めてお伝えしますが、そんな私でも、不登校当時は人生に絶望しひきこもってからは遠慮し我慢した生活を送り家に篭もり続けていました。
そして、欲も全く無く。とりあえず日々を淡々と生きている。そしてなりたい自分なんて分かりようが無い状態でした。
でも、そんな私であっても最初は外に出るようになり、人に会って少しずつ社会で生きる希望を持ち始め、色んな体験を通じて経験値を高め、そこから少しずつ欲が出たりなりたい自分を探せるようになりました。
少しずつでいいからなりたい自分を見つけてみませんか?
不登校やひきこもりになると、生きる権利を見失い、欲を持ったりなりたい自分を見つけるのは無理な状況です。
しかしながら、私の経験を通じてお伝えできる事は、諦めない気持ちを持ち続ける事と、チャンスがあったら外に出たり人に会ったり、普段行かない場所に行ったり、普段しない体験を増やしていく事が、欲を作り、なりたい自分を見つけるようになると思います。
なので今現在みなさんができる事として、自分の人生を諦めない事や生きる権利があるという事を認識して下さい。
私も家に篭もっていた当時、絶望しながらも人生を諦めない気持ちは心の奥底に閉まって持ち続けていました。
でも、その気持ちがあったから今現在の私に繋がっています。
これは私が不登校やひきこもりの訪問支援でも実際にお話ししている事ですが、当事者も親も気分の浮き沈みがあっても諦めない気持ちはどこかに持っていて下さいね。という事です。
これはメンタルコーチの方もアドバイスでレクチャーされているので、まずは気持ちから持ってみましょう。
その気持ちを持ちながら、時期がきたら行動してみたり人に会ってみたりしながら生きる楽しみを見つけ、自然と沸き起こる欲望を作っていきましょう。
そして、その先になりたい自分が色んな人を見ていくと見えていくので、基本の話になりますが、経験に勝るものがないぐらい、色んな体験を通じて自分というものをしっかり形作っていきましょう。
自分の思い通りの生き方が人生を豊かにする
私が40年以上生きて分かった事の一つに、「自分の思い通りの生き方を歩めた方が人生に豊かさを感じ楽しめる」という事です。
これは10代。20代の前半まで、自分で考え自分で決断し行動するという習慣に乏しく、これはひきこもりだけでなく今の日本にもある現象ですが、親や学校の先生。支援者の進めた事をあまり自分事として考えきれずに何となく決断し行動した結果、シンプルに言うと「後悔する事が多くありました。」
しかし、20代半ばで一度正社員で就職した仕事を辞めた事で、自分の今後の人生について、とても真剣に考える出来事がありました。
その時、私の心の中で、「俺は何をして生きていきたいのか?どんな人生を歩みたいのか?」といった事を自問自答し人生で一番自分について考えた記憶がありました。
それは逆に考えると、これまで自分の事にあまり関心を持てず、かと言いながらも周囲は自分の事をどう思っているのか?嫌な思いはしてないか?自分の事を嫌っていないか?という、他者に思考が向き過ぎて自分の人生を軽視しているようなマインドで過ごしていたような気がします。
でも、会社を辞め自分のやりたい人生を真剣に考えた結果。
とても端折った話になりますが、私はひきこもり支援で飯を食っていきたい!
自分と同じ辛い絶望した人生を歩む同じひきこもりが減って欲しい!
という願望を持って就活をし、今はひきこもり支援もしながら少し枠を広げ児童福祉に従事しています。
他にも若い頃は人目を気にしたり、プライドが邪魔して遠慮していた事も、今は他者の目線より自分のなりたい自分へ向かって勇気を振り絞り楽しむように挑戦できるようになりました。
そうすると、これまで出来なかった事ができるようになり、自信も出てくるようになり、自分の人生を楽しめるようになっていきました。
若い頃の自分の人生を楽しめなかった時と比べると、人生の楽しみが段違いに変わり、歳は取りましたが今の人生の方が全然楽しいと思います。
では、なぜ?自分の人生を楽しめるようになったのか?
それはシンプルに自分で考え決断し自分の責任の元、行動するようになったからだと私は考えました。
例えるなら、人が作った料理も美味しいですが、自分で丁寧に一生懸命作った料理が上手くできた美味しさと比べると、自分が作った方が美味しく感じる現象と似たようなものです。
やはり自分の人生だから、自分で考えて行動した方が、その行為に責任を持つようになり、自然と楽しむように自分自身の行動やマインドが変わっていくと思います。
実際に過去と今の私を比べ、日常が大きく変わったという認識はありません。
でも、明らかな違いは、人に決められた人生を歩んだか?自分で決めた人生を歩んだか?の違いだけだと私は思います。
なので、これがみなさんの正解とは断言できませんが、私が経験しみなさんにお伝えできる事は、自分の人生を自分で考えて行動した方が楽しめるよ。という事です。
まとめ
不登校ひきこもりでも自分の大切な人生だからなりたい自分をあきらめないでについて、不登校引きこもり経験者が語りました。
まずは自分には生きる権利があり、少しでも何かしたい!行動しようとしたら、味方になってくれる人を頼り勇気を出して行動に移しましょう。
そうして経験値を高めていくと自然と欲が出て、なりたい自分に向かって考えや気持ちが変化していく事があります。
実際にひきこもり当時、無欲だった私が経験を高めていく事で、自然と欲が出てきてなりたい自分に向かい人生を考え行動するようになりました。
その結果、お金は無いですが、人や環境に恵まれ日々心地のよい納得する人生を歩める事ができています。
みなさんの人生にこの話がプラスになるかは分かりませんが、実際にこの経験をしてこの考え方で昔篭もっていた人間が、今は豊かに人生を歩めているという事実を知ってもらえたら幸いです。
このブログを通じて不登校や引きこもりで悩まれてるみなさんの気持ちに寄りそい、陰ながら応援していきたいと思います。
みなさんがこのブログで書いてほしい事や知りたい事を募集しています。
さらに不登校やひきこもりの相談も無料メールと有料相談(オンライン対応)で受け付けています。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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学校復帰や外に動き出す時に壁になるのが勉強ですよね。
私も不登校やひきこもりを経験し社会復帰する時に勉強が大きな壁として立ちはだかりました。
今振り返ると自分だけで闇雲に勉強をするのではなく何か活用しながらできるだけ人の目を気にせず勉強できたらなと感じます。
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