不登校のゲーム・スマホ依存は放置して大丈夫?やめさせるべきかと正しい対応法【取り上げは逆効果】
不登校の子どもが
「一日中ゲームやスマホばかり…」
注意すると怒る
やめさせようとすると反発する
「このままで大丈夫なのか?」と
不安になっていませんか?
放置していいのか迷っている方へ
ゲームやスマホばかりで将来が不安…
と感じている方も多いと思います。
実は、不登校のゲーム・スマホ依存は
「甘え」や「怠け」ではありません。
この記事では、不登校・ひきこもりを経験し、
現在は支援にも関わっている立場から、
・なぜ依存するのか
・やめさせるべきか
・親としてどう対応すればいいのか
を分かりやすく解説します。
結論から言うと、
無理にやめさせるのは逆効果です。
その理由と正しい関わり方を、
順番にお伝えします。
Contents
- 1 不登校でゲーム・スマホ依存になる本当の理由
- 2 スマホは持たせるべき?
- 3 依存を減らす本当の考え方
- 4 よくある質問
- 4.1 不登校でずっとゲームしていて大丈夫ですか?
- 4.2 不登校のゲーム・スマホ依存は悪いことですか?
- 4.3 不登校のゲーム依存とスマホ依存は同じですか?
- 4.4 ゲームやスマホをやり尽くせば自然にやめますか?
- 4.5 ゲーム依存は将来に悪影響がありますか?
- 4.6 親がイライラしてしまう場合はどうすればいいですか?
- 4.7 不登校でゲームばかりの生活は問題ですか?
- 4.8 ゲームやスマホを取り上げると逆効果になるのはなぜですか?
- 4.9 不登校の子どもにゲーム時間のルールは必要ですか?
- 4.10 スマホ依存は放置すると悪化しますか?
- 4.11 不登校のゲーム・スマホ依存はいつ改善しますか?
- 4.12 不登校でゲームやスマホばかりだと将来どうなりますか?
- 4.13 三村さん(不登校本人)はゲーム依存してましたか?
- 5 まとめ
不登校でゲーム・スマホ依存になる本当の理由

不登校の子どもが依存しやすいのは、
意志が弱いからではありません。
不登校になると、
・人とのつながりが減る
・達成感がなくなる
・暇な時間が増える
・自信を失いやすくなる
こういった状態が一気に重なります。
その中でゲームやスマホは、
・誰かとつながれる
・評価(いいね・ランク)がもらえる
・現実を忘れられる
・退屈を埋められる
という「心の穴埋め」
を一瞬でしてくれます。
つまり、ゲームやスマホは
心を守る手段になっているのです。
不登校の背景には、
本人も言葉にできない
心理が隠れていることが多いです。
⇒不登校の小学生の心理とは?理由が言えない本当の原因と母親の正しい対応法
では、子どもの本音や
サインについて
詳しく解説しています。
なぜやめられない?ずっとやる心理
では、なぜここまで
やめられないのでしょうか?
結論はシンプルで、
現実で満たされない欲求を
満たしているからです。
特に大きいのが「承認欲求」です。
・誰かに認められたい
・必要とされたい
・役に立ちたい
こういった気持ちが満たされないと、
人はとても苦しくなります。
ゲームの中では、
・活躍できる
・評価される
・役割がある
これらが簡単に手に入ります。
だからこそ、
現実よりゲームの方が
居心地が良くなるのです。
この状態でゲームを取り上げられると、
「生き甲斐を奪われた」
と感じてしまい、強く反発します。
ゲームは飽きる?このままで大丈夫?

「このままずっとゲームだけなのでは…」
と不安になると思います。
結論としては、
ゲームはいつか飽きる可能性はあります。
ただし、不登校の場合は
飽きにくい傾向があります。
理由は、
・時間がある
・現実で満たされていない
・ゲームに役割や居場所がある
この3つが揃っているからです。
そのため、
放っておけば自然にやめる
とは言い切れません。
また、ゲームだけでは
根本的な解決にはなりません。
一時的に楽になっても、
ふとした時に虚しさを
感じることもあります。
ゲーム禁止・取り上げはしていい?
