不登校の子に言ってはいけない言葉|親が無意識に傷つけるNG声かけと正しい関わり方
不登校の子に言ってはいけない言葉に
悩む親御さんはとても多いです。
不登校になると、親は悩みます。
「何て声をかければいいんだろう」
「励ました方がいいの?」
「厳しくした方がいいの?」
この記事では
不登校・ひきこもり当事者経験
+社会福祉士の支援視点から
不登校の子に言ってはいけない言葉
そして代わりにかけたい言葉
をわかりやすく解説します。
不登校の理由や本音を
もっと詳しく知りたい方は
不登校の原因や本音を理解すると、
声かけのヒントが見えてきます。
不登校の子に強い言葉が逆効果になりやすい理由

不登校の子どもは
・自己否定感が強くなっている
・不安が大きい
・「迷惑をかけている」と感じている
状態になっていることが多いです。
そのため、正論や励ましでも
プレッシャーになることがあります。
不登校の子に言ってはいけない言葉①「みんな行ってるよ」
この言葉は
「自分だけダメ」
という感覚を強めやすいです。
本人も
分かっているのにできない
状態で苦しんでいることが多いです。
私も当時
親から言われて
「そんなんこっちだって分かっとう!」
と思ってました。
そんな事を言われると自然と
親は自分の事分かろうとしない
と、勝手に意識するようになり、
親子で気持ちのすれ違いが
起きる可能性があります。
不登校の子に言ってはいけない言葉②「甘えてるだけ」
これは最も傷つく言葉の一つです。
多くの不登校の子は
行かなきゃと思っている
でも行けない
状態です。
親に言われると
自分を責め自己肯定感も下がり
親に合わせる顔がなくなっていきます。
不登校の子に言ってはいけない言葉③「いつまで続くの?」
未来を責められると
焦り
不安
自己否定
が強くなります。
本人だって
「いつまで続くの?」と
不安と葛藤しています。
そこを突かれると
子どもは親から逃げたい気持ちになります。
不登校の子に言ってはいけない言葉④「将来どうするの?」
不登校中の子は
「将来を考えられる余裕がない」
ことが多いです。
では、どう声をかければいい?
大切なのは安心です。
例えば
「つらかったね」
「話してくれてありがとう」
「味方だよ」
これだけでも十分です。
将来よりも今できる事を考える
今が将来に繋がります。
なので、将来どうするの?より
今どうしたい?
どうしたら気持ちが楽になる?
という、今に目を向けて
子どもができる事を
一緒に考えるようにしましょう。
そうすると
子どもも先の見えない未来よりも
今を生きてる今の方が、
できる事やしたい事を
見つけ易かったりします。
不登校の子どもへの
具体的な接し方や関わり方は
こちらで詳しく解説しています。
Q&A
つい強く言ってしまいました。もうダメでしょうか?
大丈夫です。
その後の関わり方が大切です。
できれば
「あの時は言い過ぎたごめん」
と言えると、
子どもは親に対する警戒心が解かれたり
気持ちを伝えたりしやすくなります。
また、反応がなくても
今後の関係性が良くなったり
信頼が回復したりする効果が期待できます。
何も言わない方がいいですか?
無理に話す必要はありませんが
安心できる声かけは大切です。
まずは
「おはよう」
「元気?」
「ありがとう」
の言葉から伝えていきましょう。
励ましもダメですか?
タイミング次第です。
つらさが強い時は逆効果になることがあります。
励ましよりも
温かいまなざしで見守るだけでも
安心できる空間や関係性作りに
効果が期待できます。
不登校の子に励ましは逆効果ですか?
状態によります。
落ち込んでいる時は
プレッシャーになる場合があります。
不登校の子に毎日声をかけた方がいいですか?
無理に毎日
深い話をする必要はありません。
ただし
「存在を気にかけている」
と伝わる関わりは大切です。
例えば
・おはよう
・おやすみ
・ごはんできたよ
・今日寒いね
など
日常会話で十分です。
会話量より
安心感の積み重ね
が重要です。
声掛けの頻度はどうしたらいい?
