不登校担任の対応は?気持ちがしんどい?


不登校担任対応は?気持ちしんどい?について、不登校引きこもり経験者が語ります。

不登校は本人だけでなく親も先生も悩んだり葛藤があったりします。

実際に過去私が講演会でお話しをした際、終わってから声を掛けてくれた方の中に先生をしていた人がいました。

 

その方は「1クラス何十人も見ていかないといけないクラス運営で少数の不登校に対応する事は、必要だと思っても限られた時間と労力を考えると、どうしても多数の方に動いてしまう事がある」と言い、分かっていてもできない状況があるという葛藤や現実を教えてくれました。

今回は、不登校でどちらかというと矢面に立たされる場合のある先生の対応や悩みについて、私も過去に通信高校の職員をした経験に基づいて先生としてできる対応や考え方をお伝えしていきます。

 

<スポンサードリンク>



不登校を持つ担任の対応はどうしたらいい?

 

 

不登校は現在、小学校で60人に1人。中学校で17人に1人。高校で50人1人。と言われたりするぐらいいて、1.2クラスに1人は不登校がいる傾向になります。

という事はほとんどの先生は不登校を持つクラスを担任している事になります。

しかも割合的にはクラスに1人ぐらいの人数なので、冒頭でお伝えしたようにクラス運営を考えると多数の生徒は時間や労力が割かれてしまうのは、近年言われている過酷な先生の仕事状況から仕方のない事だと感じます。

 

でも、だからと言って疎かにもできません。

そんな大変な状況にある先生だからこそ専門性を持った方に頼ったり、人的資源を使っていくようにしましょう。

 

SCやSSWを活用しよう

 

 

では、限られた時間と労力で不登校になった生徒とどう向き合い対応したらいいのか?

それは、スクールカウンセラー(SC)とスクールソーシャルワーカー(SSW)を活用し一緒に協力して関わっていく事です。

他には不登校専門の先生がいたらこちらも協力して一緒に向き合っていきましょう。

 

SCは悩んだ生徒の心理的なケアを行ったり、親や先生と面談をして相談相手の心理的な負担をケアしたり減らしたりする役割があります。

また、場合によっては適切な支援機関にも繋げたりできるので、特に不登校やひきこもりタイプの子どもは心理的ケアが必要になってくる子が多く、SCの専門性が発揮できる役割を持っています。

特徴的には、心理面のケアを重視しています。

 

次にSSWは悩める生徒の取り巻く環境の改善を考え、相談者に適切な社会資源(支援先・制度)を紹介したり繋げたり提案する役割を持っています。

具体的には、不登校の居場所活動。児童相談所。社会福祉協議会。フリースクール。通信高校(学校)。当事者の会(親の会)。習い事。学習塾。家庭教師。NPOなどの不登校支援団体。などあります。

特徴的には、環境改善を重視しています。

 

この2つの専門性を持った人達に、学校で不登校担当の先生がいましたら、過去の対応した事例や関わる上でのアドバイスを貰うなどして、少しずつ理解を深めながら先生1人で向き合って負担の掛かり過ぎないように向き合っていきましょう。

 

SCやSSWがいない場合はどうする?

 

しかしながら全部の学校にSCやSSWがいるとは限りません。

中にはいない学校もあると思います。

そんな時はお住いの地域の児童相談所や社会福祉協議会にコンタクトを取ってみて下さい。

 

児童相談所は名前の通り児童に関する相談を18歳未満であれば受け付けているので、不登校に関する相談も先生からする事ができると思います。

社会福祉協議会も幅広く福祉の支援をする団体なので、お住いの地域に児童相談所が無かったり遠い時は、社会福祉協議会に相談する方法もあります。

なので、クラスで不登校の生徒が出てきたらまず相談し、そこからアドバイスや他の支援機関を紹介してもい、連携しながら対応にあたっていくと、1人で試行錯誤して関わっていくより、柔軟で適切なサポートができると思います。

 

また、できるならば学校にSCやSSWが配置されるように学校や教育委員会などにお願いするのも、支援の環境整備として進めていけるといいでしょう。

 

<スポンサードリンク>



担任の先生もしんどい!?

 

 

実際に教育現場では、不登校にどう対応したらいいのか?

