不登校や引きこもりに親や大人が上手に関わる方法を経験者が考えてみました。
不登校や引きこもりに親や大人が上手に関わる方法を経験者が考えてみました。について、不登校引きこもり経験者が語ります。
これは不登校や引きこもりに関わらず人と関わる上で大切な事を私の経験からまとめてみました。
みんな同じ人間であり一人の人生です。
私は子どもと関わる際に考えている事は、大人であっても支援者であっても、日々子ども達から学ばせてもらっている。私が子どもに教えるのではなく、子どもの話を聞き、子どもの気持ちを受け止め、子どもの気持ちを受容し、子どもと一緒に子どもの人生を考えていくという事です。
これだけが絶対正解という事でもないですが、世の中の子どもの関わり方を見てると、大人が言う事が正解で子どもがいう事は間違えという風潮も見られます。
また、子どもの考えを甘いと感じたり、子どもの未来を考えたら今はこうするべきという、決めつけたような関わり方も見られます。
もちろん、こういった考えも色んな人生経験を積んできた大人だから見えてきた心配や優しさであったりもするので、この考えがダメだとも思いません。
親(大人)なりに一生懸命悩み接している表れだと思います。
そこで私が考えた事は、親(大人)が子どもと関わる上で子どもの為にと思い関わっていても、子どもと上手く接する事ができない。信頼関係を築けない。といった事が解消される手助けになる情報を提供出来たらと考え、色んな考えや関わり方を知る事でこれからの関わり方のヒントになれたらいいなと考えまとめてみました。
他の記事も丁寧に作っているつもりですが、この記事はより丁寧に作っています。(笑)
さらに他の記事に比べてボリュームがとても多くなっています。
何度も見て頂いけたら嬉しいです♪
良かったら、子どもと関わる際の参考にされてみて下さい。
また、この記事に書かれている事が必ず正解という訳でもありません。
こういった考え方や関わり方があるんだという参考にされてみて下さいね。
Contents
親が問題を抱えていると子どもに影響を与える!?
実は不登校や引きこもりもそうですが、その他の子どもの問題やトラブル等など、子どもだけの問題ではない可能性があります。
目に見える問題だけを見ると、子どもだけの責任と感じられるかもしれません。
でも実は、親が日々大きなストレスや問題を抱えていたり、夫婦関係が悪かったりコミュニケーション不足だったりすると、その様子を見たり感じた子どもへ少なからず悪い影響を与えます。
子どもと接しているとこういったお話をしてくれます。
「うちはお父さんが仕事で忙しく家にいない事が多い」
「お母さんが一人で子ども達の面倒を見ている」
「お父さんお母さんがいつもケンカをしている」
「夜ご飯は一人で食べている」
といった内容です。
さらに挙げると・・・
・家族の家計が大変でお父さんは仕事ばかりでストレスを抱えている
・お父さんは家の事の話はほとんどしなくてお母さんに任せっきり
・お母さんはお父さんと離婚して一人で子どもを育てている
・お母さんはママ友と上手くいってなくて孤立している
・お父さんお母さんはいつも忙しくて子ども達と一緒に過ごす時間が無い
・お父さんお母さんもそれぞれ仕事のストレスや人間関係の悩みを持っている
・自分たちのストレスを子どもで発散するような行動が見られる
などあります。
こうやって見てみると、子どもへの悪影響を想像する事ができるのではないでしょうか。
だからと言って決して親が悪いという事ではありません。
でも、親の悩みや不安は川が上から下へ流れるように、子どもへ伝わったり影響を与える事があるという事が分かって頂けたらいいのです。
私は子どもと関わる上で大切な事があります。「自分が元気で楽しくないと子どもも元気で楽しくなれない」という事です。
ありきたりな表現かもしれませんが、「自分を大切にする人は他者も大切にする」が今の私にはとても当てはまってます。
さらに私は、自分を一番大切に思いストレスを溜めないように、気持ちをリフレッシュするよう過ごしています。
不安になったり悩んだ時は身近な人に相談したり、専門の機関にも繋がるようにしたりして、なるべく一人で抱え込まないようにしています。
みなさんも子どもの事を大切に想うのであれば、自分自身の事も大切に想うように心がけてみて下さい。
必要であれば自分だけで抱え込まない。家族だけで抱え込まない。信頼できる人に相談したり専門の機関に相談し人との繋がり温かい関係の中で、親の不安やストレスに悩みや問題と向き合ってみて下さい。
親が元気で楽しくしていると、子どもが人生でつまずいても早く立ち上がったり、元気で明るく自分の困難と向き合ったり乗り越える姿を見る事が多い印象です。
