引きこもり支援の問題点は?なぜ改善しない?経験者が語ります。

2025年2月11日


引きこもり支援問題点は?なぜ改善しない?について、不登校引きこもり経験者が語ります。

引きこもりは本人の問題だけでなく家族関係や社会環境にまでその改善が必要な事が多く見られます。

 

基本的には短期間で解決するのが難し問題でもあるので、本人支援だけに向いてしまうと、思うような改善が生まれなかったり、他に大事な要素を見逃してしまったりします。

今回は、引きこもりの支援の問題点について、支援の姿勢やスタイルに関する事を私の経験から解説していきます。

 

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引きこもり支援の問題点は?

 

 

引きこもり支援の問題点で強く感じる事は、【一方的な支援】です。

または強制を伴う支援とも言います。

これは引きこもりに限らず誰かを支援する際に基本的な姿勢として考えて欲しい事ですが、相手の気持ちに寄り添う事が大切です。

その理由は、相手が私達の支援する気持ちや姿勢を理解してくれないと相手が動いてくれないからです。

 

簡単な例にしますと、私達に突然訪問セールスの人がやってきて、「この商品はとても便利で良いから是非買って下さい」と言われるのに等しいと思います。

もしその商品が私達にとって納得出来たり必要と感じれる物でしたら購入もする可能性があります。

でも、納得できなかったり必要と感じないのであれば、ただの押し売り状態になり相手に対して嫌な気持ちになり、「早くこの話終わってくれないかなぁ」という気持ちにさせなります。

 

だからこそ、私達支援する側は相手の気持ちに寄り添う形で必要とするであろう支援をして相手に情報を提供する事が望ましいのです。

また、先ほどのセールスの話に戻りますが、上手く売るセールスの方は、いきなり商品の話をするのではなく相手の信頼関係を気付けるように世間話などで関係性を築こうとするようです。

それから商品を紹介するようにすると、相手も関係性が気付けて最初より信頼関係が出来ている人の話は聞き入れやすく購入に至るようになると言われています。

 

私達もそれと同じように支援の押し売り状態にならないゆうに、相手との信頼関係を築き上げる努力をしてから本題の支援をしていくという形が良いと考えています。

実際に私も引きこもり支援をしていますが、まずは相手との関係性の構築に力を注いでいます。

 

10代後半から20代前半の青年が多いので、ゲームやアニメにスポーツの話題で興味のあるものを見つけ出し、そこから話を聞きだして世間話からどんどん距離を詰めていき、関係性を構築し本題の支援に持っていっています。

その方が断然、私のお願いも相手は聞き入れやすくなりますし、お願した時に帰ってくる言葉で、「三村さん(私の名前)が言うのであれば、せっかくなのでします!」と返してくれました。

 

ですので、支援の押し売りにならないように、相手が納得したり必要と感じるような関わり方を心掛けましょう。

もし押し売りでも通用するかもしれませんが、結果的に後になって不満が出てきたりと、悪徳業者の売り方みたいになるので、気を付けて下さいね。

 

具体的な課題は?

 

具体的にこのような課題が存在していると感じます。

 

相談に行けない当事者や家族に対する支援が不足。

(まだまだ相談や要請があって動く支援が多いです。待ちの支援の限界がきています)

 

ひきこもりの居場所の次が見つからず対象年齢を超えても居場所に参加し続ける。次に繋がらない。

(実際に対象年齢を10歳近くオーバーしても同じ居場所から抜け出せない人が一定数います。)

 

不登校ひきこもり支援活動へのサポートが不足している。

(私も自費で居場所活動をしていました。同じように思いを持って支援する人が時間と労力とお金を削り、気持ちだけで頑張っている人が多くいます。支援者への金銭はもちろん。環境面⇒居場所の空間の提供。備品の提供などが必要。)

 

当事者が求めている物と支援者の提供している物がすれ違っている。

(当事者が必要としている支援が不足していたり提供できてない。支援して自己満足している事もある)

 

近年はスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー。訪問支援の整備など昔に比べ社会資源は増えてきていますが、それでもまた必要としている人達に届いているかというと、まだまだ届いてない事が多く感じられます。

