不安と安心で生み出す心理と行動を考えてみた
今回は、ふと今の社会や世の中についてシンプルに不安と安心に分けて考え、そこで生み出される思考や行動を考えてみました。
みなさんが何となく生きている日常は、もしかしたらある事が原因で負のスパイラルにハマっているのかもしれません。
よかったら一緒に不安と安心の事、今後の生き方を考えてみませんか?
Contents
今の世の中は○○を中心に生きている?
始めにこの世の中に溢れているものは不安と安心のどちらだと思いますか?
これはあくまでも僕の生きた人生で勝手に解釈し、客観的なデータがないので正確さを持っていませんが・・・(だったら断言するなとツッコミたくなりますが(汗))
やっぱり僕が小学校や中学に入りイジメを経験し、その後学校不適応により不登校や引きこもりに、母子家庭やそれに至る父ちゃんの家庭内暴力に、不登校時の僕の家族に対しての家庭内暴力など、たくさんの負の要因を作った原因は、不安にあると思います。
みなさんも不安は常に付きものではないでしょうか?
特にみなさんの身近な例だと、
職を失ったらお金が減ってどう生きていけばいいの?
学校に行かなくなったら将来生きていくお金が得られなくなるの?
といった不安が漠然と出てくるでしょう。
さらにテレビでも健康や将来の事を不安にさせる情報や、CMや広告でもダイエットしないと、保険に入らないとなど、同じように希望や安心よりも不安を助長させる情報に溢れています。
確かにこの資本主義の社会システムでは、人々の心が動き消費を促すには不安感を持たせる事が重要です。
そして、最近だとコロナウイルスだって確証が得られないだけに、憶測や危険性の情報ばかり溢れています。
そうです。世の中は不安だらけです。
同じように不登校やひきこもりに関しても、子どもだけでなく親や家族にそれに関わる人たちも一緒に不安になります。
不登校・ひきこもりの視点から見えてきた不安を切り口に、私達の心の中に入り込む不安をババッとシンプルにまとめていき、安心を得る方法も考えてみました。
さっそく、子ども・親・学校の先生と、3人の視点で発生する不安や行動について見ていきましょう。
不登校・ひきこもりによる子どもの不安
・不登校になる。
・学校に行く事が嫌で不安になる。
・学校以外に勉強を学んだり過ごす場所がないので不安になる。
・同級生や友達との関わりが極端に減ってしまい、人との繋がりが断ち切られ不安になる。
・親に学校に行きなさいと言われ、それ以外の生き方や過ごし方がない現実を突きつけられ不安になる。
・家で満足に勉強ができない為、学校の勉強についていけず取り残された不安に駆られる。
・学校や家に安心できる時間や空間が無くなり、いつも不安を抱えながら過ごし自分や他者にイライラし易くなる。
・世の中の学校へ行けない人=社会不適応という先入観や考えを持っているので、自分の人生に悲観し他者の話を信じられなくなる。
・不登校や引きこもり化により、自尊心を失い排他的な日常を送るようになる。
・疎外感や不安感が増大し、自分なんてどうでもいい、目の前にある不安を忘れる為、逃げる為、ゲーム依存や非行行為を行う。またはネットで自分を理解してくれる、安心を与えてくれる物や人を探し始める。
・同じ不安や絶望を抱いている仲間を探そうとしたり繋がろうとする。
不登校・ひきこもりによる親の不安
・子どもが不登校なりショックで漠然と不安になる。
・子どもは学校に行くのが当たり前、自分の子どもがまさか不登校になるなんてという気持ちから焦り始め、その現実を受け止めきる事ができず不安になる。
・学校に行かない=将来の子どもの姿が不安になる。
・子どもの将来が不安なので子どもにどうしても学校に行ってもらうよう不安と焦りを隠すように子どもにその思いを伝えていく。
・不登校の子どもを持つ事で世の中から取り残されたり排除された気持ちが生まれる。
・他の親に言えなかったり恥と感じてしまい誰にも相談できずに不安になる。
・不登校や引きこもり化した子どもにどう接したらいいのか分からず不安が募っていく。
・子どもの反抗的な態度や親の気持ちを分かってくれない子どもの姿に、より将来が不安になりキツい接し方になってしまう。