子どもの問題は家族を見直す機会として考える事で、今まで気付かなかった大切な事を知る事ができ、大切な物を得る事ができると私は思います。
子どもは経験を重ね成功や失敗体験もして成長する
子どもには親(大人)が必要であり、成功や失敗の経験を重ねながら、大人に見守られ導かれながら成長してきます。
ですので、失敗を許さないのではなく、次に何をしたら上手くいのかを考えたり導き出すように関わっていきましょう。
もし悪い事をしたとしても、した事を怒るだけにして、子どもの存在を否定する怒り方は控えて下さいね。
子どもは自分の存在を否定された気持ちになると、自信を失い不安になってしまいます。
もしかしたら、親(大人)の気を引かそうとして、あるいは構ってもらおうとして悪い事もしてしまう事があるかもしれません。
実際に私が関わっている子どもの中には、大人に構ってもらう為にちょっと悪い事などをしてアピールする子がいるからです。
だから、適切な表現方法を子どもに教える意味でも、悪い事は怒っても子ども自身の存在を否定する発言や態度は控えましょうね。
そうやって、色んな成功や失敗経験を重ねながら、子どもはどんな大人になるのかを自然と身に付けていきます。
子どもにこういった大人になって欲しいと思うのであれば、子どものどんな姿も否定するのではなく受け止めながら、正しい行いや方法を示し一緒に考えて成長していきましょう。
何でも否定する関わりをしていると、子どもは大人になったら他人や自分の子どもに対しても、否定的な関わりをする大人になってしまう可能性が出てきます。
子どもは大人の鏡と思って下さい。
子どもが何か行動するという事は、少なからずこれまでの子どもへの関わり方や、親自身の持っている性格や行動が子どもへの影響を与えているという事です。
決して親(大人)が悪いという事ではありませんが、親(大人)の鏡となる子どもを否定する事は、自分たち自身を否定する事にもなるので、お互いにとって良い事はありません。
ですので、子どもと一緒に考えながら、これまで親(大人)として不足していた事を補い合うようにしていきましょう。例えば、親子の時間をこれまで以上に作る。仕事の時間をなるべく早く切り上げる。お母さんだけに子どもの負担を掛けないようにする。ごはんは家族一緒に食べる。など、他にも子どもだけでなくお互いに改善の為に必要な事を考えてみて、行動し改善に繋げていきましょう。
子どもは親に○○と○○を求めている
子どもは親に対して承認欲求や愛着欲求があります。
簡単に言うと、子どもは親(大人)に構って欲しいものです。
確かに年齢や性別によって関わり方の距離感はありますが、これらの欲求は人が健康で安定した気持ちで生きていくには、欠かせないものでもあります。
私は色んな不登校や引きこもりに困難を抱える子ども達と10年以上接してきました。
最初は物静かだったり距離がある子どもでも子どもの味方になり良い所は褒め、いけない事は指摘し、子どもの話をしっかりと聞いて共感し一緒に子どもが好きな事をする。
これらをするだけで子ども達は徐々に心を開いていきます。
この関わり方で満たせるのが、承認欲求や愛着欲求です。
承認欲求はその名の通り、相手を褒めたり相手の話をしっかりと聞く事です。
ただ、聞いてるだけで顔が明後日の方向を向いていたり、嫌な顔をしてはこの欲求は満たされません。
しっかりと向き合って関わる相手を褒める・認める・受け入れる事が大切になってきます。
次に愛着欲求です。
これは承認とも似ている所がありますが、相手の気持ちを受け入れる事にあります。
その他にも甘えやスキンシップなども愛着欲求を満たす大切な関わりです。
不登校や引きこもりもそうですが、特に困難を抱える子ども達(親の愛情が不足している)は愛着欲求がとても高い子が多いので、どんどん関わりを求めてきます。
関わる大人が適切な距離を示し関わる事で、子ども達も欲求が満たされていき、少しずつ一般的な愛着欲求に落ち付くようになります。
そうして徐々に大人になる為、大人になった時に子ども達に伝えるために、人間が健康的に生きていく上で欠かせない大切な感情を得る事ができるのです。
今の世の中では子どもの頃に親の愛情不足や承認欲求を満たされてない方が親になり、子どもにどう接したらいいのか分からない家族も多々見られます。
これらの欲求は子どもだけでなく今の大人の方にも必要な要素です。
子どもは親から、親は友達や仕事や社会から認められ頼られたりして愛情を得る事で、人生が楽しくなる気持ちに変化し毎日を生きる事が楽しくなっていきます。
子どもを責めるのではなく応援しよう!
