不登校で部屋から出てこない時の親の対応|経験者×社会福祉士が解説

2026年1月23日


不登校で家にいる時間が続く中、

「最近、子どもが部屋からほとんど出てこない…」

そんな状況に、不安と焦りを感じていませんか?

 

・このままずっと引きこもってしまうのでは…

・声をかけても反応がない

・どう関わればいいのかわからない

 

私は、不登校・ひきこもり当事者経験があり、

現在は社会福祉士として支援をしている立場から、

これまで多くのご家庭を見てきました。

 

そして同時に、

「部屋から出てこない時期」を

実際に長く経験した一人でもあります。

 

この記事では、

不登校で部屋から出てこない

子どもへの対応について、

 

✔ 当事者の視点

✔ 支援現場の視点

 

の両方から、

親が知っておいてほしい

関わり方をお伝えします。

 

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不登校で部屋から出てこない時に、まず大切な前提

 

 

最初に

とても大切なことをお伝えします。

 

それは、

「部屋から出さなきゃ」

と思えば思うほど、

状況は悪くなりやすいということです。

 

不登校傾向のある子どもは、

 

・親の感情

・空気

・期待

・不安

 

にとても敏感です。

 

親が心の中で

「早く出てきてほしい」

「このままじゃ将来が…」

と強く思って関わるほど、

 

子どもには

“コントロールされそうな感覚”

“応えられないプレッシャー”

として伝わりやすくなります。

 

その結果、

 

・ますます部屋から出なくなる

・会話を避ける

・家族との距離が広がる

 

という悪循環に入りやすくなります。

 

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部屋から出てこない時の対応

 

 

「出そうとしない」を意識する

 

一番最初に意識してほしいのは、

部屋から出そうとしないこと

です。

 

矛盾しているように

感じるかもしれませんが、

 

「出そう」とするほど、

子どもは心を閉じやすくなります。

 

部屋にこもっている状態は、

子どもなりに「今はこれ以上無理」

と感じているサインです。

 

そこに、

 

・説得

・正論

・心配

・励まし

 

を重ねるほど、

逃げ場は「部屋」しか

なくなっていきます。

 

まずは、

 

✔ 出てこない状態を“今の状態”として受け止める

✔ 変えようとしすぎない

 

ここが土台になります。

 

親の気持ちを子どもに向けすぎない

 

親は心配して当然です。

 

ですが、

心配な気持ちを向け続けることが、

子どもの負担になる場合があります。

 

人は、

 

・自分が頑張れること

・やりたいと思っていること

 

に対しては、

応援や関心を力にできます。

 

しかし、

 

・もう無理だと思っていること

・できないと感じていること

 

に向けられた気持ちは、

「期待」ではなく「圧」になります。

 

不登校で部屋から出てこない時期は、

多くの場合、

子ども自身がすでに限界に近い状態です。

 

そのとき親の気持ちが強く向くほど、

 

・会いたくない

・顔を合わせたくない

・反応できない

 

という状態になりやすくなります。

 

あえて意識して、

 

✔ 子ども中心の生活から少し視点を外す

✔ 親自身の時間・感情も大切にする

 

ことが、結果的に

関係改善につながるケースは

とても多いです。

 

「今の反応」をそのまま受け止める

 

部屋から出てこない

返事がない

会話がない

 

これらはすべて、

「今は関わりたくない」

という意思表示でもあります。

 

つらいですが、まずはここを

シンプルに受け止めることが大切です。

 

・昔は話してくれた

・前は一緒にご飯を食べていた

 

という過去と比べるほど、

苦しくなります。

 

大切なのは、

 

「今はここからのスタートなんだ」

と認識すること

 

ここを受け入れたとき、初めて

 

・これまでの関わりを見直す

・新しい関わり方を探す

 

という視点に立てるようになります。

 

必要であれば、

専門家や経験者に相談することも、

とても有効です。

 

不登校やひきこもりになると、

「どう関わればいいのかわからない」

「声のかけ方が正解なのか不安」

「このままで大丈夫なのか怖い」

 

そんな気持ちを抱える親御さん

当事者の方はとても多いです。

 

このブログでは、

不登校・ひきこもり当事者経験があり、

 

現在は社会福祉士として

支援をしている立場から、

不登校・ひきこもりの関わり方について、

できるだけわかりやすくお伝えしています。

 

✔ 何を言えばいいのか

✔ どこまで関わればいいのか

✔ 放っておくべきなのか

✔ 手を出すべきなのか

✔ やってはいけない対応は何か

 

実際によく相談されるテーマごとに、

この記事では「関わり方の記事」

をまとめています。

 

「今の状況に近いもの」

「一番困っていること」

から読んでみてください。

👉 不登校・ひきこもりの関わり方まとめ記事

 

きっと、

「少し気持ちが楽になった」

「これならできそう」

と思える関わり方が見つかるはずです。

 

また、記事を読んでも

「うちの場合はどうしたらいいかわからない」

「個別に相談したい」

と感じた方は、個別相談も行っています。

 

あなたの状況を整理しながら、

今できる関わり方を一緒に考えます。

⇒ 不登校・ひきこもり個別相談についてはこちら

 