・学校以外に子どもが学んだり過ごす場所が社会に少なかったり情報が入ってこないので、さらに不安になる。また、不登校のサポートが十分に整っていないので、親も孤立し不安が加速するように増大していく。
不登校・ひきこもりによる学校の先生の不安
・生徒が不登校になる。
・まずは子どもが復学し再登校をする事を目的に考える。
・訪問したり接触を試みても思うような反応がなく不安になる。
・学校以外に過ごす場所や方法が基本的にないので、どうにかして学校に登校するように考えるが、有効な手段が見いだせず不安になる。
・効果的な支援法方が分からず不安に陥る。
・学校によっては不登校を抱える事がマイナスになるので、その評価を変える為に焦り子どもの事より学校や先生の事情が優先されるようになる。
といったように、僕の想像や勝手なイメージも含んでいますが、不登校による3者の不安を書き出してみました。
では次に不登校による不安を安心に変える方法を挙げていきます。
不登校や引きこもりの不安を安心に変える方法
3者の不安の心理や行動に関係しているのが、安心を失っている事です。
では、安心を取り戻し不安を無くすには何が必要かを挙げていきます。
不登校や引きこもりの安心に必要な方法
ここではそれぞれに必要な方法を、特に救われる立場の人について、カッコの中に(子ども)(親・子ども)(先生)といった印をつけて挙げていきます。
・学校以外に学べる場所や過ごせる場所がある(子ども・親)
・世の中が不登校も居て良いんだという認識になる(子ども・親)
・不登校の子ども達の居場所や繋がれる場所がある(子ども)
・不登校の子どもを持つ親の相談場所や繋がりがある(親)
・親以外に不登校やひきこもりの面倒を見たり関わる人がいる(親)
・学校が頼れる不登校支援の人や支援機関がある(学校)
・不登校になったらどうしたらいいのか?安心できる情報や啓発活動がある(子ども・親・学校)
・不登校やひきこもりを長期間経験しても勉強や人生経験を取り戻す場所がある(子ども・親)
・身近に不登校やひきこもりを経験し今は元気に学校や仕事をしているモデルとなる人物がいる(子ども・親)
・不登校やひきこもりをしても生きる事ができる仕組みが世の中に確立される(子ども・親)
・不登校やひきこもりでも気にせず味方になり応援してくれる仲間や人がいる(子ども・親)
といった感じで、これらの方法があると、不登校やひきこもりの不安が安心に変わり気持ちや行動まで変わっていくと思います。
実際に僕は昔、不安が強かったせいで、他者に攻撃的になり人生に悲観していました。
しかし今は、安心を手に入れたので、漠然とした不安はほとんどなくなり、どんな出来事に対しても不安を感じる事なくポジティブに受け止め人生を楽しく生きる事ができています。
では次に不安や安心が生み出す心理や行動を見ていきましょう。
不安が生み出す心理と行動
ここでは不安が生み出す心理や行動を挙げていきます。
・安心して生きる場所がなくなる少ない=自尊心の低下、自己否定、不安感、恐怖
・他者に認めてもらえない=孤立感、自己否定、攻撃性が上がる、非行、現実逃避
・人との繋がりがない又は少ない=不安感、偏った思考、偏った人や間違った人との繋がり
・怒られる=恐怖、他者への怒り
・仕事が無くなりお金が得られなくて生きられない=生活スタイルが仕事優先になる、不安の増大、将来の悲観
・常に時間に追われる又は忙しい=気持ちの余裕がなくなる、イライラし易くなる、他者への攻撃性
・選択肢や答えが一つ=目的を達成する為に一方的な思考や行動、目的にそぐわない人への批判や差別
不安が人を攻撃的・差別的・不信感を助長させる
最近のコロナウイルスでも自粛警察という言葉が出てきたように、未知で対処方法もまだ安心できるほどの情報がない現状では、人々は不安になって他者への不信感に繋がり同調しない人への差別意識や攻撃的な言動へと発展していきます。
これは不登校や引きこもりでも同じで、これらの問題に適切に対応できる情報や方法が十分に確立されていない為に、親も子も不安に陥り親子同士で不信感を募らせ、考えの不一致からくる差別意識や攻撃性が生まれ、親子でケンカが起きたり関係性が冷え切ってしまいます。