短くても大丈夫なので、
安心できる声かけを続ける方が良いです。
また、毎日というよりも
子どもとの関係性と
子どもの性格によって
頻度は考えていきましょう。
お互いに毎日談笑する
→毎日の声掛けOK
数日に1回ぐらいの会話や関わり
→毎日の声掛けは挨拶ぐらい
→数日に1回ぐらいの声掛けでもOK
ほぼ会話もない会わない
→数日よりも感覚を空けて挨拶程度の声掛け
→家の中で出会った時に「元気?」
「声聞けてよかった」ぐらいの声掛け
とにかく
声掛けの頻度より
子どもの事を気に掛けてる。
敵ではなく味方でいる。
という認識を子どもに
感じてもらう事が大切です。
不登校の子どもに学校の話題は出さない方がいいですか?
無理に学校の話題を出す必要はありません。
ただし、
完全に避ける必要もありません。
大切なのは
「聞き方」と「タイミング」です。
例えば
・責める聞き方
→「いつ行くの?」
・安心できる聞き方
→「学校のことで困ってることある?」
まずは
安心できる関係を作ることを
優先しましょう。
不登校の子どもがゲームばかりしています。止めた方がいいですか?
無理に止めると
逆効果になることがあります。
不登校の子どもにとってゲームは
・現実逃避
・ストレス発散
・安心できる時間
になっている場合があります。
まずは
「なぜゲームをしているのか」
を理解することが大切です。
生活リズムが崩れている場合は
少しずつ整えていく形が安全です。
不登校は親の育て方が原因なのでしょうか?
必ずしも
親の育て方が原因ではありません。
不登校は
・学校環境
・人間関係
・性格特性
・ストレス
・発達特性
・社会環境
など
複数の要因が重なって起こることが多いです。
自分を責めすぎる必要はありません。
親が安心できる存在になることが
回復の大きな支えになります。
不登校は放っておいたら自然に治りますか?
何もしなくても
回復するケースもありますが、
多くの場合は
・安心できる環境
・理解してくれる大人
・小さな成功体験
がある方が回復しやすいです。
「放置」ではなく
見守りながら支える
ことが大切です。
例えば
・生活リズムを整える
・安心して話せる時間を作る
・外に出るハードルを少しずつ下げる
こうした関わりが
回復を助けます。
不登校は何ヶ月続いたら危険ですか?
期間だけで
危険かどうかは判断できません。
大切なのは
・表情
・睡眠
・食欲
・会話量
・興味関心
などの変化です。
例えば
・昼夜逆転が強い
・表情がほぼない
・家族とも話さない
場合は
専門機関への相談も検討しましょう。
逆に
家で笑えている場合は
回復途中のことも多いです。
不登校になる前の
サインを知っておきたい方は
こちらの記事もおすすめです。
まとめ
不登校の子に大切なのは
正しい言葉より
安心できる関係です。
風邪を引いて苦しんでいる人に
「みんな行ってるから学校へ行きなさい」
とは言わないですよね。
不登校も同じように
心の病気とは言いませんが、
心が弱っている状態です。
まずは安静にして
元気や気力が生まれてから
無理のないペースで
その子の状態に合った
声掛けをしていきましょう。
また、声掛けを無理にしなくても
まずは温かいまなざしで見守る事の方が
よっぽど安全で安心と信頼の効果が
期待できます。
もしこの記事を読んで、
・どう関わればいいのか分からない
・理由が分からない状態にモヤモヤしている
・子どもが急に話さなくなり不安だ
・一人で考えるのがつらい
と感じた方は、
個別での相談も行っています。
無理に学校へ行かせる方向にまとめる相談ではありません。
あなたやご家族の状況や気持ちを
丁寧に整理しながら、
今後の選択肢を一緒に考える相談です。
相談することで、
・気持ちが整理できる
・第三者の視点で客観的に見られる
・親子の関わり方のヒントが得られる
といったメリットがあります。
※個別相談について
社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。
まずは 無料メール相談からでも大丈夫です。
詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
不登校やひきこもりの状態では、
「今すぐ何かを始めなければ」
と焦る必要はありません。
ただ、もし
・学校の勉強から長く離れていて不安がある
・再登校や次の一歩に向けて、少しずつ準備したい
・家でできる学び方を知っておきたい
そう感じたタイミングが来たときのために、
自宅でできる勉強方法をまとめた記事があります。
無理に読む必要はありません。
「今の自分(子ども)に合いそうか」を考える材料として、
必要なときにだけ参考にしてもらえたらと思います。
⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法をまとめた記事はこちら

















