不登校はなぜ学校に行けない?本人の本音と原因|親が知るべき対応【経験者×社会福祉士】
不登校は、ある日突然はじまります。
「昨日まで普通に行っていたのに…」
「なぜ急に行けなくなったの?」
そう感じている
親御さんも多いと思います。
この記事では
不登校・ひきこもり当事者経験
+社会福祉士の支援視点から
不登校はなぜ
学校に行けなくなるのかを
わかりやすく解説します。
不登校は「甘え」ではなく心の防衛反応

まず最初に
お伝えしたいことがあります。
不登校は
逃げではなく、心と体を守る反応
であることが多いです。
本人も苦しんでいます。
・行かなきゃと思っている
・でも体が動かない
・理由を説明できない
この状態は珍しくありません。
不登校の初期サインを知りたい方へ
不登校は突然に見えて
実はサインが出ていることも多いです。
過去子どもが見せていたサインを振り返り
その時期に家庭や学校、
人間関係で何があったのか振り返ると
学校に行けない理由が分かるかもしれません。
不登校の理由① 人間関係のストレス
不登校の背景には、
人間関係が関わるケースが非常に多いです。
例えば
・いじめ
・友達関係の疲れ
・先生との関係
・クラスの空気が苦手
・集団生活がしんどい
「大きな出来事」がなくても
小さなストレスの積み重ね
で限界を超えることがあります。
不登校の理由② 漠然とした不安
多くの子は最初こう言います。
「理由は分からない」
「なんとなく行きたくない」
これは珍しくありません。
なぜなら
不安は言語化しにくいからです。
そして不安が続くと
・自己肯定感が下がる
・学校=怖い場所になる
・外に出るのも怖くなる
という流れになりやすいです。
不登校の理由③ 頑張りすぎた反動
真面目な子ほど起こりやすいです。
・空気を読む
・我慢する
・期待に応えようとする
こうした子ほど
限界を超えた瞬間に
動けなくなることがあります。
状態が進んでいる場合はこちら
部屋から出られない状態は
珍しくありません。
私も過去同じ経験をしました。
ではなぜ部屋からでれないのか?
こちらで当事者の気持ちと
対応方法を解説しています。
回復のきっかけ① まず「安心」を増やす

不登校回復で最初に必要なのは
学校復帰ではなく安心感です。
そのために大切なのが
・好きなこと
・落ち着く時間
・安心できる人
です。
ゲームでも
動画でも
音楽でも
OKです。
「楽な時間」を増やすことが
回復の土台になります。
回復のきっかけ② 安心できる人を作る
安心できる人がいると
・気持ちが整理できる
・外への不安が減る
・挑戦する勇気が出る
という変化が起きます。
将来が不安な親御さんへ
不登校は長く続くのか。
ここが一番不安になる部分です。
その期間と対応策について
こちらの方で解説しています。
不登校は「行きたくない」ではなく「行けない」状態
不登校の子どもは
「学校に行きたくない」のではなく
行こうとしても行けない状態
になっていることが多いです。
例えば
・朝になるとお腹が痛くなる
・頭痛や吐き気が出る
・玄関まで行くと動けなくなる
・制服を見ると涙が出る
これはサボりではありません。
ストレスが限界を超えたとき
体がブレーキをかけている状態です。
朝に行けなくなるのはよくあること
不登校の子は
朝に一番つらさが出やすいです。
私も当時朝が一番つらかったです。
理由は
・学校に行く時間が近づく
・不安が一気に強くなる
・体が緊張状態になる
だからです。
夕方は元気なのに
朝だけ動けない。
これはとてもよくある状態です。
親がやりがちな逆効果の対応
悪気なくやってしまいやすい対応があります。
・理由をしつこく聞く
・無理に学校の話をする
・他の子と比べる
・将来の不安を強く伝える
これらは
さらにプレッシャーになることがあります。
大切なのは「安心→回復→挑戦」の順番
回復には順番があります。
① 安心できる状態を作る
② エネルギーが戻る
③ 少しずつ外に向かう
いきなり③を目指すと
長引くことがあります。
なので、
安心→回復→挑戦のサイクルで
見守っていきましょう。
Q&A
不登校は甘えですか?
