不登校・引きこもりのネガティブな言動の受け止め方は?考えを変えると子どものSOSが分かる!?
不登校・引きこもりのネガティブな言動の受け止め方は?考えを変えると子どものSOSが分かる!?について、不登校引きこもり経験者が語ります。
子どもは怒ったり不安がったり無視をしたり落ち着かなくなったりなどして、実はSOSを発しています。
そのSOSを気付かずにいると、大人が良かれと思ってした関わりが上手く伝わらず、時間が経つにつれお互いの関係がぎくしゃくしたりします。
今回は、ネガティブな言動にこそ子どものSOSがあるという事について、具体的に解説していきます。
子どものネガティブな言動はSOSを出している
まず始めに、子どものネガティブな言動はSOSと考えてみると、新たな受け止め方や関わり方に受けるストレス軽減できます。
例えば、怒る。黙る。不安になる。大人が嫌がる事をする。嫌がらせをする。など、それらを含めた大人が子どもの問題行動と取る行為は、実は子どものSOSが発せられてる可能性が高いのです。
子どもは大人に正直に自分の気持ちや状態を伝える事が難しい年代です。
特に思春期に入るとそれは問題行動として、大人を困らせる行為によりSOSを発しがちです。
ですので、表面上に現れる子どもの問題行動をそのまま受け止めて、怒ったり罰を与える対応をしているだけでは、子どもの抱えている不安や悩みに気付く事ができず、返って子どもの信頼関係を断ち切り互いに溝が深まる危険性があります。
なので、子どもの問題行動がなぜ起きているのか?普段の子どもの様子や大人との関わりの中から、振り返る事が大切になってきます。
この事は、子どもだけでなく大人でも同じように、不安や孤独に抱えきれないストレスを感じると、誰かに対して問題行動を起こすようになるのが自然の表現方法です。
「問題行動=悪」ではなく、「問題行動=SOS」という認識が、問題や関係性の解決に向けてポジティブな方向に働くという事を意識してみて下さいね。
実際に私が子どもと関わる時にも、子どもの言葉や行動に現れる表面的な部分をそのまま受け止めるのではなく、「何がそういう言葉や行動になるのか?」その要因や背景にある不安やストレスを意識して関わるようにしています。
そうする事で、私の何気ない気遣う言葉に子ども達は「○○さん(私の名前)実は僕はこんな事で悩んでいるんです」や「親とか友達と今上手くいってなくて困ってるんです」など、子どもの本当に伝えたかった不安や悩みを聞きだし、一緒に考えて不安やストレスの軽減や解決策を見つけていく事ができています。
では具体的に子どもの発するネガティブな言動の具体例を見ていきましょう。
ネガティブな言動の本質を知ろう!
実際に子どもが大人や他の子どもに向けて発する言動の裏の意味を考えてみましょう。
これらの例は、【図書文化 ワークシートによる 教室復帰エクササイズ 河村茂雄】から引用してご紹介しています。
表面上の言動 背景にある意味 甘えん坊 人にかわいがられる 人を信頼できる あきっぽい 好奇心旺盛 興味が広い あきらめが悪い ねばり強い・いちず チャレンジャー あわてんぼう 行動的 すばやく行動できる いいかげん こだわらない おおらかな 意見が言えない 争いを好まない 協調性がある いばる 自信がある 浮き沈みが激しい 心豊か・表情豊か うるさい 明るい・活発・元気 おこりっぽい 感受性豊か・情熱的 おしゃべりな 人との会話を楽しめる おっとりとした マイペース 周りをなごませる おとなしい おだやか 話をよく聞く 面白味がない まじめ かたくるしい まじめ カッとしやすい 感受性豊か・情熱的 変わっている 味のある・個性的 がんこ 意思が強い 信念がある 外面がいい コミュニケーション能力がある 社交的 だまされやすい 素直・純粋 人を信じられる だらしない こだわらない おおらか 短気 感受性豊か・情熱的 調子に乗りやすい 雰囲気を明るくする ノリがいい つめたい 冷静・客観的 でしゃばり 