「私を救わないでください」不登校や引きこもりのリアルな声
不登校や引きこもりのニュースや記事を探して良い物をまとめて紹介する記事はこのブログにありますが⇒不登校・引きこもりに関する良い記事や情報をまとめました!
今回見つけた引きこもり当事者の支援に対するリアルな声を見て、まとめ記事に紹介するのがもったいないぐらいとても確信を付いた気持ちを表現してくれていたので、私のブログでも一つの記事にしようと決めました。
その記事は「ひきポス」という、引きこもり当事者や経験者の声をリアルに発信するサイトより紹介されていました。
その記事がこちら⇒受援力 私を救わないでください
正直、上に紹介した記事を見て頂いたら全てが分かるんですが(笑)
私も同じ経験者ですので、記事の中でも特に共感した文章を抜粋して、私の思いや考えなども交えて解説していこうと思います。
素直に紹介した記事を見たい方はこちらから⇒受援力 私を救わないでください
私の解説を見てから見られる方はそのままこのページを下にスクロールしてみて下さいね。
Contents
引きこもり当事者はそもそも救われたいのか?

私達、支援者や親や大人になどの不登校・引きこもり当事者以外の人達は、支援するのが良いというなんとなくぼんやりと正義感や使命感を持って関わったりするのではないかと思います。
果たして当事者はその気持ちを持った人たちを求めているのでしょうか?
以下「受援力 私を救わないでください」の紹介記事より引用です。
ひきこもり支援の中には、ひきこもりを「救う」とうたう団体があります。しかしひきこもり当事者は、そもそも「救われたい」のでしょうか?
引用:https://www.hikipos.info/entry/2019/08/22/070000?fbclid=IwAR3UhTr8j-Z9YjX8ZlJc_xuXaEmG-aNaPjPTR17ZUa7GKMpyJHFa65GKKVA
そうなんです。
そもそも引きこもり当事者は救われたいという気持ちを持っているのかという、こちらがそうであろうと思い込んでいる所にズレが出てきたりします。
私も当事者であり今は支援をしていますが、私の経験から救われたいという気持ちよりも、変わりたいという気持ちの方があるのかなと思ったりしました。
誰かに助けて欲しいではなくて、いつか変わらなければという感じです。
ここに支援者が救ってあげてるという気持ちを持っている事で、当事者が支援者の思うように動かなかった時にイライラやストレスが出てくるのかなと思います。
親でよくあるのが、何々をしたからあなたもいいかげんにしなさいといった、こちらの救ってあげてるという勝手な気持ちを押し付けるような感じですね。
でも、それは当事者は求めていない事を支援側が勝手にしている自己満足でもあるかもしれませんね。
就職が希望ではない

就職が「救済」であるならば、そもそも私は「救われたい」なんて思っていなかった。
魅力的な人と出会ってから後、ほんのすこしだけ、わずかでも、世の中に期待できるかもしれないという希望を抱くようになってからのことだ。
自分が苦しいということを感じ、そして信頼できる誰かにめぐりあえたなら、その時に自分が、社会的なものの方に向かって助けられてもかまわない、と判断するだけの期待感……、とでもいうようなもの。
引用:https://www.hikipos.info/entry/2019/08/22/070000?fbclid=IwAR3UhTr8j-Z9YjX8ZlJc_xuXaEmG-aNaPjPTR17ZUa7GKMpyJHFa65GKKVA
支援者は就職や学業がひとつのゴールになっていますよね。
でも、当事者は就職や学業が自分を動かす原動力にならない事を教えてくれました。
私もこの方と同じように、確かに就職や学業は必要だと感じていても、それが希望を持って動き出す力になった訳ではないと思います。
そういった事よりもいかに「この人だったら分かってくれるだろうな。この人だったら頼ってもいいかな。この人が言う事だったら信じて動けるな。この人の為に私も頑張ろうかな。」といった、信頼や魅力を感じる人との繋がりの中から、世の中に希望を見いだし動き出す力に変わっていったりします。
私も当時、とても変わっているけど魅力的な心理士さんと出会い、どんな姿の私を受け止めてくれる大人や仲間に出会えたことが同じように世の中に対しての希望を見いだし、頑張ろうと思え動く大きなきっかけになっています。
そういった事があってからの今の社会で生きるために必要な手段として、学業や就職へと向かっていく感じだと思いました。
自分に手をさしのべるものは、すべて悪害のように感じられていた