子どもを責めるような関わりは子どもの信頼を失い、伝えたい気持ちやSOSを発しなくなり、親から見ると子どもがどうしたいのか分からない状態になります。
よく不登校や引きこもりで「子どもの気持ちが分かりません。何をしたいのか分かりません。何もしないので子どもはこのままでも良いと思っているのではないか」といった話を、私は親から良く聞きます。
でも、こういった子どもの背景には親と関わる機会が少なかったり、話を聞いてもらえない状況があったりするため、子どもは自分の気持ちやSOSを出せない可能性があると考えられます。
そういった状態とは、親が子どもと向き合う気持ちを持っていても実際は子どもの話を聞く時間が無いから早く終わらそうとしたり、子どもの話をせかしたりいつも仕事や家事で忙しくしている様子を子どもに見られたり、他の兄弟の世話で忙しかったりしているなど、こういった状態を見せるとこのタイプの子ども達は自分の気持ちを押し殺して殻に閉じこもりがちです。
また、親が子どもの為にという優しさや思いやりに厳しさも含め、「学校に行かないと将来が危ないよ。せめて勉強でもしないと。学校に行ける日が来た時の為に朝は起きて夜寝る生活をして。せめて何か言ったりしたりして。」など、叱咤激励的な発言や関わり方をする事もあると思います。
でも、これらの関わり方は、元気で上手くいっている子どもであったら、気持ちを鼓舞する意味でも良い関わり方かもしれませんが、すでに学校生活や人間関係など、色んな不安や悩みから元気がない子どもにとっては、拷問のようにも受け取られてしまいます。
ですので、親としては子どもを責める気持ちはなく関わっているとしても、子どもの受け取り方は親の気持ちとは反対に受け取る可能性があるという事を意識してみて下さい。
もし関わってみて、子どもの反応や様子が後ろ向きでしたら、それは関わり方を変えてみる必要があるのかもしれません。
そんな時は応援する気持ちを言葉にして関わっていきましょう。
よくある「あれしなさい。これしなさい。このままだとヤバいよ」といった、不安を煽ったりせかすような関わりは子どもにとってネガティブに受け取られてしまいます。
逆に「ここまでキツい中、頑張ってきたね。今はゆっくりしていいんだよ。元気になってから一緒に考えていこう。今は学校を考えなくていいからね。」といった声掛けや、「あなたの味方だからね。あなたを応援しているからね。」といった声掛けに気持ちを伝える関わりをするといいでしょう。
要は、子どもに親(大人)が味方でいてくれるという受け止められ方をするよう心掛けて下さい。
そうなる為には、子どもとの時間をしっかりと作る。子どもの話を最後まで聞く。子どもの話を肯定したり共感し、指摘せずに受け止める。といった姿勢を見せる事が大切です。
私も子どもと関わる時にこういった姿勢でいる事で、子どもとの信頼関係を築け子どもから話を聞いてと求められるようになったり、良い意味で特別な人間として関わってもらえたりして、他の大人では聞けなかった子どもの気持ちを知る事ができています。
人間誰でもそうだと思いますが、自分の気持ちを否定せず受け止めてくれる。応援してくれる人を頼って自分の気持ちを言葉や態度に表したり関わりたくなってくるものです。
世間の厳しさや大変さを伝える事は、子どもが元気になってからでも遅くはありません。
また、こういった子ども達は世間の厳しさや大変さを強く感じているからこそ、そんな自分を客観的に見て自分の不甲斐なさを感じ、不登校になったり家に閉じこもっているのです。
まずは「今のあなたのままでいいんだよ」という言葉を伝え、少しでも自分は生きてていいだという気持ちが芽生え、少しずつ行動したり頑張れる環境を整える為にも親(大人)として応援していきましょう。
子どもへの関わり方について、おすすめの声のかけ方や考え方をこちらの記事で解説しています。
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子どもと一緒に悩み一緒に考えよう
子どもはとても不安で孤立しがちです。
確かに大人になるという事は自分で責任を持ち自分で物事を解決する力を持つのが理想でもあります。
それを子どものうちから身に付けるという事は悪い事ではなく良い事でもありますが、そのタイミングを早まったり間違ってしまうと、それは子どもの自信を失いさせやる気をなくし生きる希望を失う事に繋がります。