いいえ。多くの場合、
心を守るための防衛反応です。
不登校は怠けですか?
いいえ。
多くの場合、怠けではありません。
不登校の子は
・行かなきゃと思っている
・でも体が動かない
・行こうとすると体調が悪くなる
という状態になっています。
これは
心と体が限界を超えたときに起こる
防衛反応のことが多いです。
理由が分からない不登校はありますか?
あります。むしろ非常に多いです。
不安は言葉にできないことが多いです。
親は何をすればいいですか?
まずは安心できる環境作りを優先してください。
焦って学校復帰を目指さないことが大切です。
不登校はいつまで続きますか?
人によって大きく違います。
数ヶ月で回復するケースもあれば
数年かかるケースもあります。
焦らず、安心を増やすことが回復の近道です。
不登校の子は将来どうなりますか?
不登校経験があっても
進学・就職している人は多くいます。
大切なのは
「止まっている期間」ではなく
「回復の過程」です。
不登校中にゲームやスマホは大丈夫ですか?
完全に禁止する必要はありません。
安心できる時間として
回復に役立つ場合も多いです。
親は学校に戻す努力をするべきですか?
無理に戻すより
・安心できる環境
・話せる関係
・味方でいる姿勢
を作る方が結果的に回復につながります。
理由を話してくれない場合はどうしたらいいですか?
無理に聞き出す必要はありません。
安心できる関係ができると
少しずつ話してくれることが多いです。
行き渋りと不登校の違いは?
大きな違いは「学校に行けるかどうか」です。
■ 行き渋り
・嫌がりながらも登校できる
・親が付き添えば行ける
■ 不登校
・行こうとしても行けない
・体調不良や強い不安が出る
行き渋りは
不登校の前段階になることもあります。
不登校は親の育て方が原因ですか?
基本的に親の育て方だけが
原因になることはありません。
不登校は
・学校環境
・人間関係
・本人の性格特性
・ストレスの積み重ね
など複数の要因が重なって起きます。
親が自分を責める必要はありません。
不登校の子に言ってはいけない言葉は?
代表的なのは次の言葉です。
・「みんな行ってるよ」
・「甘えてるだけ」
・「いつまで休むの?」
・「将来どうするの?」
・「根性が足りない」
これらは
プレッシャーになりやすく
自己否定感を強めることがあります。
大切なのは
「つらかったね」
「味方だよ」
という安心感です。
まとめ
不登校は
・人間関係
・漠然とした不安
・頑張りすぎ
などが重なって起きることが多いです。
そして回復は
①安心を増やす
②味方を作る
③少しずつ外へ
この順番で進みます。
もしこの記事を読んで、
・どう関わればいいのか分からない
・理由が分からない状態にモヤモヤしている
・子どもが急に話さなくなり不安だ
・一人で考えるのがつらい
と感じた方は、
個別での相談も行っています。
無理に学校へ行かせる方向にまとめる相談ではありません。
あなたやご家族の状況や気持ちを
丁寧に整理しながら、
今後の選択肢を一緒に考える相談です。
相談することで、
・気持ちが整理できる
・第三者の視点で客観的に見られる
・親子の関わり方のヒントが得られる
といったメリットがあります。
※個別相談について
社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。
まずは 無料メール相談からでも大丈夫です。
詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
不登校やひきこもりの状態では、
「今すぐ何かを始めなければ」
と焦る必要はありません。
ただ、もし
・学校の勉強から長く離れていて不安がある
・再登校や次の一歩に向けて、少しずつ準備したい
・家でできる学び方を知っておきたい
そう感じたタイミングが来たときのために、
自宅でできる勉強方法をまとめた記事があります。
無理に読む必要はありません。
「今の自分(子ども)に合いそうか」を考える材料として、
必要なときにだけ参考にしてもらえたらと思います。
⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法をまとめた記事はこちら


