結論から言うと、
基本的におすすめしません。
なぜなら、
子どもにとってゲームやスマホは
・唯一の楽しみ
・唯一のつながり
・唯一の逃げ場
になっていることが多いからです。
それを取り上げると、
・強い怒り
・暴言や暴力
・親への不信感
・引きこもりの悪化
につながる可能性があります。
実際に当事者としては
「生き甲斐を壊された」と感じます。
もちろん、
健康を害するレベルの場合は
最終手段として制限も必要ですが、
基本は
禁止ではなく関わり方が重要です。
時間制限は必要?ルールの考え方
時間制限については、
状況によって考える必要があります。
不登校で家にいる時間が長い場合、
無理な制限は逆効果になることが多いです。
・余計にやりたくなる
・イライラが増える
・親子関係が悪化する
といったことが起きやすくなります。
一方で、
・生活リズムが崩れている
・健康に影響が出ている
場合はルールが必要です。
その時のポイントは、
一方的に決めないこと
・子どもの気持ちを聞く
・納得できる範囲で決める
・無理な約束をしない
この形で一緒にルールを作ることが大切です。
スマホは持たせるべき?

結論としては、
今の時代は必要です。
スマホがないことで、
・話題についていけない
・孤立する
・コンプレックスになる
といった問題が起きることもあります。
ただし大切なのは
持たせ方です。
・使い方を事前に話し合う
・ルールを一緒に決める
・問題が起きたら一緒に考える
「管理」ではなく
一緒に付き合い方を学ぶ意識が重要です。
依存を減らす本当の考え方
ここが一番大切です。
依存を減らすために必要なのは、
やめさせることではありません。
本当に必要なのは、
スマホやゲーム以外で
満たされるものを増やすこと。
具体的には、
・安心できる人間関係
・小さな成功体験
・役割や居場所
・楽しいと感じる時間
これが増えてくると、
ゲームやスマホは自然と
「唯一の存在」ではなくなります。
「どう接すればいいか分からない…」
という方は、まず基本的な
関わり方を知ることが大切です。
⇒不登校の子どもへの対応と声かけ完全ガイド|NG言葉と正しい接し方【経験者×支援者】
で、やってはいけないNG対応
も含めて解説しています。
親ができる具体的な対応
今日からできることをまとめます。
いきなり制限しない
まずは関係を壊さないことが最優先です。
スマホの裏の感情を見る
「なぜやっているのか」を理解する。
家を安心できる場所にする
否定よりも受け止める。
スマホ以外の時間を少し作る
一緒に過ごす時間を増やす。
外部の力を使う
家族だけで抱え込まない。
よくある質問
不登校でずっとゲームしていて大丈夫ですか?
完全放置はおすすめしませんが、
「やめさせる」より
「環境を整える」ことが大切です。
不登校のゲーム・スマホ依存は悪いことですか?
悪ではありません。
多くの場合「心の状態の結果」です。
不登校のゲーム依存とスマホ依存は同じですか?
基本的な構造は同じです。
どちらも
「現実の代わり」になっています。
ゲームやスマホをやり尽くせば自然にやめますか?
一部のケースでは
やり尽くして興味が薄れる
こともありますが、
不登校の場合は
現実で満たされない状態が続くため、
やり尽くしても
次のゲームやSNSに移ることも多いです。
そのため
「やり尽くせば解決する」と考えるより、
現実で満たされる
要素を増やすことが重要です。
ゲーム依存は将来に悪影響がありますか?
依存そのものよりも、
「他に何もない状態」が
長く続くことが問題です。
ゲーム以外に
人との関わりや
役割が増えていけば、
自然とバランスは整っていく
ケースが多いです。
親がイライラしてしまう場合はどうすればいいですか?
とても自然なことです。
無理に完璧に対応しようとせず、
一度距離を取ったり、
第三者に相談することも大切です。
親が余裕を持つことが、
結果的に子どもの安定にもつながります。
不登校でゲームばかりの生活は問題ですか?
一時的であれば大きな問題ではありません。
不登校の初期は
心のエネルギーが落ちているため、
ゲームで過ごす時間が増えるのは
自然な状態です。
ただし長期間
「ゲームだけ」の状態が続く場合は、
他の楽しみや人との関わりを
少しずつ増やしていくことが大切です。
ゲームやスマホを取り上げると逆効果になるのはなぜですか?
