不登校で教室に入れない時はどうする?

2024年11月29日


不登校教室に入れない時はどうする?について、不登校引きこもり経験者が語ります。

不登校になるとただでさえ学校に行くのが嫌な状態なのに、学校に登校して教室に入るなんて至難の業と言ってもいいぐらい、とても勇気のいる事だと思います。

私も不登校になり約1年が経とうとした頃に、再び学校に登校する(保健室登校)ようになり何度か登校を重ねて2学期最終日に担任の先生のサポートの元、不登校になって久しぶりに教室に入る経験をしました。

その時の状況は今でもある程度は覚えているぐらい、緊張した場面でした。

実際に教室に入るまで色んな葛藤があったので、今回は、その経験を踏まえて教室に入れない時にどんな事ができるのかや、教室に入る為に必要な事をお伝えしていきたいと思います。

 

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不登校で教室に入れない時はどうする?

 

 

不登校ですぐに教室に入れる人はなかなかいないと思います。

実際に私も1年近く不登校になってから教室に入る事ができなかったですし、今は支援でたくさんの子ども達に関わってきましたが、ほとんどの人が、簡単に教室に入る事はできなかったと記憶しています。

 

では、教室に入れない時はどうしたらいいのかを私の経験から提案していきます。

 

まずは保健室やカウンセリングルームなどの教室以外の場所から慣れてみる

 

今の学校は保健室やカウンセリングルームなど、不登校に対応した場所やサポートが昔より整っています。

教室に入れない時は、無理に入ろうとせず、今の状態できる事を積み重ねる視点で行動していくといいかと思います。

そういった中で、保健室やカウンセリングルームなどは、教室よりも刺激が少なく周囲を気にしなくても良い環境があるので、学校に登校した時の居場所として、慣らしていくのはいいかと思います。

 

実際に私も、保健室登校をきっかけに楽ではなかったですが、教室に入れるまでにステップアップしたので、教室以外に自分が身を置ける場所を学校で作っていくのは良いかと思います。

 

先生や同じ状況の人と繋がりを作る

 

学校の保健室やカウンセリングルームの先生。スクールソーシャルワーカーやカウンセラーなど、学校には関われる人がいます。

また、他に不登校の児童もいたりして一緒の時間を過ごす事もあるでしょう。

そういった人達の中からできれば少しでも安心できる人を見つけれると学校に対する不安は少し軽減されたり、教室に入る勇気が生まれたりするかもしれません。

 

私の場合は、保健室で過ごした時間がとてもゆっくりで他の生徒に見られる機会も少なったから、保健室登校を機に教室に再び入る決断をできたと思います。

 

教室に登校するタイミングを考える

 

教室やクラスメイトの雰囲気も教室に入る入らないの大きな判断材料になると思います。

私も再度入った時のタイミングは2学期の最終日の帰りの時間でした。

 

このタイミングであれば、帰りの時間さえ過ごしきればすぐに終わる(体感はとても長く感じていました)し、翌日からは冬休みに入るので、緊張して疲れた心と体を休ませる時間もあります。

 

その結果、私は2年の3学期からは、週に2.3回学校に登校し教室も入って他のクラスメイトと一緒に授業を受けたり、その時期にあった修学旅行も行ったりして、その時期は勉強はしてなかったので付いていけなかったけど、クラスメイトと仲良く過ごせた思い出を作る事ができました。

 

ですので、教室に入るタイミングは、最終日とか、逆に新年度の4月から心機一転登校する計画を立てるのも有りかと思います。

 

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人間関係のこじれによって入れない時の対処法

 

 

人間関係のこじれによるクラスメイトの悩みは学校や教室に足が向かなくなる原因の一つになると思います。

私も小学校高学年から中学入学時期まで、クラスメイトや部活の同級生からからかいなどのいじめに合ってました。

当時、それが嫌で逃げたい気持ちもあったし、「どうしたら気にならなくなるんだろう」と対処法も考えたりしました。

 

しかし、考えれば考える程、負のループに陥り、自信を失って逃げるように学校に行かない。教室に行かない。という気持ちに傾いていったと思います。

 

中学1年で不登校になった時の気持ちは、「何で自分をいじめてくるの?」「逃げてもしつこくくるやん!」って受け身に走ってました。

 

しかし、中学2年の2学期から再登校を始めた時の気持ちは逆に開き直って、「いじめてくる奴は絶対許さん!してきたら反撃してやる!」という強い気持ちを持って行くようになりました。

 

そうすると、今までいじめてきた同級生からいじられたりいじめられる事が不思議となくなっていきました。

もしかしたら、当時、学校で珍しい不登校生だったので、学校の先生が色々動いていたのかもしれません。

 

それでも、周囲の反応が変わったのは、私自身が強い気持ちを持って学校に登校したから、その空気を感じ取っていじれなくなったのかもしれないな?と、当時を振り返ると私はそう思ってしまいます。

 

多くの人が人間関係のこじれにより、足が向かわなくなっていくと思いますが、その時の対処法としては、強い気持ちを持ってみたり、逆にその状況を客観視して楽しむぐらいの柔らかい気持ちを持つ事で、対処できたりするかもしれません。

 

結局の所、学校に足が向かない程度に応じて、柔らかくいくのか?

