不登校の夏休み明けはなぜ起きる?できる対策とは?経験者が語ります。

2019年8月10日


不登校夏休み明けはなぜ起きる?できる対策とは?について、不登校引きこもり経験者が語ります。

子どもにとって夏休みは一年の中でもっとも喜ぶ時期だと思います。

私も学生時代、夏休みがとても楽しみで、「ずーと夏休みが続けばいいのにな」って何度も考えてた記憶があります(笑)

でも夏休みが終わる頃には、今度は「2学期が始まったらどうしよう」「学校が怖いな」「行きたくないな」という気持ちが出てくる事です。

今回は、夏休み明けに起きやすい不登校の要因や対応策を考えてみました。

 

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夏休み明けに不登校になる理由は?

 

 

夏休み明けに不登校になるのは一般的に夏休み中に怠けた生活をしてると想像する方もいるかもしれません。

でも、私の経験から想像するに、一学期でなんとか学校生活を頑張り大変でしんどいなか乗りきって夏休みを迎え、ふたたび二学期をスタートする前に、一学期のしんどい事を思い出して学校に行けなくなるという状態になります。

ですので、夏休み明けに不登校になるのは、怠けというよりも一学期をなんとかギリギリ乗りきって、エネルギーを使いきる事でもう学校に行く力がないという事だと考えます。

この状態を怠けと見るか頑張りすぎてエネルギー切れをしたかと見るかで関わり方も変わるし、子どもの反応も変わります。

 

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無理やり行かせるのは不登校化を悪化させる?

 

 

不登校になりやすいタイプの子どもに多く見られるのが、真面目なタイプの子ども達です。

これらの子どもは普段から学校生活を不安だったり大変な中、親や周囲にギリギリ頑張ってるんだという姿を見せないよう気遣いながら過ごしています。

そして、夏休みに入りそのギリギリ頑張っていた緊張の状態が解放され、長期の休みの時間で心が落ち着いていきます。

 

ここまでは良いのですが、1学期の過ごし方が本当は日々不安だったり抱えきれないストレスを抱えた状態で過ごしていた場合、この心が落ち着いた後に夏休みが明けて始める2学期を悩み始めます。

その理由は「また1学期と同じ抱えきれない不安やストレス生活がスタートする」という事です。

親から見ると、夏休みが終わる時期に子どもがそわそわし始めいざ行かなくなるとなると、これが良く見られる甘えと捉えられてしまいます。

親からしたら1学期はあんなに頑張ってやっていけたのに、今になって何で行かなくなるのか分からないという印象を受けがちです。

こういう見方をしてしまうと、最初は嫌でも無理やり学校に行かせてまた慣れれば大丈夫で、また学校に生き続ける事ができるだろうと安易な答えを出しやすくなります。

こうして無理り行かせる事によって、子どもにとって学校はより嫌な時間を過ごす場所というイメージが出来上がってしまうので、数日や数週間学校に行った後に再び不登校になり頑として学校に行こうとしなかったり、親とのコミュニケーションを断ち切ったりします。

こうなるとより深刻な引きこもり化を作ってしまう要因にもなるので、夏休み明けに子どもが学校に行くのを不安がったりして落ち着かない様子の時は、見守りながらできる限りコミュニケーションを取っていきましょう。

 

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子どもの味方になり寄り添い支えよう

 

 

もし子どもが夏休みが終わる頃に不安がったりそわそわし出したら、そのまま放置せずできるだけ寄り添い一緒にその不安と向き合い考える関わりをしていきましょう。

多分、その時の子どもの心境はとても心細く誰か心の支えを欲している感じだと思います。

そんな時こそ、親として不安を共有し味方になる事で、夏休み明けの学校生活の不安を少しでも軽減したり行く力になるように支えていきましょう。

また、子どもに寄り添って関わっていると、子どもから親へ学校生活の不安やストレスの要因を教えてくれる事も出てきます。

そんな時は学校の先生の協力をお願いしましょう。

 

クラスメイトとの関係性がこじれてるとか勉強に付いていけないなど色んな要因があると思うので、フォローできる所はフォローしたり学校の先生と子どもの不安やストレスを共有して、できる限りのサポートや配慮を受けれるといいかと思います。

ただ、これは学校の姿勢や対応にもよると思うので、必要に応じて子どもの相談機関やスクールソーシャルワーカーさんなどにも協力をお願いする方法もあります。

 

人は誰でもそうですが、1人で落ち込んでいると自身も失い寂しいものです。

でもそんな時に味方になってくれたり、不安を一緒に受け止めて悩んでくれる人がいるだけで、勇気を貰ったり頑張ろう!という気持ちになったりするので、子どもが不安で学校に行けない様子を見せていたら味方になって寄り添いましょう。

 

学校生活の悩みを相談できる機関や人は?

 

 

ここでは具体的にどんな人や支援機関に相談できるかを紹介していきます。

 

スクールソーシャルワーカー

先ほども挙げましたが、スクールソーシャルワーカー(SSW)は学校生活の不安を相談できる人です。

相談を受けると子どもの変わりに保護者や先生と協力しながら、子どもが抱えている悩みを解決できる方法を一緒に考え動いてくれます。

他には地域で活用できる子ども支援機関や活動(無料塾・子ども食堂・不登校の居場所活動など)にもつないでくれたりするので、子どもや親だけでは思いつかなかった解決策をSSWは提案し導く力を持っています。

まず学校生活に不安や悩みを抱え出したら、SSWに相談する事をおすすめします。

 

スクールカウンセラー

スクールカウンセラー(SC)は子どもの悩みを聞き気持ちを受け止めてアドバイスなどをしてくれる人です。

他には保護者や先生にもカウンセリングをして不安や悩みや助言をしたりします。

SSWは具体的に行動面でのサポートをしますが、SCは心理面でのサポートをしてくれます。

とにかく相談だけしてみてい方はSCにまずはお話ししてみるといいでしょう。

 

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まとめ

 

不登校夏休み明けはなぜ起きる?できる対策とは?について、不登校引きこもり経験者が語りました。

夏休みは子どもにとって最大の楽しみでもあり最大の不安の時期でもあります。

学校生活を離れる事により子どもは頭のどこかでこれまでの自分を振り返り、夏休み明けの学校生活に不安を感じやすくなります。

そうして不安がったり学校に行かなくなる姿をただの怠けだけと安易に考えず、できれば子どもがどんな事に不安がったりストレスを感じているのかを知る事で、夏休み明けの子どもの学校生活を頑張り乗り切る力になる可能性があります。

すぐに不安の要因が分からなくても、子どもに寄り添って一緒に考えるだけでも十分に子どもが頑張ろうと思えるエネルギーになると思います。

 

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