子どもにとってそれが
「心の支え」になっているからです。
ゲームやスマホは、
ストレスの発散・居場所
つながりの役割を持つことが多く、
それを急に奪うと、
強い不安や怒りにつながります。
結果的に親子関係の悪化
や引きこもりの長期化に
つながることがあります。
不登校の子どもにゲーム時間のルールは必要ですか?
状況によって必要です。
生活リズムや健康に
影響が出ている場合は、
ルールを作ることも大切です。
ただし一方的に決めるのではなく、
子どもと話し合って納得できる形で
決めることが重要です。
スマホ依存は放置すると悪化しますか?
放置ではなく
「見守り+環境づくり」が大切です。
ただ何もしないと、
スマホ以外の世界が広がらず
依存が強まる可能性があります。
一方で無理にやめさせるのも逆効果です。
安心できる環境や他の楽しみを増やすことで、
自然とバランスが整っていきます。
不登校のゲーム・スマホ依存はいつ改善しますか?
個人差はありますが、
「現実で満たされるものが増えた時」
に変化が出やすいです。
・安心できる人間関係
・小さな成功体験
・役割や居場所
こういった要素が増えていくと、
依存していた状態から
少しずつ抜けていくケースが多いです。
不登校でゲームやスマホばかりだと将来どうなりますか?
多くの方が不安に感じるポイントですが、
ゲームやスマホだけが原因で
将来が決まるわけではありません。
大切なのは
そこから少しずつでも
現実での関わりや経験が
増えていくことです。
実際に不登校や
引きこもりを経験した人でも、
回復のタイミングで環境が整えば
社会に出ていくケースは多くあります。
焦ってやめさせるよりも、
「戻れる土台」を整えることが重要です。
「このままで将来大丈夫なのか…」
と不安な方へ。
三村さん(不登校本人)はゲーム依存してましたか?
はい、私も過去中学1年から
約7年間不登校からひきこもりを
していました。
その時期はやる事もなく
ゲームに興味があり
プレイする事で
現実を考えなくてよかったので、
ゲームを進んだり
強くなったり目的を達成する事で
承認欲求や居場所を獲得して
いたような気持だったと思います。
そんな私も
今は仕事に人との関わりに
現実の世界の楽しみ方を学んだので、
ゲームをしながらも
仕事や日常生活を中心に
ゲームの優先順位は下がって
生活を送る事ができています。
⇒不登校はいつまで続く?回復までの期間と長引く理由【終わりが見えない不安へ】
では、回復の流れや
期間の目安を解説しています。
不登校全体について
整理したい方は、
も参考になります。
まとめ
不登校のゲーム・スマホ依存は、
・甘えではない
・心を守る手段
・現実で満たされない結果
であることが多いです。
だからこそ、
・無理に取り上げない
・気持ちを見る
・安心できる環境を作る
・他の居場所を増やす
この積み重ねが、
結果的に依存を和らげていきます。
「やめさせる」ではなく
「戻れる環境を作る」
これが一番の近道です。
もしこの記事を読んで、
・どう関わればいいのか分からない
・理由が分からない状態にモヤモヤしている
・子どもが急に話さなくなり不安だ
・一人で考えるのがつらい
と感じた方は、
個別での相談も行っています。
無理に学校へ行かせる方向にまとめる相談ではありません。
あなたやご家族の状況や気持ちを
丁寧に整理しながら、
今後の選択肢を一緒に考える相談です。
相談することで、
・気持ちが整理できる
・第三者の視点で客観的に見られる
・親子の関わり方のヒントが得られる
といったメリットがあります。
※個別相談について
社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。
まずは 無料メール相談からでも大丈夫です。
詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
不登校やひきこもりの状態では、
「今すぐ何かを始めなければ」
と焦る必要はありません。
ただ、もし
・学校の勉強から長く離れていて不安がある
・再登校や次の一歩に向けて、少しずつ準備したい
・家でできる学び方を知っておきたい
そう感じたタイミングが来たときのために、
自宅でできる勉強方法をまとめた記事があります。
無理に読む必要はありません。
「今の自分(子ども)に合いそうか」を考える材料として、
必要なときにだけ参考にしてもらえたらと思います。
⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法をまとめた記事はこちら
