あらゆる社会的なものや、自分以外のすべての人が敵のように見えて、自分に手をさしのべるものは、すべて悪害のように感じられていた時期が長くあった。
支援」のあり方が、当事者に対して就労や納税への短絡的なプレッシャーをかけるものなのだとしたら、むしろ私のような者の受援力を下げることになりかねない。
それは結果として、「ひきこもりの救済」から遠のかせることになるだろう。
労のために何かをせねばならない目標の設定されたプログラムよりも、ただ「居る」だけでかまわない居場所や、おびやかされずに一緒にいることのできる話し相手との出会いなど、当事者の心身を落ちつかせる取り組みが充実した方がよほど良い。
引用:https://www.hikipos.info/entry/2019/08/22/070000?fbclid=IwAR3UhTr8j-Z9YjX8ZlJc_xuXaEmG-aNaPjPTR17ZUa7GKMpyJHFa65GKKVA
ここまで解説したように就労がゴールであったり救っているという気持ちの関わり方が、当事者との気持ちのズレを生み互いに信頼できる関係が作られないまま、思うような変化が出てこない事が出てきます。
この関係を互いに続けていると距離が出てきて、いくら関わっても物事が進展しないようになっていきます。
そうなると支援者はよりゴールを意識し、結果的に当事者に対してよりプレッシャーを掛ける関わり方になる可能性だって出てくるという事です。
こうして当事者は支援者に対しての不信感が募り他の支援者をもよりつかせないようになったりしていきます。
こうなる要因に、当事者が求めている物を考える。要は当事者の気持ちを考え理解する事が大切になっていくわけです。
支援者が勝手に「こう思っているだろう。こう求めているだろう。」といった支援者側の都合に合わせた理解は避けて、当事者に話を聞いて求めている物を知る感じる想像する事が大切になるかと思います。
最後に語られているように、当事者を動かすというよりも、当事者が落ち着いて過ごせる場所。安心できる場所。本音を言える人との繋がり。そのままの自分を表現できる場所。そういった空間と時間を作る事から始めていくのがいいとも思えるヒントをくれたように感じました。
私もそうでしたが、安心できる場所と出会い安心できる人と繋がる事で、世の中に希望を見いだし何かできる事からしてみようという気持ちに当事者の方はなるのかと思います。
「待つ」ことが通学や就労を「待つ」という意味なら、それは当人をおびやかすものになっているように思う

日本も「ひきこもり支援」として就労へ向かう方向でなく、全ての世代に向けての孤独への対応策があってほしい。
もう一つ、短い余談として、「待つ」ことのやり方について付けくわえたい。「不登校」や「ひきこもり」に対して、親は「待つ」ことが大事だとよく言われる。
私もおおむねそのとおりだと思うけれど、「待つ」ことが通学や就労を「待つ」という意味なら、それは当人をおびやかすものになっているように思う。
そのような待ち方だと、家にいても大丈夫だと思えるだけの安心感をいだけないままで、何年もの年月を過ごすことになってしまう。
それは人や世の中への信頼を失わせるもので、当人の受援力を落とす。
本当に「待つ」ことをしたいのなら、子どもを安心させるだけの環境にせねばならない。それはとても難しいことで、「待つ」というのはきわめて能動的な、大変なことだと思う。
引用:https://www.hikipos.info/entry/2019/08/22/070000?fbclid=IwAR3UhTr8j-Z9YjX8ZlJc_xuXaEmG-aNaPjPTR17ZUa7GKMpyJHFa65GKKVA
支援は就労が目的ではなく孤独への対応が望ましいという視点に私も共感しました。
同じような事は私のプロフィール紹介でも言ってますが(まずは認める事からはじめましょう⇒運営者プロフィール)
就労が支援者にとって善という考え方が、支援者側の都合の関わり方だなと思える一番の言葉ではないでしょうか。
これは親の都合でもありますよね。
確かにお金が無いと今の社会では生きていけません。
その現実も決して無視はできないからです。
でも、引きこもりをして孤独を感じている当事者に、最初の段階で就労を意識させるのは当事者の社会への壁を作る事になり、せっかくの繋がりの機会を壊しかねません。
まずは安心できる時間と場所。人との繋がりを作り、その状況から当事者の意思で学業や就労をしようとする自信を付ける過ごし方を作る事が大切なのかなと思います。
まとめ
今回は当事者と支援者との間で起こる意識のズレを教えてくれた内容だったなと感じました。
お互いの意識や求めているものをまとめると・・・
支援者や親=就労・お金 当事者=安心・信頼・人との繋がり
といったように考えました。
こういった意識のズレを修正し、まずは安心できる場所や時間に信頼できる人との繋がりから、支援者や親の都合ではなく、当事者の利益を考えて関わり見守り続ける事が、最終的にお互いの利益に繋がるのではないかと改めて考えさせてくれる記事でした。
最後まで見て頂きありがとうございます。
紹介した記事はこちらから見る事ができます。
もしこの記事を読んで、
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・子どもが急に話さなくなり不安だ
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ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
不登校やひきこもりの状態では、
「今すぐ何かを始めなければ」
と焦る必要はありません。
ただ、もし
・学校の勉強から長く離れていて不安がある
・再登校や次の一歩に向けて、少しずつ準備したい
・家でできる学び方を知っておきたい
そう感じたタイミングが来たときのために、
自宅でできる勉強方法をまとめた記事があります。
無理に読む必要はありません。
「今の自分(子ども)に合いそうか」を考える材料として、
必要なときにだけ参考にしてもらえたらと思います。
⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法をまとめた記事はこちら

















