不登校・引きこもりあるあるをまとめました。

2025年1月16日


不登校や引きこもりの人に見られるあるあるな行動などを自身の体験や支援経験からまとめてみました。

自分の子どもが変じゃないか?自分の子どもだけおかしいのではないか?と思う様な事も結構あるあるに当てはまると思うので、当てはまったら自分の子どもだけではないという事になりますよ。

 

なので、不登校や引きこもりでは全く持ってみんなと言って良いほど通る道だと思って見て下さいね。

 

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不登校・引きこもりあるある

 

 

それでは、よく見られる不登校や引きこもりのあるあるな行動や様子を見ていきましょう。

 

子どもの部屋の物をさわったり動かすとイライラする

 

子どもの部屋の物を触ったり動かしたりすると、子どもがイライラしたり怒ったりしませんでしたか?

これは、子どもの最後の居場所空間を脅かされるのが嫌な心理が働いて、触られたり動かされる事に神経質になります。

また、勝手に部屋に入るのも嫌だという場合もあります。

そんな時は無理に触ったり動かしたり入ったりせずにしましょうね。

 

ずーと手を洗い続ける

 

洗面所でずーと手を洗い続ける事もありますね。

これは家で過ごし続けると考える世界が小さくなり細かい事もでも気になるようになります。

そうなってくると、手を洗う事がやめられなくなり、汚いと思った物を触ったりすると自分の気が済むまで手を洗い続ける事があります。

実際に私も当時は5分近く手を洗い続けていました。

これは手を洗う行為で気持ちを落ち着かせている意味があります。

手を洗い続けた私は結局、手の油が落ちて肌がカサカサになりました。

これも無理に止めずにある程度気持ちが収まるまで様子を見てみて下さい。

 

質問しても答えれない

 

話の中で子どもに質問や確認をしても答えや返事がない事があります。

これはどう判断したらいいのか迷っており決めきれない事が理由です。

さらにAかBかという答えを用意した質問でも、子どもは相手や周囲の考えに合わせないとという考えになり、こういった質問にもハッキリした自分の答えを出す事がなかなかできません。

この時に良く返ってくる答えは「どちらでもいいですよ」「う~ん」といったように、自分で決めないような返事をする事が多いです。

この時は無理に答えや考えを引き出そうとせずにこちらで決めたりしていいでしょう。

決めた後に子どもの反応を見てみて、このままでいくのか変更するのかを考えていくといいでしょう。

 

昼夜逆転する

 

これもよくある事です。

この理由は簡単で、不登校や引きこもりになると自分のペースで生活を組み立てられるからです。

一般の人達は仕事や学校に家事など、ある程度責任が掛かってくる出来事があるので、決まった時間に生活のリズムがリセットされます。

ですので、朝起きて昼間は活動をして夜は寝るといったサイクルができますが・・・

不登校や引きこもりにこれらの要素がありません。

だから自分のペースになって生活のリズムが崩れ昼夜逆転の生活になってしまいます。

しかし、この行為には他の理由もあります。

昼間の時間帯は同じ学年の人達は学校に通ったりしています。

だからこの時間にはできるだけ起きたくない。寝ていたいという気持ちになり、逆に夜は同じ学年の人達も家に帰り居る時間なので、落ち着いて過ごせるという事で、夜に起きてしまうという事もあります。

健康に支障が出ない限りは様子を見るぐらいで良いと思います。

私達のように活動する事が増えてくると昼夜逆転も直ってきます。

 

理想と現実のギャップがある発言が多い

 

不登校や引きこもりの子どもとお話をしている時に、とても理想が高い話や現実離れした話をする事が多いと思います。

実際に私も当時はこうなれば、こうすれば自分は引きこもりから脱出できるのにと思う事がありました。

ある不登校で引きこもりの子どもには、「アルバイトをしたいけどできない。理由は実家暮らしだからしようと思う気持ちになれない。アパードでも借りて一人暮らしができるようになったらアルバイトを始めようという気持ちになって出来ると思う」といったような、一見、まともに見えるようでも、引きこもりだし、アルバイトを始めてから一人暮らしではないので、微妙に理想と現実のギャップがあります。

でも、子ども達はこういった発言をしながらも、子どもなりに真剣に考えて発言しているので、否定せずにその気持ちを受け止めていきましょう。

私の引きこもり経験と支援していて感じる事ですが、人は誰でも考えるだけだと理想と現実のギャップに開きが出てきます。

それを行動し経験値を貯めていく事で、理想が現実に近づいていくので、こういった発言をしたとしても否定せずに受け止めていきながら、行動し経験値を貯めていく事で現実的な方向に考えが向かっていくよに関わっていきましょう。

 

予定をドタキャンする

 

学校へ行く。相談に行く。お出かけをする。などの予定を一緒に立てたとします。

しかし、当日になり本人から「やっぱ気持ちが変わったから行かない」と言われたり、シンプルに「今日は行かない」と言われる事があったりします。

 

私も当時、これを繰り返した出来事がありました。

それは、半年間の間、興味があった英会話の体験レッスンです。

この半年間の間に、来週の土曜行く。明日行く。○○に行く。と母ちゃんと予定を立てながらも、当日になり「ごめん。やっぱ行かん」と何度も言ってはドタキャンしていました。

 

しかし、母ちゃんは内心がっかりしていたと思いますが、「分かった。いいよ。また今度ね。」と言い、サラッと返事をしてくれました。

このおかげで申し訳ない気持ちも高まり、半年経ったある日の土曜の朝に英会話の体験レッスンに行く事ができました。

 

このようにドタキャンする現象の背景として、本人の不安感がとても大きいのと、前もって1週間前からとか予定を立てると、家に居る暇な時間に当日の事を考え過ぎてしまい、良い事より悪い事ばかり考えて抱えきれない不安が増大し前日や当日にドタキャンするという事が起きます。

人は自然の原理として考えれば考える程、ポジティブな面よりネガティブな面が増大すると一般的に言われています。

これは不登校や引きこもりに限った話ではなくみんなに言える事です。

ましてや、この状況の人に考えるならポジティブになれという事は無理な話なので、こういった背景からドタキャンは起きるものと考えます。

 

物事を決めきれない

 

物事を決める際、本人に聞いても「分からない。どっちでもいい。」という言葉を良く聞く事があります。

じゃあこっちでいいねと判断し物事を進めると本人は、「こっちは嫌」とか言ったりします。

親としては「えぇ!?どっちなん。最初っから言ってよー」という気持ちになりでしょう。

 

しかし、この決めきれない現象も理由があります。

それは、本人が決断する事への責任を取りたくない。どっちが正解か分からないという事があります。

なので、やってみた後に「やっぱり嫌だった」という事が起きたりします。

 

また、複数の人で取り決めをする状況になると、「他の人はどう考えているんだろう?この人数の中で正解は何?」と、心の中で自問自答したりします。

そうなると、より自分の考えや結論が出なくなり周囲の人の考えも分からないので、「何でもいいです」といった、当たり障りのない回答に落ち付いてしまいます。

 

この例は私が参加している不登校やひきこもりの居場所活動でよく見られる現象です。

周囲の考えや答えを考えすぎるが為に、自分の考えがなくなり主張するのをためらってしまうからです。

 

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まとめ

 

いかがでしたか。

不登校や引きこもりに見られるこれらの行動は、実はよくみられる事でした。

決して自分だけの子どもがと思わずに極端な環境の為に起きる現象なんだと思って頂けたらと思います。

 

このブログを通じて不登校や引きこもりで悩まれてるみなさんの気持ちに寄りそい、陰ながら応援していきたいと思います。

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