不登校は家庭環境の見直しで改善が期待できる!?経験者が語ります。
不登校は家庭環境の見直しで改善が期待できる!?について、不登校引きこもり経験者が語ります。
不登校の改善で欠かせないのは家族の協力です。
これは私が支援してきたどの子どもでも共通する大切な力です。
という事は、家庭環境が良くないと不登校改善の大きな力になる家族のサポートが受けられません。または機能しません。
そうなると、いつまでも子どもは不登校という状況から抜け出せず、そのまま引きこもり化していき長期化する恐れも出てきます。
今回はそうならない為に大切な家族環境の見直しで見えてくる、不登校の改善方法について考えてみました。
不登校は家庭環境が原因?
不登校になる理由として、家庭環境の悪化が関係する事はあると考えます。
その理由として挙げられるのが、夫婦関係が悪くケンカをよくする。兄弟の関係が悪くケンカする。親と子で会話をしたり一緒にいる時間がほとんどないなど、家で安心して体と心を休める為に必要な環境が壊れていると、子どもは不安になり家で体と心の健康を養う事ができなくなります。
そうなると、学校に集中できなかったりして、勉強が遅れたり人間関係も上手くいかなかったり消極的になる事で、安定した学校生活を送れず勉強の遅れや人間関係のトラブル等で、学校の居場所を失う可能性が出てきます。
さらに、学校や人間関係で悩んでいたりトラブルを子どもが抱えていても、家庭環境が悪いとなかなか自分の気持ちを表現しようと子どもは思えなくなり、自分の事より家族の事を心配したり危惧して、子どもは我慢を日々重ねていく事になります。
そうして、ある日突然、子どもが不登校になり親としては、なぜうちの子が急に不登校になるの?といった現象が起きるのです。
でも一見、突然のように起こったと見える不登校は、子どもは心の中で以前から抱えていた不安を家族や他の人にも打ち明けられず、我慢して過ごした結果、気持ちを抑えきれなくなり体も疲れてしまい、自分でコントロールできずに不登校になるという形だと私は考えています。
ですので、家庭環境は悪いより良い方が、子どもからのSOSも早い段階で拾う事ができるので、不登校を回避出来たりもしなったとしても早い段階から改善の方法がとる事ができます。
家庭環境の見直しから不登校の改善が始まる
いかに不登校と家庭環境が繋がっているのかを知る事ができたと思います。
そこで、次にどんな所を見直し家庭環境を見直していくのかを考えてみましょう。
1.夫婦関係の見直し
夫婦間でケンカばかりしていると、子どもは言いたい事も言えなくなり自分より親を心配したり、親に自分の不安を打ち明けず楽なります。
無理やり仲良くなるのは難しいと思いますが、ここは子どもの為にせめて落ち着いた話し合いの中から、一緒に協力して子どもの話を聞く機会を作り一緒に過ごす時間も持つように努力をお互いにしてみて下さい。
どうしても夫婦の中が改善が難しいのでしたら、せめて子どもの前や子どもが聞こえている所では、
ケンカをしないように意識するだけでも子どもの反応は違うと思います。
2.兄弟姉妹の関係の見直し
兄弟姉妹関係も同じく悪化していると、親もそちらばかりに気を取られてしまいます。
そうなると目に見える問題が優先になりやすいので、子どもが抱えている心の不安や悩みに気付きにくくなります。
また、子どもも兄弟の関係を優先して自分の不安や悩みを押し殺して過ごしていくという、選択をしてしまいがちになります。
ですので、兄弟姉妹関係も家族会議みたいな形でお互いにある程度納得したり頑張れるポイントをピックアップして、どちらかが悪いという決めつけをせずに、どちらの気持ちも尊重しつつ物理的な距離を取るように配慮するなどして兄弟姉妹関係の修復を図りましょう。
3.子どもと一緒に過ごす時間を意識して作る
いくら子どもで血のつながった家族であっても、子どもと一緒に過ごす時間がなければ、子どもの気持ちの変化やSOSを感じ取る事ができません。
子どもの事を分かっているつもりでいると、ある日突然子どもが不登校になる可能性だって出てきます。
私は日々、子どもと一緒に過ごしながら支援をしていますが、やはり子どもと一緒に過ごしたりする時間が多い子ども程、子どもの特徴を知る事ができるので、子どもの気持ちの変化に気付きやすくなります。
そうすると、こちらからアプローチをしても子どもは私と一緒に過ごし信頼関係も築けているので、自分の抱えていた不安や悩みを打ち明けてくれます。
また、私が気付いていなくても、子どもから私に悩みを打ち明けにきてくれるので、子どもと一緒に過ごす時間を作る事はこちからでもあちらからでもSOSに気付くチャンスが増えるという事になりますよ。
まとめ
不登校は家庭環境の見直しで改善が期待できる!?について、不登校引きこもり経験者が語りました。
これまでの支援の中で私が重要だと考えているのが家庭環境です。
傾向として不登校や引きこもりになる子どもの家庭環境は上手くいってない事が多いと感じます。
そして、親の方から相談を受けている時に感じているのが、子どもの不登校という現象だけに目がいってて、家庭環境の問題に気付けていない事です。
これでは、なかなか不登校の改善に必要な安定した家庭環境が望めなくなり、子どもへ効果的な支援をしても上手く機能性ない可能性が出てきます。
また、私自身も父のDVがあり母子家庭で育っているので、家庭環境は上手くいっていません。
そして、不登校から引きこもりになり、改善して外にでるまでに7年の月日が流れました。
それぐらい家庭環境の改善や見直しは大切だと私は感じています。
一般的な状態にするのは無理であっても、今できる事で家庭環境を改善しそこかれ子どものSOSをキャッチし易くなる状況を作る事が、不登校を回避したり早めの改善に繋がっていくと思います。
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