今の世の中は年齢によって「何歳だからこうするのが当たり前。何歳だから大人になりなさい。責任を持って行動しなさい」という風潮があるように感じます。
でも、世の中の人達を見てみると、いい大人でも子どものように意地が悪い方もいたり、だらしなかったりと色んな人がいますよね。
実際に人は年齢によって精神レベルが上がるのではなく、経験を重ねる事によって大人と認められる精神レベルに上がっていくのです。
私も不登校や引きこもり当時は、今考えると精神レベルは一般的な常識からしたら外れていたでしょう。
(今でも子どもの精神レベルで子ども達と関わっていますが・・・(汗))
でも、今こうして大人になったと感じ昔はできなかった事ができるようになったと思うのは、不登校や引きこもりを抜け出して色んな人と関わりたくさんの社会経験をする事ができたからです。
それまでは、親に甘えたり頼ったりなど大人に構ってもらいながら一緒に悩み歩んでいきました。
当時は同じ年齢の人と比べ精神レベルは低いと思います。
でもそれは不登校や引きこもる事で、大人になる為に必要な経験を重ねていなかった事にあるのだと今では感じています。
なので、子どもに自分の事は自分で考えろというような関わり方ではなく、子どもと一緒に考える事で子どもが自分で答えを出せるようにアドバイスやサポートをしていくという関わり方が望ましいと考えます。
でも、この加減が難しいんですよね。
親(大人)として子どもと一緒に考える時に意識する事は、子どもの気持ちをフォローするという姿勢です。
決して大人の考えを押し付けるような感じにせず、「あなたはこう思うんだね。でもこういう別の考えや方法もあるよ」といったように、他の考え方や手段に情報を提供するというフォローが適切だと思います。
これも実際に私が子どもと関わる際に、私の考えを子どもに押し付けるような事がないよう、子どもに対して他の方法や手段に情報を提供し、後はあなたが自分で考えてみてね。でも、また困ったり迷ったりしたら一緒に考えていこうねという姿勢で関わっています。
子どもも全部を親(大人)にしてもらおうと望んでいません。
でも、心細かったり不安だったりちょっとした後押しが欲しかったりします。
難しい関わり方だと思いますが、子どもの気持ちを否定しないような声掛けやアドバイスを心掛けながら、子どもと一緒に悩み一緒に考えるという関わり方をすると、徐々に子どもも成長し自分で解決する力や必要な時に、他者に助けを求める相談するといった力を身に付ける事ができるでしょう。
そういった経験を重ねる事で、大人と言われる精神レベルまで成長していきます。
私が関わっている引きこもりの女の子で、昔は頼りなくすぐに落ち込んでしまう人でしたが、時間は掛かりながらも今では仕事に就き、何年も続けたことで自信が付いたようで、久しぶりに会ってお話をしたら、とても大人になったなと感じるぐらい落ち着いてしっかりと自分の考えや気持ちを伝える力を持っていました。
こうして彼女も経験を重ねた事で、しっかりと成長し自信を付け大人になっているので、性別にかかわらず不登校や引きこもりを経験しても、適切なフォローと経験があれば大人になっていけるのだと私は思います。
信頼できる関係を作ろう
子どもと信頼できる関係を築ける事は、不登校や引きこもりを改善する大き力となります。
いくら親子であっても信頼関係がないと、子どもは自分の気持ちを出しにくかったり、親(大人)がいくら一生懸命アドバイスやサポートをしようとしても、上手く子どもに伝わらない事だってあります。
でも、信頼関係を築けると子どもはアドバイスやサポートを受け入れやすくなります。
信頼関係の大切さを身近な出来事で例えてみました。
あなたはどこの誰かも分からないセールスマンなのか?いつも押し売りで迷惑なセールスマンなのか?こちらの希望や要望に合わせた対応ができるセールスマンなのか?といった3つの種類に分けれたりします。
想像してみて下さい。
基本セールスマンはあまり良い印象がないかもしれませんが、こんな人は嫌だなというタイプとこんな人だったら少し話でも聞いてみていいかなというタイプを考えてみて下さい。
次に子どもとの関係性を見てみましょう。
あなたは子どもとどんな関係性でしょうか?