家の環境と家族関係を整える

 

 

家の環境

 

部屋にこもる時期は、

「安心して一人で過ごせる環境」

がとても重要です。

 

・ゲーム

・漫画

・動画

・ネット

 

など、依存を心配しすぎるよりも、

まずは心を保つ手段と考えてください。

 

私自身も不登校時代

家で気を紛らわせる環境があったことで、

精神的にかなり救われました。

 

ここでよく出てくる悩みが、

 

「昼夜逆転してしまっているけど、

このままで大丈夫なのか…」

という不安です。

 

昼夜逆転は、

不登校で部屋から出てこない時期に

とても起こりやすい状態のひとつです。

 

ただし、

無理に直そうとすると

かえって状態が

悪化するケースも多くあります。

 

昼夜逆転への具体的な考え方や対応は、

こちらの記事で詳しくまとめています。

👉 不登校の生活リズムに昼夜逆転はどうしたらいい?

 

家族関係

 

どれだけ環境を整えても、

家族関係が緊張状態だと、

部屋から出ることは難しくなります。

 

私自身、

親との関係がこじれていた時期、

半年以上ほとんど顔を合わせない

生活をしていました。

 

「部屋から出てこない」背景には、

環境以上に人間関係のしんどさ

隠れていることが非常に多いです。

 

✔ 正そうとしすぎない

✔ 詮索しすぎない

✔ 距離を尊重する

 

この姿勢が、

結果的に安心につながっていきます。

 

気を遣いすぎない「自然な声かけ」を続ける

 

ここからが、

実際に多くの家庭で効果が

出やすい関わり方です。

 

それが、

自然で肯定的な日常の声かけです。

 

ポイントは、

 

・解決しようとしない

・変えようとしない

・深い話をしない

 

です。

 

私が訪問支援で

よく行っている声かけは、

とてもシンプルです。

 

「今日はありがとう」

「寒いですね」

「また○日に来ます」

 

内容よりも、

敵ではない存在であり続ける

ことが目的です。

 

家庭でできる声かけの例を挙げます。

 

「おはよう」

「おやすみ」

「寒くない?」

「何かいるものある?」

「声聞けてよかった」

 

反応がなくても大丈夫です。

積み重ねが、安心感になります。

 

実際、私自身も、

この何気ない声かけの

積み重ねがきっかけで、

 

「また話してみようかな」

という気持ちが

少しずつ生まれていきました。

 

不登校で部屋から出てこない時の親御さんへ

 

ここまで読んでくださったあなたは、

きっとたくさん悩みながら

関わってこられたと思います。

 

不登校で部屋から出てこない状態は、

親だけで抱えるには本当につらい問題です。

 

・この対応でいいのか

・距離の取り方は合っているのか

・関係を悪化させていないか

 

もし今、

 

「一度、経験者・支援者の視点で整理してほしい」

「家庭の状況に合わせて話を聞いてほしい」

 

そう思われたら

個別相談も行っています。

 

あなたの状況を聞いた上で、

無理のない関わり方を一緒に整理します。

⇒不登校・ひきこもり個別相談ページ

 

よくある質問(Q&A)

 

Q1. 無理に部屋から出した方がいいですか?

 

無理に出そうとすると、

関係悪化・長期化

つながるケースが非常に多いです。

 

まずは

「安心できる状態づくり」が優先です。

 

Q2. 声をかけない方がいいのでしょうか?

 

無理に話させる声かけは避けた方がいいですが、

挨拶や一言の自然な声かけは、

安心の積み重ねになります。

 

Q3. どれくらい続くものですか?

 

期間は家庭ごとに大きく違います。

「期間」よりも「関係性」

回復の鍵になります。

 

Q4. 親が限界の時はどうしたらいいですか?

 

親が限界の状態では、

適切な関わりはとても難しくなります。

 

早めに外部に相談することは、

逃げではなく支援です。

 

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まとめ

 

不登校で部屋から出てこない時、

親にできることは「動かすこと」

ではなく「土台を整えること」です。

 

・出そうとしすぎない

・親の気持ちを向けすぎない

・今の状態を受け止める

・環境と関係を整える

・自然な声かけを続ける

 

小さく静かな関わりの積み重ねが、

やがて「出てみようかな」という

気持ちにつながっていきます。

 

このブログが、

あなたとお子さんの関係を

少し楽にするヒントになれば幸いです。

 

もしこの記事を読んで、
「どう関わればいいのか分からない」
「一人で考えるのがつらい」
と感じた方は、個別での相談も行っています。

無理に結論を出したり、行動を急がせることはありません。
状況や気持ちを整理しながら、今後の選択肢を一緒に考える相談です。

※個別相談について
社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。

詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。

 

不登校やひきこもりの状態から、少し外に動き出そうとすると、
多くのご家庭で「勉強をどうするか」という壁にぶつかります。

学校に戻る・戻らないに関わらず、
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※この記事内のリンクは、進路や学習を考える際の「情報提供」を目的としています。
無理に利用する必要はありませんので、状況に合うものだけ参考にしてください。