不登校の再登校が怖いあなたへ|理由と向き合い方を経験者×社会福祉士が解説
不登校になると、
ほとんどの人が一度はぶつかる壁があります。
それが「再登校」です。
・また学校に戻れるのか
・周りはどう思うのか
・行っても続くのか
そんな不安や恐怖を感じている当事者、
そして親御さんも多いと思います。
この記事では、
不登校・ひきこもり経験者
+社会福祉士資格を持つ支援者の立場から、
・なぜ再登校が怖くなるのか
・再登校でつまずきやすいポイント
・無理をしない考え方
・実際の再登校体験談
をわかりやすくお伝えします。
この記事は、
・再登校を考えると怖くなる不登校当事者
・子どもの再登校に不安を感じている親御さん
・支援の関わり方を考えている方
に向けて書いています。
不登校・ひきこもり当事者経験
+支援視点から、わかりやすく解説します。
Contents
不登校の再登校が怖くなる理由

不登校になると、本人が望んでいなくても
親や学校が「そろそろ…」と
再登校に向けて動き出すことが多くなります。
すると、心の準備ができていない状態で
再登校という大きな壁が目の前に現れます。
このとき多くの人が感じるのが、
「怖い」「考えたくない」
「逃げたい」という感情です。
では、なぜ再登校は
ここまで怖くなるのでしょうか。
クラスメイトの反応が怖い
再登校で一番多い不安がこれです。
・何か言われないか
・変な目で見られないか
・陰口を言われないか
実際、私自身も
「周りはどう思うだろう…」
という不安で頭がいっぱいでした。
勇気を出して登校したのに、
・驚かれる
・噂される
・避けられる
そんなことがあったら、
心は一気に折れてしまいます。
この不安は本人や家族だけで
消すことはとても難しいです。
だからこそ重要なのが
学校側のサポートです。
・事前に先生がクラスへ配慮した説明をする
・保健室登校や別室登校から始める
・少し顔を出して帰る練習をする
など、
スモールステップを用意してもらうことで
再登校の恐怖は大きく下げることができます。
再登校の第一歩として多いのが「保健室登校」です。
経験談と進め方はこちらの記事で詳しく書いています。
先生への不信感・トラウマ
不登校の原因に
「先生との関係」がある場合、
再登校はさらに怖くなります。
・怒られるのが怖い
・理解してもらえなかった
・威圧的だった
こうした経験があると、
「また同じことになるのでは」
という恐怖が消えません。
この場合も、
本人だけで抱えないことがとても大切です。
・担任以外の先生
・スクールカウンセラー
・スクールソーシャルワーカー
などを通して、
学校とのクッション役を作ることで、
環境は大きく変わることがあります。
そもそも「なぜ不登校になるのか」を理解すると、
再登校の怖さも整理しやすくなります。
無理に学校へ行かなくていい
私自身の経験と、
支援現場の両方から
はっきり言えることがあります。
無理な再登校は長続きしません。
一時的に行けても、
・数日で止まる
・心が限界になる
・学校そのものがトラウマになる
こうしたケースを
本当にたくさん見てきました。
実際、私も中1のとき、
先生からの強い言葉がきっかけで
無理に登校しましたが、
その日限りで
逆に学校がもっと怖くなりました。
「本人のため」
という大人の思いが、
結果的に逃げ道を塞ぎ、
再登校をもっと怖くすることもあります。
当事者の方へ伝えたいのは、
行けないときは、行かなくていい。
今の日本の学校は、
「不登校の意思を尊重すること」
が国の方針として示されています。
どうしても苦しいときは、
「今は行ける状態じゃない」
と伝えていいのです。
親御さんの関わり方で、
再登校の怖さは大きく変わります。
再登校のタイミングやペースについては
こちらで詳しく書いています。
本人が「行こう」と思えたときがスタート
再登校で一番大切なのは、
「自分で決めた」という感覚です。
・行かされている
・追い込まれている
この状態では
心は回復しません。
私自身
2回目の再登校では、
・無理に会おうとしない
・手紙でつながる
・保健室から始める
そんな担任の関わりによって、
少しずつ「行ってみようかな」
という気持ちが育ちました。
結果として、
そのときの再登校は
半年以上続きました。
途中でまた