もし、普段のコミュニケーションが不足しお互いに何を考えているのか?何をしているのか?分からない状態でしたら、どこの誰かも分からないセールスマンとなります。
次に良かれと思って子どもに「あれしなさい。これしなさい。今しないと将来ダメになるよ。心配だからいいかげんにして。」など、普段子どもにこういった声掛けをしてないですか?この状態でしたら子どもにとっては、いつも押し売りで迷惑なセールスマンになります。
最後に子どもと時間の長さに関わらず、子どもと関わる時間を持ち話を聞いて、子どもの気持ちを受け止める関わりをされている方、この状態は子どもの希望や要望に合わせた対応ができるセールスマンといえます。
これらの3つのセールスマンタイプで、どれが子どもとの関わりに適しているのかを考えると、答えは明らかですよね。
そうです。3つ目のセールスマンです。
私達がお客さんになった時に自分の気持ちや考えを無視した押し売りは嫌ですよね。
それよりも、ちょうど何かに困って役に立つ情報を欲している時に、その気持ちに応える商品や情報を教えてくれる人には良い印象を持つと思います。
このように、相手の気持ちや欲求に応えたり助けになる情報の伝達や関わりは、子どもからも良い印象で受け止められてくれます。
だからこそ、子どもの不安や気持ちを知り必要な情報を伝えたりサポートする関わりをする為には、普段の関わりが時間の長さに関係なく大切になってきます。
子どもとの信頼関係を築くためにおすすめの関わり方は・・・
1.子どもの話を最後まで聞く
どんな話でもできるだけ聞く姿勢を見せて下さい。
子どもはどんなにくだらない話でも聞いてくれると良い印象を持つようになります。
2.子どもの好きな事に共感する
人は誰でもそうだと思いますが、自分の好きな事や興味のある事に共感してくれる人に対して、良い印象を持つようになりもっと話をしたくなります。
3.子どもの気持ちを尊重した会話やアドバイスをする
いくら子どもの話を聞けたとしても、親(大人)が話す時に子どもの気持ちを無視したり真逆の話題やアドバイスをすると、子どもは心の中で「話を聞いてないな。聞いた振りだったのかぁ」と思い一気に信頼を失います。
ですので、話を聞くだけでなくこちらの話をする時に、子どもの話した内容や気持ちを意識したり尊重する会話やアドバイスをするよう心掛けてみて下さい。
私も子どもと関わって感じる事ですが、信頼関係が築けて無い時は無理にアドバイスや助言をせずに、まず相手の事を興味を示して知り、一緒に楽しい事をしたりしてから、徐々に信頼関係を築いていき、それぐらいのタイミングから「こうしたらどうかな?こういう方法もあるよ」といったアドバイスや助言をしていきます。
その方が子どもも「この人が言う事だったらやってもいいかな」という気持ちになりやすく、行動してくれたり話を最後まで聞いてくれたりして、肯定的に受け止めてくれます。
逆にまだ会って短い時間だったり、信頼関係がほとんど築けてないタイミングで、アドバイスや助言をしても話を最後まで聞いてくれなかったり、否定的に受け止められたりします。
信頼関係が築けると説得する必要がほとんど無くなるので、こちらも少ない労力で効果的な関わりができるという事になりますよ。
家族だけで抱え込まず支援機関と繋がろう
ここまでは親(大人)としてできる事をいくつか挙げていきました。
でも、それだけでは思うように不登校や引きこもりを改善できない事もでてきます。
そんな時は、なるべく早い段階で支援機関や理解ある仲間を作っていく事をおすすめします。
私達もそうですが、子ども達も同じように一人や少数の誰かとの繋がりだけでは、物事を上手く改善できなかったり限界がでてきます。
私はスポーツが好きで、よく野球やサッカーなどのチームスポーツを見て楽しんでいます。
そこで大切とされている事は、チームで協力して勝利を目指していくという姿です。
実は不登校や引きこもりも改善する為には、このようなチームで動く事が望ましいと考えています。
確かに私は困っている子ども達の支援をし続けていますが、私一人だけでは関わっている子どもを救えません。
それは、私には私ができる役割があり、それを越えて支援する事ができないからです。
