不登校・ひきこもりは自己肯定感と居場所で回復が進む|親ができる支え方【経験者×社会福祉士】

2026年2月16日


子どもが不登校やひきこもり状態になると、

 

「どうすれば元に戻るのか」

「何をすれば回復するのか」

 

分からなくなってしまう

親御さんはとても多いです。

 

・学校に戻れば解決するのか

・生活リズムを戻せばいいのか

・頑張らせた方がいいのか

 

私は

不登校・ひきこもり当事者経験

+社会福祉士として支援してきた立場から

 

回復に本当に必要なものは何か

をお伝えします。

 

※この記事は

「不登校・ひきこもりの子どもを支える親御さん向け」

に書いています。

 

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不登校・ひきこもりの回復に一番必要なもの

 

 

結論から言うと、

 

回復に必要なのは

 

・自己肯定感

・安心できる居場所

 

です。

 

これは精神論ではなく、

 

回復過程の中でほぼ

共通して見られるポイントです。

 

なぜ自己肯定感が下がるのか

 

不登校になる子どもの多くは、

 

・できなかった経験

・怒られた経験

・否定された経験

・比べられた経験

 

を積み重ねています。

 

すると

 

「自分はダメだ」

「どうせうまくいかない」

 

という感覚が強くなります。

 

この状態で無理に前に進ませると、

さらに自己肯定感が下がります。

 

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居場所があると回復しやすい理由

 

 

人は

「ここにいていい」

と思える場所があると、

少しずつエネルギーが戻ります。

 

逆に、

安心できる場所がないと

回復はとても難しくなります。

 

家庭が回復の土台になる

 

まず一番大切なのは、

家庭を安心できる場所にすることです。

 

・責めない

・急かさない

・比較しない

 

この3つだけでも、

子どもの安心感は大きく変わります。

 

親がやりがちな逆効果の関わり

 

多くの親御さんは、

「助けたい」という思いから、

 

・正論を伝える

・将来を心配して強く言う

・頑張らせようとする

 

これは愛情ですが、

タイミングによっては逆効果になります。

 

自己肯定感は「成功」で上がるわけではない

 

大切なのは、

 

・否定されない経験

・安心できる経験

・小さな達成経験

 

この積み重ねです。

 

自己肯定感が回復すると見られる変化

 

・表情が少し柔らぐ

・会話が増える

・自分の話をするようになる

・小さな挑戦をし始める

 

これらは回復のサインです。

 

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不登校・ひきこもりの回復は「段階」があります

 

 

不登校やひきこもりの回復は、

急に元に戻るものではありません。

 

多くの場合、

 

① 心身の回復期

② 安心できる場所の確保

③ 小さな行動が増える

④ 外との関わりが少しずつ増える

 

という流れをたどります。

 

回復初期は「何もしない」が正解のこともあります

 

親から見ると

 

・ゲームばかりしている

・寝てばかりいる

・外に出ない

 

ように見える時期があります。

 

ですがこの時期は、

 

脳や心を回復させている途中

 

のことも多いです。

 

焦って動かそうとすると回復が遅れることもあります

 

回復初期に

 

・学校復帰を急ぐ

・生活リズムだけを直そうとする

・外出を強く促す

 

と、

子どもはさらに自信を失うことがあります。

 

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親の関わり方で変わるポイント

 

■ 結果より過程を見る

■ 出来ている部分を伝える

■ 安心できる会話を増やす

 

これだけでも回復は進みます。

 

親ができる一番効果の高い支援

 

実はとてもシンプルです。

 

・安心できる環境を作る

・否定しない

・急かさない

・小さな変化を認める

 

これが回復の土台になります。

 

不登校・ひきこもりは「止まった時間」ではない

 

この時間は

 

・回復の時間

・自己理解の時間

・準備の時間

 

になることが多いです。

 

将来が一番不安になる

親御さんはとても多いです。

 

将来不安を整理すると、

気持ちはかなり軽くなります。

👉  ひきこもりの将来不安を減らす具体的な行動と考え方

 

不登校は突然始まるものではなく、

前段階のサインが出ていることも多いです。

 

もし「初期サイン」

を知っておきたい場合は、

こちらも参考になります。

👉 不登校の子どもが見せるサインと親が今すぐやるべき対応法

 

それでも親が苦しいとき

 

親も人間です。

 

・不安になる

・焦る

・落ち込む

 

これはとても自然です。

 

悩んでいる時点で、

子どもと向き合っています。

 

外の力を使うことは悪いことではありません

 

・経験者

・支援者

・相談

 

を使うことで、

親も子も楽になります。

 

具体的には

 

学校。児童相談所。

スクールソーシャルワーカー。

スクールカウンセラー。

全国の相談電話やチャットにLINE。

NPOや民間の支援団体など、

 

名前を挙げたら

色んな外の力がある事を

まずは知っておいて下さい。

 

■ Q&A

 

Q:不登校は甘えですか?