そもそも普段の業務が手一杯の中、クラス運営を考えると不登校の対応が初めてだったり言葉は知っててもどんな関わり方をしたらいいのか分からない先生も多数いると思います。

人間誰でもそうですが、分からない事を進めていくとストレスも溜まるし不安になったりとしんどい気持ちになります。

 

こちらも冒頭の先生の言葉通り、多数、少数のジレンマと適切な対応方が見つからないままに先生の経験値のみで対応していく不安に、先生自身も大きな負担がのしかかっていると考えられます。

 

でも、日頃の業務に追われ、朝~夕方まで授業。生徒の指導。夕方からは保護者対応。資料作成。会議。部活と、日々とてつもない業務をこなす先生に、不登校のデリケートなケアをする事は大変な事だと考えられます。

 

なので、クラスで不登校が発生した時は、1人で抱えずSCやSSW。児童相談所などを活用し、先生以外にも多様な人的資源を使い複数人態勢で向き合うようにしていくと、負担も減り専門性を持った適切な支援もし易く、色んな人の経験や知恵を活用する事ができるので、支援の幅が大きく広がっていきます。

 

先生の気持ちや本音は?

 

 

先生としては必ずしも不登校のご家庭に伺ったり頻繁に連絡を取り合ったりして対応する事は、みんなができる事ではありません。

また、所属している学校の事情や方針により対応に割く時間が優先順位から漏れたりもするでしょう。

さらに家庭訪問や連絡を試みてもご家庭によっては遠慮されたり連絡が繋がらなかったりと、対応をしても相手側が非協力的だったりするとなかなか適切な関わりができません。

そこに学校側から不登校対応をもっと進めるように言われたとして、保護者と連携も取れない中、学校の方針として関わらないといけない。しかも、日々の業務を担いながらだと先生自身も病んでしまうと思います。

 

正に、保護者と学校の板挟み状態です。

 

私の知り合いに現役の中学校で先生をしてる人がいますが、一教師の本音として「自分自身も不登校を経験した事が無く日々の業務で大変だから、正直不登校にどう対応したらいいのか分からない。気持ちも理解しようとしてもできない」と言っていました。

 

でも、これが先生の多くが持たれている本音だと私は感じます。

人間分からない事を分からないまましようとすると無理してしまいますし、それが大きな負担となって他の業務にも支障が出ます。

 

なので、不登校の生徒に対応する際は、SCやSSWに不登校対応の先生。または児童相談所などの専門性を持った人の協力を得ながら、分からないまま無理に対応する事無く、自身のできる事と分かる範囲で関わっていくといいかと思います。

また、分からない時は専門性を持った人達に確認し、こちらも分からないまま無理に不登校生徒や保護者に関わっていかなくていいかと思いますし、分からない事に対する理解が深まったりするので、先生達も安心して不登校と向き合える状況が作れるようになると思います。

 

<スポンサードリンク>



まとめ

 

不登校担任対応は?気持ちしんどい?について、不登校引きこもり経験者が語りました。

不登校の対応で親だけでなく先生も色んな不安や葛藤があると思います。

急いで動こうとせず、分からない時は確認されて、無理し過ぎずに対応にあたられて下さい。

 

また、解決法になるか分かりませんが、私のブログの無料メールも良かったら使われてもいいですので、頑張り過ぎないよう先生も日々の業務に励まれて下さいね。

 

このブログを通じて不登校や引きこもりで悩まれてるみなさんの気持ちに寄りそい、陰ながら応援していきたいと思います。

みなさんがこのブログで書いてほしい事や知りたい事を募集しています。

さらに不登校やひきこもりの相談も無料メールと有料相談(オンライン対応)で受け付けています。

最後まで見ていただきありがとうございました。

⇒ブログで書いて欲しい事はこちらをクリック

⇒無料メールと有料相談(オンライン対応) 講演会・仕事の依頼はこちら

⇒運営者のプロフィールはこちら

学校復帰や外に動き出す時に壁になるのが勉強ですよね。

私も不登校やひきこもりを経験し社会復帰する時に勉強が大きな壁として立ちはだかりました。

今振り返ると自分だけで闇雲に勉強をするのではなく何か活用しながらできるだけ人の目を気にせず勉強できたらなと感じます。  


そんな思いをしている方へピッタリのおすすめ勉強方法があります。

2週間の無料期間や低額で手軽に学べる方法に自分の目標に合った本格的な勉強法まであります。

この機会に自分に合った勉強方法を探してみてはいかがでしょうか?

⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法はコチラ