中高年の引きこもりが61万人の統計が出て思うこと
中高年の引きこもりが61万人の統計が出て思うことについて、不登校引きこもり経験者が語ります。
2019年4月頃のニュースで中高年の引きこもりが、61万人いるという国の調査で公表されました。
私の主観では引きこもり支援をしていて、納得すると同時にもっといてもおかしくないだろうなという感覚を持ちました。
引きこもりは若者だけの問題ではないと、数字でも証明した今ある現実の中高年の引きこもりについて、その状況と必要な支援について考察しました。
中高年の引きこもりは増えてくる
私は子どもの引きこもり支援をしていますが、実感として数年間の支援や関わりが必要だと感じています。
さらに支援が終わっても困ったときにサポートしてくれる支援との関わりも続けていく事が大切だとも感じていました。
長く支援や関わりが必要な引きこもりだけに、今回の中高年の引きこもりの統計が61万人という数字に驚きというよりも、やっぱりそれぐらいいるんだなと納得しました。
長く支援が必要だけに時間が掛かり、引きこもりが長期化したりする要因があるという事です。
さらに支援途中で関わりが途切れると、そこで悪化するかそのままの状態が続いて、月日だけが流れていく事になります。
そうした事で親子の関係性も悪化したり、互いにか関わりづらくなり、引きこもりの年齢も高齢化していく流れができるのです。
ですので、これからの引きこもり支援は中高年の方にも適切な支援ができる環境を整えることが大切になっていくと思います。
現実的な生き方を提案する
中高年の方に対して、学校で勉強をしたり正社員で働くという目標を持たせる事は、中高年の方にはとても重く難しい支援になります。
現在の若者でも難しい正社員は、目標としては適切ではないと思います。
そんな長期的な目標よりも、身近なところで目標を作ったりして、少しづつ頑張れば達成できるような目標を作って達成していきましょう。
例えば、家族以外の人と関わる機会を作る。スーパーに買い物に行く。ごはんを自分で作る。家の掃除をする。ボランティアをする。同じ引きこもりの経験をしている人とお話をしてみる。
などといった、今ある環境で少し頑張れば手が届きそうな事からスタートしましょう。
それらの達成の先にアルバイトや就職といった大きな目標が叶えられていく事に繋がると思います。
ただ現実問題として、中高年の就職は厳しくなってきます。そんな状況でいつまでも就職をするよう努力するよりも、なるべく支出を減らし、使える社会制度を知って活用したり、アルバイトでもなんとか生きていける方法をさがしたりと、今の身の丈にあった生活を考える事も大切になるかと思います。
まとめ
中高年の引きこもりが61万人の統計が出て思うことについて、不登校引きこもり経験者が語りました。
若者支援と同じように関わっても、なかなか前に進みにくいのが中高年の引きこもりだと感じます。
より現実的で相手の気持ちや状況に応じた支援をしていかないと、いつまでも深刻な引きこもりの状態は改善されないと思います。
みんな同じ人間です。
できないところを見て区別するよりも、できる所を見て伸ばして繋げていく事を心掛けたいですね。
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