 

いいえ。多くの場合、

強いストレスや不安が背景にあります。

 

Q:無理に学校へ行かせた方がいいですか?

 

状況によりますが、

無理に動かすと悪化するケースも多いです。

 

Q:自己肯定感はどうすれば上がりますか?

 

否定されない経験

安心できる環境

小さな成功体験の積み重ねです。

 

Q:回復までどれくらいかかりますか?

 

数ヶ月〜数年まで個人差があります。

 

Q:自己肯定感が低い状態でも回復できますか?

 

はい、回復できます。

 

自己肯定感が低い状態から

回復していく子どもはとても多いです。

 

大切なのは、

 

・安心できる環境

・否定されない関わり

・小さな成功体験

 

を積み重ねることです。

 

自己肯定感は

「生まれつき決まるもの」ではなく、

環境や経験によって回復していくものです。

 

またこちらでは

回復期に家でできることをまとめています。

👉 不登校・ひきこもりでもできる家での趣味・仕事・生き方

 

Q:親の関わり方で本当に回復に差は出ますか?

 

はい、出ます。

 

不登校・ひきこもり経験者や支援現場では、

 

・責められ続けた場合 → 長期化しやすい

・安心できた場合 → 回復が早まりやすい

 

という傾向が多く見られます。

 

親が安心できる存在になることは、

回復にとってとても大きな力になります。

 

Q:自己肯定感が低い不登校の子に親は何をしてはいけませんか?

 

一番避けたいのは

「比較」「否定」「急かし」です。

 

例えば、

・「みんな学校行ってるよ」

・「いつまで休むの?」

・「甘えているだけじゃない?」

 

こうした言葉は、

子どもの自己肯定感を

さらに下げてしまいます。

 

大切なのは、

 

「あなたはそのままで大丈夫」

「困っているなら一緒に考えよう」

 

という安心できるメッセージを

伝え続けることです。

 

不登校の改善は

安心感 → 自己肯定感 → 行動意欲

の順で進むケースが多いです。

 

Q:居場所ができると不登校はどれくらい改善しますか?

 

「〇ヶ月で必ず改善する」

とは言えませんが、

居場所ができることで

次の変化が起きやすくなります。

 

・表情が柔らかくなる

・会話が増える

・生活リズムが整い始める

・外出への抵抗が減る

 

特に重要なのは、

「学校以外にも安心できる場所がある」

と子どもが実感できることです。

 

これにより、

・フリースクール

・別室登校

・通信制

 

など、次のステップへ

進めるケースが増えていきます。

 

A:回復は一直線ではありません

 

回復は

前進 → 停滞 → 後退 → また前進

を繰り返します。

 

私自身がその経験を繰り返しており

約7年回復していく段階がありました。

その詳しい体験談をこちらの記事で紹介してます。

👉 不登校からひきこもり脱出までの7年間の動き

 

まとめ

 

不登校・ひきこもりの回復に必要なのは

 

・自己肯定感

・安心できる居場所

 

です。

 

親ができる一番大切な支援は

 

・責めない

・急かさない

・安心させる

 

この関わりが、

子どもの回復の土台になります。

 

もしこの記事を読んで、
 
・どう関わればいいのか分からない
・理由が分からない状態にモヤモヤしている
・子どもが急に話さなくなり不安だ
・一人で考えるのがつらい
 
と感じた方は、
個別での相談も行っています。
 
無理に学校へ行かせる方向にまとめる相談ではありません。
 
あなたやご家族の状況や気持ちを
丁寧に整理しながら、
今後の選択肢を一緒に考える相談です。
 
相談することで、
 
・気持ちが整理できる
・第三者の視点で客観的に見られる
・親子の関わり方のヒントが得られる
 
といったメリットがあります。

※個別相談について

社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。
 
まずは 無料メール相談からでも大丈夫です。
詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。

 
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
 
不登校やひきこもりの状態では、
「今すぐ何かを始めなければ」
と焦る必要はありません。
 
ただ、もし
・学校の勉強から長く離れていて不安がある 
・再登校や次の一歩に向けて、少しずつ準備したい 
・家でできる学び方を知っておきたい 
 
そう感じたタイミングが来たときのために、
自宅でできる勉強方法をまとめた記事があります。
 
無理に読む必要はありません。
「今の自分(子ども)に合いそうか」を考える材料として、
必要なときにだけ参考にしてもらえたらと思います。
⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法をまとめた記事はこちら