福祉の支援を受けても孤立から抜け出せない人達が居る事に気付きました
福祉の支援を受けても孤立から抜け出せない人達が居る事に気付きましたについて、不登校引きこもり経験者が語ります。
人は誰しも孤立を望んでいません。
逆に自分が心地よいとする居場所を人や場所に求め、日々生きています。
しかしながら、児童福祉のお仕事をしながらある背景を持った人達が、福祉支援を受けてもなかなか孤立から抜け出せない様子を感じる事が私の中で増えていきました。
それはどんな人達なのか?どんな様子で孤立しているのか?
という、私なりに現場で感じた孤立している人達にある現状と環境を解説していきます。
ちなみに今回の記事の話は、あくまで私が福祉の現場で個人的な主観で感じた事ですので、決してそれが正しいと結論付けるものではありません。
いち福祉の現場の声として見て知って頂けたらありがたいです。
福祉の現場でも孤立をしていく人達

私は児童福祉というジャンルで不登校。ひきこもり。事情があり親元を離れて過ごす人達と日々関わっています。
そういう人達の中には、一定期間支援を受けていると、ある程度自分の意思で行動し決断し支援を抜け出して自分の人生を歩みだしたり、別の環境に移り、次のステップを刻んで学校に通い出したり仕事を始めたりという人もいます。
しかしながら、いくら支援をしても何年も時間を掛けても、なかなか次にステップにいけず支援期間が延び次のステップへ歩みだせない人達もいます。
そういう人達の多くに共通している事は、環境適応力が比較的困難な方達であり、最初に支援を受け安心を手に入れ、慣れた人や場所から抜け出せず、新たな人との関わりや環境に飛び込めない。または、飛び込んでも戻ってきてしまいます。
それだけ、その人達にとって環境適応という事がとても難しいミッションのようにも、私は現場で見て感じています。
では、なかなか次のステップへ移行できない人達の背景を次に考えていきましょう。
孤立する人達の背景
私が児童福祉で色んな子ども達と関わり、前に進む人と前になかなか進めず止まっているように見える人達の背景はどんなものがあるのでしょうか?
それは、発達障がいを持った人達です。
実際に現場で関わり見守っているのですが、多動でなかなか落ち付けず周囲を困惑させたり、逆に寡黙で立ち止まっているだけで周囲もどう関わったらいいのか分からないでいたりします。
もう20年近くこういった現場で活動している私としては、この状況はごく当たり前の日常で、今は発達障がいを持つ人達の個性も見方や私達の受け止め方次第で、良くも悪くもなると感じる事ができるので、私個人としては逆にみんなに合わせる時代に自分のペースを崩さず、切り替えも早くできる特徴を持つ人達に感心したり学ばせてもらったりします。
しかし、現場で関わっている発達障がいの人達の多くは、社会活動において、そして福祉現場においても「生きづらさや困難を抱えている人達が多くいる」のも事実だと感じます。
実際に居場所でも孤立し他の人達から離れて、1人ぽつんと過ごす人も見られます。
そうなんです。ある程度理解ある職員や安心できる環境設定をしても、なかなか馴染めなかったり孤立し易かったりします。
なぜならそういった居場所でも、より個別の支援や関わりが彼ら彼女らには求められるからです。
なので、発達障がいの背景を持っていても、独特の個性を職員から他に参加している子ども達へ理解できるように周知したり、全員が自分の安心できる時間を過ごす取り組みや環境設定を怠らない事が大切になります。
具体的には、必要に応じて声掛けをしたり、一緒に遊んだり分けて遊んだり、疲れたりした時は1人になれる場所に移動するなど、色々と工夫をしていかないと上手くいきません。
また、そういった環境を作って通えるようになった事はいいですが、そのような安心して過ごし個別性も重要視した人や場所が、社会や福祉の現場ではまだまだ足りなかったりします。
なので、慣れ親しんだ場所に何年も居続け次のステップに移れずにとどまっている。あるいは参加する場所でなかなか馴染めずにいる人達がいます。
こうして上手くいかない日々が増えると、子どもだけでなく親も孤立を感じたり精神的に疲れる事が増えていくのではないかと、私は最近考えるようになりました。
子も親も孤立を感じているのではないか?

ここまで福祉を受けていても孤立から抜け出せない人達の特徴をお伝えしてきました。
もちろん、発達障がいを持っていても適切な支援とステップを踏んで自立したり、自分の生き方を見つけている人はそれなりにいます。
しかし、それらの方達が支援活動の中で関わり目立っているのも事実です。
こうして、個性が強く、周囲と上手くコミュニケーションが取れない。同じ空間に居ても馴染めない。距離を感じるなど、支援を受けている当事者は孤立を感じて過ごしています。
彼ら彼女らも私達と同じように感情を持っています。
なので、人から嫌われているか?距離を取られているか?程度の差はあってもしっかり感じ取っています。
では、それは子どもだけが感じているのか?
実はそれだけじゃないのでは?と、私は感じています。
その理由は、子どもの親も社会に対してだったり、支援する人に対して大きな不信感を持っていたり不安を感じていたりしています。
例えば、ちょっとした軽い擦りむく程度の怪我をして報告しても、大体の方は丁寧に説明したら理解を示してくれます。
でも、個性が強い子どもの親の方で時々、どんなに丁寧に説明しても、支援者の対応が悪いと一方的に非難したり、支援者の人間性をも否定したり、真摯に対応しても罵声を言ってくる方もいます。
しかし、ここがとても大事なポイントで、一見、この内容だけ見ると、親の方が一方的に自分勝手でワガママのように見えますが、実はそんなに単純でないと私は考えるようになりました。
特に支援をしていて、とても深い悩みや課題を抱えている親子ほど、他者を信じる事ができなかったり、非難したり、暴力的な言動に向かっていきます。
これはある意味、過去、私はひきこもっている時代に深く傷ついて落ち込み人生に絶望した時、そして、人を信じる事ができなかった時に起こした行動。そう、暴力暴言です。
私も過去に経験し感じる事は、人は他者に対して信用できず疑っていたり、自身の事や未来に希望が持てず絶望を感じていたり、そして、孤独を感じていたりした時に出やすい言動になります。
なので、支援を通じて非難をしたり攻撃的な親子を見ると、どれだけその背景に人を信用できない出来事だったり、孤独を感じる事があったんだろうなと想像し、ただ表面的なネガティブだけで判断せずに、相手の事情を感じ想像を膨らませながら、これから必要な福祉支援の在り方をもっと考えていきたいと私は強く思っています。
現状、福祉の限界を迎え、去っていく親子も見てきています。
全員を上手く支援できなくても、日々学び未来に活かせる思考と行動力を持っていたいと私は強く感じています。
まとめ
福祉の支援を受けても孤立から抜け出せない人達が居る事に気付きましたについて、不登校引きこもり経験者が語りました。
多様化と個別化で色々と支援の幅や課題もあって難しい福祉支援ではありますが、支援の輪を広げるだけでなく、支援で関わる人達が安心し次のステップへ歩めるよう、支援者として時に寄り添い時に向き合って、1人1人の人生が豊かになるような活動をこれからも続けていきたいと私は思います。
もしこの記事を読んで、
「どう関わればいいのか分からない」
「一人で考えるのがつらい」
と感じた方は、個別での相談も行っています。無理に結論を出したり、行動を急がせることはありません。
状況や気持ちを整理しながら、今後の選択肢を一緒に考える相談です。※個別相談について
社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。
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