講演活動をしてきました。福岡市こども総合相談センター 思春期ひきこもり支援フォーラム

2019年10月6日


9月29日あいれふ(福岡市健康づくりサポートセンター)で、約100人の親子や支援者を対象に、不登校やひきこもりを経験し福岡市の居場所を利用した経験を持つ、10代20代30代の方10名(3名が女性)と一緒に当事者の気持ちを発信しました。

 

 

この講演会は、福岡市こども総合相談センターが主催している「思春期ひきこもり支援フォーラム」で、私はこの会で司会進行役を行い、当事者10人の気持ちを引きだし参加者に分かりやすく伝える橋渡し役をさせてもらいました。

 

私は講演活動をして10年目になりますが、私以外の発表者は初めての方だったり緊張している様子でしたので、いかにその方達の緊張をほぐすかに最初は集中してボケたりもしてみました。

その様子を私の友人が動画で撮ってくれたので良かったら暇つぶしにでも見てみて下さい(笑)

講演会冒頭の1分ぐらいの動画です。(雰囲気が少しでも伝われば・・・)

 

 

さて講演会では、参加者10名の自己紹介や不登校やひきこもりについてのお話をしていき、当事者10名それぞれの思いや考え方が出てきてとても新鮮で色んなパターンがあるんだと私も聞いて感じました。

当事者から出てきたお話の中で個人的に良いなと思ってピックアップした言葉を並べていきます。

 

当事者の思いや考えの言葉

 

 

■生き方について

 

良い意味でのあきらめが必要かもしれない。

周りと比べてしまう自分がいました。

自分を否定しないように考えれるようになりました。

自分の気持ちを見つける事が良いかも。

「まーいっか」という言葉を言うようになれた。

人との出会いが自分が変わるキッカケになりました。

 

■親に対して

 

お父さんとお母さんで全く違う言葉や考えが出てきて困惑する。

矛盾した対応が嫌だった。

素で生きたいと思った。

 

■自分の不登校やひきこもりの時の様子

 

学校で孤立していた。

親に部活に入れられたり塾に入れられてだんだん耐え切れなくなった。

ネットでいじめにあっていた。

小学校から不登校だった。

中学校の頃に自殺未遂をした。

お腹が痛いなど体調を崩していた。

2度ひきこもりを経験している。

うつ病と診断された。

精神疾患を起こした。

親の言う通りに生き我慢や無理をして生きていた。

学校が嫌で頭が痛くなったりパニック障害を引き起こしたり吐いたりした。

学校も地獄だったがひきこもっても地獄だった。

発達障がいでADHDだった。

居場所や友達が欲しいと思った。

学校でいじめや体罰があった。

子育てで両親が対立して離婚した。

家庭環境が悪くて自暴自棄になったりした。

ゲームばかりして現実逃避をしていた。

大人は完璧な人間に見えていた。

 

■改善のきっかけ

 

信頼できるカウンセラーとの出会い。

安心できる居場所や人との出会い。

一人旅をして行動してみた。

安心できる人との関わりから自信が持てるようになった。

好きな事や興味のある事をしている内に外に出れるようになった。

家族を始めとする周りの環境が変わった。

自分の話を聞いてくれる受け入れてくれる人ができた。

 

■不登校やひきこもり当事者に伝えたい事

 

誰か話ができる人や聞いてくれる人を見つけて下さい。

つらい中で無理しないで欲しい。そういう中で楽を覚えて欲しいです。

我慢や興味の無い事を無理やしてもキツくなるだけです。

行動すると気持ちや精神状態が変わると思います。

色んな人がいるという事が外に出て分かりました。なので1人でいないで外の誰かと繋がってみて下さい。

 

■親や支援者に対して伝えたい事

 

当事者に無理をさせないで欲しい。

不登校やひきこもりが長いと動けなくなるので大小の刺激やけっかけも必要。でも、当事者に負担を掛け過ぎない無理をさせないようにして欲しい。

 

といった言葉が参加した当事者の10名から出てきました。

 

まとめ

 

 

私は彼ら彼女らの話を聞いて感じた事をまとめると、不登校やひきこもりは当事者だけでなく家族の問題である意識が大切なのかと感じました。

だからといって、親の子育てが悪いからとかいう犯人捜しをするという事ではなく、子どもの不登校やひきこもりをきっかけに家族の関係を見直すようになって欲しいと思います。

不登校やひきこもりの起きやすい要因として改めて浮き彫りになった事は、家・人・学校・仕事などの生きていく上で欠かせない環境に安心できる場所や人との繋がりが希薄だったり無くなったりする事で、自分の世界に閉じこもるようになっていくのだと感じました。

逆に改善するヒントを同時に貰った気がして、これらの生きていく上で欠かせない環境を安心できる物に変化する事ができると、また外に出て生きていけるようになるのではないかと思いました。

不登校やひきこもりは決して誰も望んでなっている訳ではないですし、親はもちろん望んでいません。

でも、みなさんそれぞれの人生を振り返った時に、望んだとおりに生きていけてますか?

多分、ほとんどの人が望んだ人生を歩めず挫折したり、自分の気持ちを押し殺したりしながらも生きている事でしょう。

それと同じように不登校やひきこもりの人達も望んで生きている訳でない事を知って下さい。

この現実を受け入れる事は親子共に時間が掛かり永遠のテーマとも言ってもいいぐらい、頭では受け入れようとしても体や心が付いていけないかもしれません。

それぐらい、今の社会や世の中が不登校やひきこもりに厳しい世の中という事になるのかもしれませんね。

 

私は発表してくれた当事者たちの姿を見て、何でこんなに真面目で頑張り屋さんの人達が苦しんで生きていかないといけないこの世の中って何?と思いました。

 

もしこの記事を読んで、
 
・どう関わればいいのか分からない
・理由が分からない状態にモヤモヤしている
・子どもが急に話さなくなり不安だ
・一人で考えるのがつらい
 
と感じた方は、
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無理に学校へ行かせる方向にまとめる相談ではありません。
 
あなたやご家族の状況や気持ちを
丁寧に整理しながら、
今後の選択肢を一緒に考える相談です。
 
相談することで、
 
・気持ちが整理できる
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※個別相談について

社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
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まずは 無料メール相談からでも大丈夫です。
詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。

 
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
 
不登校やひきこもりの状態では、
「今すぐ何かを始めなければ」
と焦る必要はありません。
 
ただ、もし
・学校の勉強から長く離れていて不安がある 
・再登校や次の一歩に向けて、少しずつ準備したい 
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必要なときにだけ参考にしてもらえたらと思います。
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