これも不安が問題の根底にあり、この不安が安心に変わらないと親も子もこういった負のジレンマから抜け出す事が難しいでしょう。
では次に安心が生み出す物を見ていきましょう。
安心が生み出す心理と行動
安心が生み出す心理や行動を挙げていきます。
・安心して生きる場所がある=安心感、気持ちの余裕
・他者に認められる=自尊心の向上、自身が出てくる、適切な人との関わり
・信頼できる人と繋がる=安心感、不安の軽減、思考の適正化
・優しくされる=他者に優しくなれる、笑顔が増える
・仕事がなくても生きる事ができる社会や人の保障がある=生活スタイルが自分や家族中心になる
・時間に追われる事が少ない又はゆっくりする時間がある=気持ちの余裕が生まれる、イライラの軽減
・選択肢や答えが一つではなく複数ある=柔軟な対応、状況に合わせて行動し考える事ができる、他者への理解
安心感を生み出すものは正しい情報と正しい人の繋がり
不安を安心へと変化させる方法は、正しい情報と正しい人との繋がりにあります。
不安は正しい情報不足と正しい人の繋がりにかけているが為に、何が解決に導くのか?何が正しい行動なのかが分からない為に起きてしまいます。
安心感を得る為には、病気になったらお医者さんに診てもらうように、人生において分からない事は、専門の知識を持っているまたは経験している人から情報をもらい繋がる事です。
自分で分からずに調べて確証を得られずに過ごしているだけではいつまで経っても不安を拭う事は難しいでしょう。
しかし、正しい情報を持っている人から話を聞く事ができたら、解決方法をすぐに知れたりして安心感が生まれてきます。
ですので、正しい知識を持った信頼できる人との繋がりをまずは持つように行動すると、不安な世の中が安心に変化する可能性があると思います。
まとめ
この世の中は選択肢が少なかったり漠然と不安になる情報に溢れています。
その不安を安心感に変える為の有効な方法やヒントに、人との繋がりを持ち誰かに自分の気持ちや思いを伝える事にあると僕は考えます。
しかし、それは誰でも良いという訳ではありません。
その不安を話す伝える人の条件として、社会的な信用や信頼できる支援機関の人。または、関わった人の中で持っている不安を話せるに値する信用や信頼を置ける人。不安な事に対する経験をすでにしている人になってくると思います。
例えば、病気の事ならお医者さん。不登校ならスクールソーシャルワーカーさん。ひきこもりなら僕とか(笑)です。
こうして漠然と不安になったらそれに対して得意な人や正しい情報を持っている人と繋がり、不安を軽減し安心に変化させていきましょう。
僕は人との繋がりの中に困った事に対して話せる人や頼れる人がいるから、今の生活やこれからの人生に対し不安より安心感があります。
もちろん、今の社会システムでは不安が勝る世の中ですが、その中でも社会システムの成熟を期待しながらも、自分たちに身近ですぐにできる人との繋がりを持ち、正しい知識を付け不安を安心に変えていきましょう。
このブログを通じて不登校や引きこもりで悩まれてるみなさんの気持ちに寄りそい、陰ながら応援していきたいと思います。
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さらに不登校やひきこもりの相談も無料メールと有料相談(オンライン対応)で受け付けています。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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学校復帰や外に動き出す時に壁になるのが勉強ですよね。
私も不登校やひきこもりを経験し社会復帰する時に勉強が大きな壁として立ちはだかりました。
今振り返ると自分だけで闇雲に勉強をするのではなく何か活用しながらできるだけ人の目を気にせず勉強できたらなと感じます。
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