私も訪問支援をしていますが、活動している福岡市の都市規模を考えると全然足りないと感じるぐらい、訪問支援の件数が少ないと感じています。

 

確かに社会資源は充実させてきていますが、結局その資源を必要に応じて支援を求めている方達に繋げていかないと、ただの宝の持ち腐れになってしまいます。

例えると、バスが30台あっても1台しか運行していない状態と一緒です。

これだと、物はあっても使われてないので、支援は行き届いていないと同じ事になります。

 

なので、近年社会資源は増えてきているので、それを求めている方達に届ける努力もしていかないと思いますし、また、居場所や学習などを支援する民間の団体への金銭的な支援もまだまだな所が感じられます。

そういった強い意志を持った支援者や団体が金銭的にもサポートを受け、当事者も支援者も共存できる社会の枠組みが構築されて欲しいと思います。

まだ現状は、安い賃金で時間と労力をすり減らし複数の仕事を掛け持ちしながらこの活動にあたっている人が多くいると感じるので、やはり金銭的な後押しも最終的には当事者支援が充実する所に繋がるので必要だと私は考えています。

 

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引きこもりが改善しないのは本当?

 

 

冒頭でも触れましたが、引きこもり支援は基本的に長期間の支援や繋がりが必要になると考えています。

ですので、なかなか目に見える形での改善を感じるのは難しいかもしれません。

また、問題の程度によっては短期間で改善も可能ですが、実際に私が11年以上引きこもり支援に関わっていますが、11年前に関わった方で今でも引きこもり状態から抜け出せない方もいるのも事実です。

 

引きこもり支援の問題点の所で出したように、どれだけ私達が相手にとって必要だと思う支援や関わりをしても、相手にとって必要性を感じたり理解してもらえなければ改善するのは難しくなります。

そんな時は時間の経過やタイミングに相手の経験値も理解する為には必要な要素になるので、支援の押し売りをせずに長い目で見てできるだけ支援の繋がりを絶ち切らないようにして下さい。

 

私も数年前から資格を取るのを周りに勧められても必要性を感じなく理解できずにいましたが、ようやく最近になって仕事の不安も出てきた事で、「やっぱり資格は自分に必要だ」と感じるようになり、資格取得に向けて動き出しました。

私の例のように、引きこもり支援でも相手に必要性を感じてもらえるには、時間やタイミングに相手の経験や環境によるものが出てきます。

上手く支援がいかないからといって焦らずにじっくりと関わって下さいね。

もし担当から外れる時は次の支援に繋げるようにして下さい。

 

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その人のペースに寄り添う姿勢が大切

 

 

ここまで引きこもり支援の問題点について解説してきましたが、シンプルに言うと【その人のペースに寄り添う支援】が大切になります。

 

私達だって自分の気持ちを分かってもらえたり受け止めてほしいですよね。

いつも私達を批判する人とは距離を置きたくなります。

また、いつも話を聞いてくれる人からお願いされた方が、批判するひとのお願いより受け入れやすいですよね。

 

このように寄り添う支援にはメリットが多々あります。

セールスの押し売り支援はその時は一時的に効果があるよに見えますが、問題の本質は改善されないままに表面上の改善になるので、また少しつまづいたら引きこもりに逆戻りだってあります。

私達支援する側も何かの不安や悩みを抱えながら生きています。

その自分も受け止めて、相手の気持ちも受け止めて共に生きていきましょう。

 

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まとめ

 

引きこもり支援問題点は?なぜ改善しない?について、不登校引きこもり経験者が語りました。

世の中には色んな考えや支援法があるので、それは一つの選択肢として否定はしませんが、私の支援方法は時間が掛かります。

ですので、みなさんに響く支援方法を活用されていいと思います。

 

私が人の支援で思う事は、算数のように1つしか答えがあるのではなく、国語のようにある程度の答えの枠があると思っています。

だから同じような態度をしても、1人1人答えが違ってくるのではないかと思います。

こちらの主観だけでいくと相手が求めてない時に支援が上手くいかなくなるので、だからこそ相手の気持ちに寄り添う支援が必要となってくるのではないかと考えています。

 

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ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
 
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