世話好き 生意気 自立心がある 涙もろい 人間味がある 感受性豊か 根暗 自分の心の世界を大切にする のんき 細かい事にこだわらない マイペース のんびりしている 細かい事にこだわらない マイペース 八方美人 人付き合いが上手 反抗的 自立心がある 自分の考えがハッキリしている 人づきあいが下手 自分を大切にしている こまやかな心をもっている 人にあわせる 協調性豊か 1人になりがち 自立している 独立心がある 気が強い すべてに積極的 弱音を吐かない 気が弱い 自分より周りを大切にする 気性が激しい 感受性豊か・情熱的 きつい感じ はっきりしている 厳しい 妥協せず目標を追い求める 口がきつい 素直に伝える 口が悪い はっきりしている 口が軽い 気持ちをすらすら言葉で伝える 口下手な 言葉を選ぶのに慎重 暗い感じ 自分の心の世界を大切にしている けじめがない 物事に集中できる ケチ 計画的にお金を使う 強引 みんなを引っ張る力がある 興奮しやすい 情熱的 こだわる 自分の考えを大切にする 向上心がある 断れない 相手の立場を尊重する やさしい わさがしい 明るい・活発・元気 しつこい ねばり強い 自分がない 協調性がある 自慢する 自己主張できる 自分を愛してる 地味 素朴・控えめ 消極的 ひかえめ・周りの人を大切にする ずうずうしい 行動力がある 堂々としている せっかち 反応がすばやい 責任感がない 無邪気・自由 人をうらやむ 人のよりところを直に認められる ふざける 周りを楽しませる プライドが高い 自分に自信がある ぼうっとしている 細かい事にこだわらない マイペース 周りを気にする 心配りができる 負けず嫌い 向上心がある 頑張り屋 まじめ 誠実で一生懸命 たよりになる 向こうみず 思い切りがいい 行動的 無口 おだやか・聞き上手 無理をしている 期待に応えようとする 協調性がある 命令しがちな リーダーシップがある 目立たない 和を大切にできる ひかえめ 目立ちたがり屋 自己表現が活発 おおらか 細かい事にこだわらない 優柔不断 じっくり考える 良く考えない 行動派・直観に優れている 乱暴 たくましい ルーズ こだわらない おおらか わがまま かわいげがある 自己主張ができる 出典:図書文化 ワークシートによる 教室復帰エクササイズ 河村茂雄
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といったように、色んな特徴や言葉は受け取り方次第でどうにでもなります。
確かに中には、少しポジティブ過ぎないといった解釈もあると思いますが、このように子どもや他人を見る時に、このような受け止め方や考え方をするだけでも、悲観的になり過ぎずストレスの軽減や関わり方に変化が表れると思います。
人間の行動にはある程度の動機があります。
特にネガティブな言動の際は、その人の育ってきた環境もありますが、それだけストレスや不安を抱えていると思って見ると、少しは優しくなったり上手く流せたりできるかもしれません。
特に不登校や引きこもりの子どもにはこういった言動が目立ってきやすいので、あまり正面から受け止めようとせずSOSの形だと思って見てくれたら、適切な関係が築けると思いますよ。
まとめ
不登校・引きこもりのネガティブな言動の受け止め方は?考えを変えると子どものSOSが分かる!?について、不登校引きこもり経験者が語りました。
人は自分の今の体や心の状態を無意識に表現します。
特にネガティブな言動の際は子どものSOSだと思い、ただ叱るだけでなくその言動に至った気持ちを汲み取るようにフォローしながら接してみると、子どもから思いもよらない悩みや動機を打ち明けてくれるかもしれませんよ。
また、SOSのタイミングで寄り添って関わる事で、親子関係もより一層の太い絆で結ばれる嬉しい効果も期待できます。
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