不登校の母親はどう関わればいい?中学生・高校生の接し方と距離感
不登校の中学生・高校生を持つ母親の多くが、
「どう関わればいいのか分からない」
「このままでいいのか不安」
と悩み続けています。
「このままで大丈夫なんだろうか…」
「何をしてあげるのが正解なのか分からない…」
子どもが不登校になると、
一番悩み、考え、動き続けるのは
母親であることがとても多いです。
この記事では、
不登校・ひきこもり経験があり、
現在は支援の現場で18年以上関わってきた立場から、
不登校の母親はどう関わればいいのか、
中学生・高校生への接し方と
距離感の考え方を分かりやすくお伝えします。
無理に学校へ行かせる方法ではなく、
親子関係を守りながら
不登校と向き合う関わり方をまとめています。
Contents
不登校の母親に一番大切なのは「関わり方の正解探し」より「距離感」

不登校の母親の関わり方で一番大切なのは、
テクニックよりも「距離感」だと私は感じています。
近すぎても苦しくなる
遠すぎても孤独になる
不登校は、このバランスがとても難しい状態です。
だからこそ、
「どう動かすか」よりも
「どう一緒にいるか」という視点が
とても重要になります。
【状況別】不登校の中学生・高校生を持つ母親の関わり方

では状況別に
不登校の子どもとの関わり方を解説していきます。
専業主婦・在宅時間が長い場合の関わり方
家にいる時間が長い場合、
どうしても子どもの様子が目に入りやすくなります。
すると、
- つい声をかけすぎてしまう
- 先回りしてしまう
- 心配が怒りや不安として出てしまう
ということが起こりやすくなります。
この場合に一番意識してほしいのは、
「見守る」と「干渉する」は違う
という点です。
不登校の子どもは、
ただでさえ自分を責めていたり、
将来に不安を抱えていることが多いです。
そこに声かけや視線が増えすぎると、
「家にいるだけで責められている感じ」
が生まれてしまいます。
大切なのは、
- 必要なときには声をかける
- それ以外は“普通の空気”を保つ
という関わりです。
そして、もう一つとても大切なのが、
母親自身の時間を持つことです。
不登校のことを考え続けても、
出てくるのは不安ばかりになりやすい。
だからこそ、
- 体を動かす
- 趣味を持つ
- 外とのつながりを作る
ことは、子どものためでもあり、
あなた自身を守る行動でもあります。
仕事をしている母親の場合の関わり方
仕事をしている母親の場合は、
逆に「関わりが少なすぎる」ことが
問題になることがあります。
子ども側は、
「忙しそうだから言えない」
「自分のことはどうでもいいのかも」
と感じてしまいやすいです。
この場合は、
意識して声をかけることが
とても大切になります。
内容はアドバイスではなく、
- 体調を気づかう
- 存在を気にかけていると伝える
- いつでも話していいと示す
という関わりです。
たとえば、
「今日はちゃんと食べた?」
「眠れてる?」
「何か困ってることあったら、いつでも言っていいからね」
この“何も起きていない時の声かけ”が、
いざという時に子どもが話せる土台になります。
実際、支援の現場でも
「話していいと思ってなかった」
という子はとても多いです。
「何かさせなきゃ」と思った時ほど、
まずは“家の中でできること”からで十分です。
具体例はこちらにまとめています。
不登校の母親に知っておいてほしい「気持ちの伝え方」

関係をよくしていく上でとても大切なのが、
「指示」ではなく「気持ち」を伝えることです。
❌「こうしなさい」「それはダメ」
⭕「私はこう感じている」「あなたが大切」
たとえば、
「学校に行ってほしい」ではなく
「あなたの将来が心配で、私は不安になることがある」
「何とかしなさい」ではなく
「あなたが少しでも楽になれる方法を一緒に考えたい」
という伝え方です。
人は否定されると閉じ、
受け止められると心が開きます。
不登校は“動かす問題”というより
“関係を立て直す時間”でもあります。
やってしまいがちな関わり方
不登校の母親ほど、
「何とかしなければ」と必死になります。
その中で起きやすいのが、
- 正論で説得する
- 成功例を押し付ける
- 期限を切って動かそうとする
これらは一時的に動いても、
長い目で見ると悪化するケースもとても多いです。
不登校をどうにかしようと焦るほど、
将来や進路のことばかり考えてしまう方も多いです。
将来不安への向き合い方については
こちらの記事で詳しく書いています。
不登校は「行動」の問題の前に、
「安心」と「自己肯定」の問題があります。
母親一人で抱え続けないという選択
不登校は家庭の問題であると同時に、
一人で背負うには重すぎる問題でもあります。
- 支援機関
- 親の会
- オンライン相談
- 個別相談
第三者が入るだけで、
- 見え方が変わる
- 感情が整理される
- 関わり方に余白が生まれる
ということが本当に多くあります。
母親が少し楽になるだけで、
子どもの状態が動き始めることも少なくありません。
まとめ
不登校の母親はどうしたらいい?
中学生や高校生の関わり方について、
不登校引きこもり経験者が語りました。
不登校の母親はどうしたらいいのか。
答えは「正解の関わり方を探すこと」よりも、
- 距離感を整える
- 気持ちを伝え合う
- 一人で抱えない
この土台を作っていくことです。
私自身も、不登校から長くひきこもった経験があります。
支援とつながっていった流れはこちらに書いています。
近すぎず、遠すぎず。
動かそうとする前に、まず関係を守る。
それが結果的に
不登校を長引かせない一番の近道になると、
私は現場から強く感じています。
もしこの記事を読んで、
「どう関わればいいのか分からない」
「一人で考えるのがつらい」
と感じた方は、個別での相談も行っています。無理に結論を出したり、行動を急がせることはありません。
状況や気持ちを整理しながら、今後の選択肢を一緒に考える相談です。※個別相談について
社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。
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※この記事内のリンクは、進路や学習を考える際の「情報提供」を目的としています。
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