不登校で人が怖いのはなぜ?
不登校で人が怖いのはなぜ?について、不登校引きこもり経験者が語ります。
不登校の多くが人が怖いと感じて過ごしていると思います。
私自身も当時、過度に人が怖いと感じ、外に出る事がとても嫌で外に出ると息が苦しくなってしまうぐらいでした。
このように同じ状況の人は多くいると思いますし、その姿を見てどうしたらいいのか?なぜこのようになったのか?悩む親もいると思います。
今回は、不登校で人が怖い理由を私の経験と支援で感じた事をお伝えし、改善方法も語っていきたいと思います。
不登校で人が怖い理由は?

不登校で人が怖いと感じている人の多くに、「人間関係のトラブル」や「人にどう見られているのか不安で押しつぶされる」という要因が大きく絡んでいるかと思います。
私の場合は、中学1年の時に同級生にイジメられ「人間関係のトラブル」に遭遇し、思春期が始まったばかりだったので、「人にどう見られているのか?」といった人の目を大きく気にしていた事が重なり、不登校の自分が恥ずかしくなり、学校に行ったらイジメる人や当時怖かった先生がいる事に恐怖を覚え、自信と希望を失っていた記憶があります。
私も今は支援する側として色んな不登校やひきこもりと関わってきましたが、多くの要因に学校の人間関係が大きく影響しているかと思います。
細かい理由は、クラスの雰囲気に合わせられない。イジメ。担任の先生と上手くいかない。と色々ありますが、根っこの部分を考えると、それは人間関係に凝縮されると思います。
子どもにとって学校は世界です。
なので、学校の人間関係につまづくと世の中で生きる手段を失う事と同じぐらいのダメージがあります。
こういった事から、不登校で人が怖いと感じているのであれば、無理に人と関わらせるのではなく、まずは本人が安心して過ごせるスペースを作り、心と体の安定を待ってから改善する方法を模索していきましょう。
無理ないペースで考えていきましょう

人が怖いと感じていると、何気ない人との関わりでも大きな心の負担となってしまいます。
私も今はある程度、普通に人と関わって生活が出来ていますが、冒頭でもお伝えした通り、不登校の時期は人と関わる事に大きな恐怖を覚え、外に出ると1時間もしないうちに息が苦しくなって家に居ないと自分を保てないぐらい、大きな苦痛を感じている人間でした。
そんな自分がどうやって人が怖いという所から改善できたか?というと・・・
①安心できる自分の居場所を確保する
②一般的な人との関わりではなく、作られた安心できる環境で人と徐々に関わっていく
③安心できる人との関わりに慣れてきたら一般的な人との関わりに移行し元の自分を取り戻していく
といった流れになると思います。
細かく解説していくと、まず人に対して大きく疲れている人(①の人)は、安心できる居場所で体と心を落ち着かせる事が大事になっていきます。
人間誰でもそうですが、疲れている時に仕事や勉強をするよりも、しっかり寝て体力と気力を回復させてからそれらの物事に取り組んだ方が、より大きなパフォーマンスを発揮できると思います。
同じような原理で、人に疲れて体力も気力も失っている人には、回復する機会が必要です。
なので、まずは安心できる居場所をできれば家の中に作って回復する過程を見ていきましょう。
次に、②の作られた安心できる環境で人と徐々に関わっていく事は、人と関わる事に抵抗を感じている不登校の人達には適切な方法です。
なぜなら、人に対して恐怖や抵抗を感じているので、人と関わる事の負担や失敗を恐れてしまいます。
そんな状態の人に関わる人間は、不登校に理解のある支援者や理解者が適任だと思います。
私も当時、ひきこもりの居場所活動や児童相談所で支援者と関わりながら、人に対する恐怖や抵抗を和らげていきました。
同じように、今は支援者として、本人に安心してどんな姿でも受け止める関わりを続けていく事で、徐々に人に対する抵抗も和らいでいき不登校から抜け出して復学や仕事に就く人が出てきています。
根本的に人と関わる自信を失っているだけなので、その人なりの人との関わり方を経験したり身に付けてもらうように、配慮をしながら関わる事で、基本的に人が苦手な方が多い不登校の方でも、社会でそれなりに生きていけるようになります。
最後に③の一般的な人との関わりに移行し元の自分を取り戻していくという段階では、②の所でも触れたように、理解者との関わりを通して人と関わる抵抗を和らげ、関わる事への自信を取り戻し③の実践的な経験で社会の中でも生き方を見つける事です。
言ってみれば、②は練習をする段階で③は本番の段階と言えます。
こうして人と関わる練習をして実際に一般社会の実践的な人との関わりを身に付ける事で、生きる力を手に入れる事ができます。
私自身もこのような過程を辿りましたし、支援してきた人たちの多くが同じ過程を辿っていったと思います。
まとめ
不登校で人が怖いのはなぜ?について、不登校引きこもり経験者が語りました。
不登校に関わらず人は人間関係で大いに悩まされます。
これはどんな方にも共通する事ですが、悩んだ時は、近くに理解者やサポートしてくれる仲間。
そして何よりも、自分が安心して過ごせる居場所を家や欲を言えば学校や仕事にも作っていく事が大切になってくるかと思います。
人生何度でもやり直すチャンスが考え方を柔軟に持てる事ができれば可能なので、学校や仕事で人間関係に悩んだ時は、労力は掛かりますが、環境を変えるというのも一つの手だと思います。
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社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
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