強くいくのか?を、試してみてもいいかと思います。

 

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学校に行くペースを考えてみる

 

 

学校に生きづらい人の中には、はっきりした原因が分からないまま行きづらくなる事もあります。

その時に試せる事が、無理に毎日学校に行こうとせず、自分の行けるペースで学校に行ったり休んだりする方法です。

 

こうする事で、学校で感じるストレスを軽減でき、学校に対する不安をある程度抑える事もできたりします。

実際に再登校できた私でも、毎日学校に通えた訳でなく、学校に行ける日は登校し、行けない日は学校を休んでいました。

 

私が中学時代を過ごした90年代後半でも、それで先生が無理強いする事はありませんでした。

今の時代はその辺の対応も柔軟になっているので、本人が休んだり登校したりのペースで今はいいのであれば、毎日登校ではなく、休みを入れながら自分のペースで行けるようにしてみるのもありかと思います。

 

理由がハッキリして対処できない時は休むのもあり

 

逆に〇○がしんどくて行けない!という理由がハッキリしていて、学校に行くのが明らかにキツい場合は、一定期間休む事もありかと思います。

 

これも私が中学3年生の2学期から再び完全に休むようになった原因に、中学3年で同学年全体の雰囲気が一気に受験モードに入り、勉強をしてこなかった私には、その受験モードに耐えれず、卒業までほぼ学校を休んだ経験があります。

 

この原因の時は勉強が出来てないと対処のしようがなく、私は家で勉強をしていなかったので、今更頑張った所ですぐに取り返せません。

なので、学校を休んで受験のストレスから距離を置くように家で過ごしていました。

 

こうして理由がハッキリしている時は、対処できる時はその方法を考え実行してもいいですが、私の場合のように勉強してなかった私が受験モードをやり過ごす事は無理なので、対処が難しい時は思い切って休み、減らせるストレスを軽減するという休み方もありかと思います。

 

原因が分からない事も多くあります

 

学校に行けなくなったり、教室に入れなくなる原因が分からないけど、とにかく行けないという事も多くあります。

 

それは、まだ成長段階の子ども達なので、自分の深層心理を考えたり、今感じている不安やストレスを言葉でどう表現したらいいのか分からなかったりします。

 

それが、「めんどくさい」や「どうでもいい」といった言葉として出てしまい、親の受け止め方としては「何も考えてないな?」「もっと真剣に考えなさい」と、ネガティブに捉えてしまい、互いに気持ちのすれ違いが起きる要因となってしまいます。

 

私も中学当時、「○○が原因で学校に行きません」と言えてないですし、原因がハッキリしないまま、もやもやを抱え学校に行けなくなっていきました。

 

そして、私は内気な人間だったので、自分の感じた事や表現する事に抵抗があったり、伝える事が難しかったりしたので、簡単に使えるありきたりな言葉を使って済ましていたのかもしれません。

そうな状況で出た言葉に、「うるせぇ!」「黙れ!」「もうどうでもいい」という、ネガティブに受け止められる表現になってしまい、私の不安やもやもやを上手く伝えられなかった記憶があります。

 

そんな時、親としては、無理に原因を探ろうとせず今素直に思った事や感じた事を子どもが話せるのであれば話してもらい、その言葉を受け止め、その気持ちや感情に寄り添ってみましょう。

 

そうする事で、話した方も、少し不安やもやもやが軽減出来たりします。

 

子どもが感情が抑えられず考える余裕がない状態であれば、学校を休んだりする事も対応として考え、ある程度気持ちに余裕ができる状況になってきたら、世間話などの普段のコミュニケーションを取り入れながら、子どもと一緒に学校での困り事を考えて、抱えている感情を上手く表現する方法を考えてみてもいいかもしれません。

 

なので、原因が分からない時は、無理に探そうとせず、分からないまま、学校を休むぐらいキツい時は休み行けそうな時は登校したりするという、本人の気持ちに寄りそって一緒に動いていくのもありかと思います。

 

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安心できる人や仲間の存在は大きな力になる

 

 

ここまで教室に入る為の方法や準備についてお伝えしていきましたが、学校に登校したり教室に入れるようになる為にとても大切な事を言いますと・・・

 

安心できる仲間を持つ事です。

 

これは意識しても持てない時もありますし、その時の先生や他の生徒との相性もあるでしょう。

しかし、私の経験でも親身になってサポートしてくれた担任の先生や、教室に登校後に仲良くしてくれたクラスメイトの理解があったから再び学校に登校する事ができ、少し心が学校に行こうと傾いていた時期でした。

 

人はどんな時でも1人で物事を進める事ほど、孤独でしんどい事はないと思います。

それは社交的であっても私のように内気で引きこもり気質であっても、数は違えど人との繋がりが一番の心の安心を生み出してくれます。

 

もちろん、そんな仲間を作らずとも気合で学校や教室に行く事は物理的にはできますが、やはり心から安心して自らの意思で行動するには、安心できる仲間の存在程、大きな力になる事はないと私は経験して感じました。

 

みなさんも、始めから教室に入る事をゴールにせず、まずは学校で安心できる場所や人を見つける事からトライしてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

不登校教室に入れない時はどうする?について、不登校引きこもり経験者が語りました。

教室に入れない時に無理に入ろうとせず、まずは家の中で安心できる場所を作ったり、安心できる家族に頼ったりしながら、学校でも同じように安心できる場所と仲間を見つけ、教室に入るタイミングを考えながら、なるべく自分に負担の少ない教室への登校を模索してみてはいかがでしょうか。

 

私でも勇気を振り絞りましたが、不登校から学校へ再登校できたので、みなさんも可能性は十分にあると信じていますし、応援しております!

 

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