不登校にはなりましたが、
・先生の理解
・クラスの空気
・学校のサポート
は明らかに以前と違っていました。
「自分で決めて行った」という経験は、
その後の人生でも大きな支えになります。
再登校しても、また休むことはある

親御さんは、再登校すると
「これで安心」と思いやすいですが、
再登校=完全回復
ではありません。
・勉強の遅れ
・人間関係
・生活リズム
こうした問題が、
あとから出てくることも多いです。
私も、受験モードに入ったとき、
勉強についていけず
再び不登校になりました。
だからこそ大切なのは、
・登校後も見守る
・小さな変化に気づく
・相談できる先を残しておく
という姿勢です。
再登校したときの正直な気持ち
再登校の日
私は本当に怖かったです。
「見られる」
「何か言われる」
「空気が止まる」
そんな想像ばかりしていました。
でも、実際は
クラスは驚いてはいたけれど、
誰も傷つけることは言いませんでした。
あとで聞くと
「めちゃくちゃびっくりした」
とは言われました(笑)
それでも、
・先生が守ってくれた
・クラスが普通に接してくれた
この経験は、
「学校に居場所は作れるかもしれない」
と思える大きな転機でした。
よくある質問(再登校Q&A)
Q1. 再登校が怖いまま行っても大丈夫ですか?
怖さがゼロになることはほとんどありません。
大切なのは「怖いまま一気に行く」のではなく、
不安を減らしながら段階を踏むことです。
Q2. 何ヶ月も休んでいますが、再登校は可能ですか?
期間よりも
「環境」と「支援体制」の方が重要です。
別室・保健室・短時間など
選択肢を増やすことが再登校につながります。
Q3. 親は何を意識すればいいですか?
「行かせる」より
「安心を増やす」関わりが大切です。
話を聞く・責めない
相談先を確保することが回復を支えます。
Q4. 再登校しない選択は逃げですか?
逃げではありません。
命と心を守るための選択です。
再登校だけが正解ではありません。
まとめ|再登校が怖いのは当たり前
不登校の再登校が怖いのは、
弱いからではありません。
それだけ
心がたくさん傷ついてきた証拠です。
・怖くていい
・迷っていい
・時間がかかっていい
大切なのは、
「支援されながら決めること」です。
もし今、
・再登校が怖くて動けない
・親としてどう関わればいいかわからない
・学校とのやりとりがつらい
そんな状態なら、
一人で抱えなくて大丈夫です。
学校、行政、民間、NPO、電話、メール
色んな相談機関があります。
もし今、
誰かに相談したいと感じているなら、
全国の相談先をまとめた
こちらも参考にしてみてください。
もしこの記事を読んで、
・どう関わればいいのか分からない
・理由が分からない状態にモヤモヤしている
・子どもが急に話さなくなり不安だ
・一人で考えるのがつらい
と感じた方は、
個別での相談も行っています。
無理に学校へ行かせる方向にまとめる相談ではありません。
あなたやご家族の状況や気持ちを
丁寧に整理しながら、
今後の選択肢を一緒に考える相談です。
相談することで、
・気持ちが整理できる
・第三者の視点で客観的に見られる
・親子の関わり方のヒントが得られる
といったメリットがあります。
※個別相談について
社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。
まずは 無料メール相談からでも大丈夫です。
詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
不登校やひきこもりの状態では、
「今すぐ何かを始めなければ」
と焦る必要はありません。
ただ、もし
・学校の勉強から長く離れていて不安がある
・再登校や次の一歩に向けて、少しずつ準備したい
・家でできる学び方を知っておきたい
そう感じたタイミングが来たときのために、
自宅でできる勉強方法をまとめた記事があります。
無理に読む必要はありません。
「今の自分(子ども)に合いそうか」を考える材料として、
必要なときにだけ参考にしてもらえたらと思います。
⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法をまとめた記事はこちら


