ですので、私の役割が終わると次に必要とする支援ができる人に繋げる協力してもらうという事です。
こうして、複数の役割を持った人たちと一緒に協力して関わる事で、やっと上手く改善されるように歩み出していくのです。
私は野球が好きなので、これを家族や支援に必要な人達の構成を野球のポジションで例えるなら、ピッチャーとキャッチャーがお父さん、お母さん。内野手に子どもの友達や兄弟姉妹におじいちゃんおばあちゃん。外野手に学校や支援機関に私のような不登校・引きこもり支援者といったように、バッターである子どもが打った気持ちのボールを、色んなポジションの役割を持った人たちがキャッチし、そのボールを協力して渡し合う事が大切なのです。
この事を意識すると、どれだけ家族だけで改善する事の大変さが分かるかもしれません。
子どもが打った気持ちのボールを外野手がいなければ、内野手やピッチャーにキャッチャーが取りにいかないといけません。
これでは体がもちませんよね。
家族だけで抱えていると疲弊するのは、こういった役割不足が原因だったりします。
なので、問題に気づいたり限界を感じるようであれば、家族だけで抱え込もうとせず、学校や同じ経験をした大人や支援機関に相談してみましょうね。
こちらに全国の不登校や引きこもりの相談機関をまとめた記事を作っているので、良かったらみなさんの住まれている地域の相談支援機関や、支援する役割の存在が学校や身近にある事を確認してみて下さいね。
まとめ
不登校や引きこもりに親や大人が上手に関わる方法を経験者が考えてみました。について、不登校引きこもり経験者が語りました。
どんなネガティブな事でもそうですが、偏見や差別をした見方をすると物事は悪い方向に進みがちです。
なので、子どもが不登校や引きこもりに問題行動を起こしても、否定せず子どもの素直に気持ちを引きだぜるように理解を示し、一緒に考えながら適切な行動の仕方や気持ちの表現の仕方を子どもが理解できるよう、家族だけで抱え込まず理解ある人達と繋がり協力しながら、問題の改善をしていきましょう。
私は決して一人で不登校や引きこもりを改善できたのではありません。
時間は掛かりましたが・・・(13歳~20歳まで不登校で引きこもりを経験)
母を始めとする私の気持ちを受け入れ理解をする努力をして、同じ世代の仲間や友人に理解ある温かい大人と出会った事で、やっと一人で自立して生きていけるようになりました。
みなさんも、仲間を作り一緒に考え悩みながら過ごしていく事で、少しずつ改善の道が開かれていくように私は思います。
子どもひとりひとりに不安や悩みがあり、ここで私が解説した以外の解決方法やヒントが隠されています。
まずは子どもと話し合える関係性や時間を作るようにしてみて下さい。
そうすると、子どもが何に不安を持っていて何に悩んでいるのかを知れたり、どんな関わりや過ごし方が必要なのかが見えてくると思います。
もし、どうしたらいいのか分からない。
ウチの子はどんな関わりや受け止め方をしたらいいのか迷ってるなど、どう接するのかが見えてこなかったり不安のある方は、下のお問い合わせフォームにて、私が無料のメール相談を受け付けています。
良かったら何でもいいですので、メールでご相談ください。
私の性格はマイペースですので、お返事は気長に待って頂けると嬉しいです♪
このブログを通じて不登校や引きこもりで悩まれてるみなさんの気持ちに寄りそい、陰ながら応援していきたいと思います。
みなさんがこのブログで書いてほしい事や知りたい事を募集しています。
さらに不登校やひきこもりの相談も無料メールと有料相談(オンライン対応)で受け付けています。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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学校復帰や外に動き出す時に壁になるのが勉強ですよね。
私も不登校やひきこもりを経験し社会復帰する時に勉強が大きな壁として立ちはだかりました。
今振り返ると自分だけで闇雲に勉強をするのではなく何か活用しながらできるだけ人の目を気にせず勉強できたらなと感じます。
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