不登校から復帰する期間は?中学生や高校生に大学生は?経験者が語ります。
不登校から復帰する期間は?中学生や高校生に大学生は?について、不登校引きこもり経験者が語ります。
不登校になると気になるのがどれぐらいの期間が必要になるのか?
特に子どもの変化が見られないように感じる不登校だと、期間が長引く程、親としては「この子このままずーと不登校で引きこもってしまうのかな」と、配になりますよね。
今回は、不登校から引きこもりを7年経験した私が、不登校引きこもりの訪問支援歴11年の経験から感じた不登校から復帰する期間を解説していきます。
不登校から復帰する期間はどれぐらいが必要?
不登校から復帰する期間は問題の程度にもよりますが、学校に登校するという形であれば早くて2週間~1年ぐらいで可能だと思います。
でもこれは絶対の期間ではなく、適切な支援をしてきた場合の期間だと考えています。
もし適切な支援が実現できなかった時は、1年以上復帰まで期間を要する事になります。
私の支援経験では実際に高校3年生の5月頃から不登校になった青年は、半年以上の家への訪問支援を経て、次年度の4月から留年という形で同じ高校に復帰しました。
ちなみに私の不登校経験だと、中学1年生の6月頃から不登校になり、中学1年生の1月の初日の登校日に学校に行きました。
しかし、この時の復帰はあまり気の進むものではありませんでした。
その理由は、体育会系の先生が「○○(私の名前)明日学校に来るように」と、直接電話があったからです。
この関わり方はあまりよくありません。
なぜなら、私の気持ちを無視して先生側の要求を一方的にしているからです。
この時は、その先生の怖さから一日だけ登校しましたが、その後は休んで電話にも出なくなりました。
しかし、中学2年の担任の先生がとても理解ある方で、私の気持ちに寄り添いながら無理の無いように家庭訪問をして下さったので、中学2年の9月頃から保健室登校を始め、12月頃から学校に復帰しました。
私の場合ですと、中学1年生の時は適切な支援を受けれてなかったので上手くいきませんでしたが、2年生になり私の気持ちを受け入れて無理の無い適切な支援をしてくれる先生に出会った事で、半年後の9月から保健室登校をでき、1年以内に学校復帰ができました。
ですので、不登校から復帰する為には、子どもの気持ちに寄り添い受け止めてくれる、家族や学校の先生に友人などの人間関係と、子どもが安心して過ごせる家や外の居場所を作る事が大切になります。
中学生・高校生・大学生では違う?
不登校から復帰する期間として中学生や高校生に大学生で期間の違いはあるのでしょうか?
基本的にはどの学校の形態でも復帰する期間に違いは無いと思いますが、先ほどもお伝えしたように適切な支援と環境が復帰の期間に大きな影響を与えます。
中学生だと義務教育になり不登校の対応も国を挙げて行っているので、比較的支援が行き届きやすく環境も不登校の子どもに配慮してくれるでしょう。
それが高校生や大学生ともなると、義務教育から外れてくるので、学校の考えによって対応が大きく変わっていきます。
特に進学校や頭の良い大学になると、不登校の対応に鈍感になりがちです。
そうなると、適切な支援が整っていないので、復帰までの期間が伸びたりその学校には復帰する事は難しくなってきます。
もし、不登校になった高校や大学の支援がほとんどできていないのであれば、高校だと不登校に理解のある学校や通信高校などの転校を考えて良いかと思います。
家族以外の繋がりや環境が重要になってきます
ここまで不登校から復帰までの期間について見てきましたが、一番気になる早く学校に復帰する為に必要な事は、家族を始め家族以外の理解あり子どもの気持ちに寄り添える人との繋がりに、安心して過ごせる居場所作りが大切になってきます。
この2つの事を早い段階で満たす事ができれば、復帰する時間は早まっていくものと考えています。
実際に不登校の子どもと接している私が訪問支援で関わると、これまで何年も家にこもっていた子どもが、数年ぶりに外出したり運動をしたり外食をしたりできるようになっています。
これは、家族の子どもの気持ちに寄り添う姿勢に家族以外の私が繋がる事によってできた行動です。
人間誰しもそうですが、自分だけで何かをやるより誰かと一緒にやる方が、明確な目標や多少の責任感も生まれ行動に移しやすくなります。
特に不登校や引きこもりの子ども程、1人でやるには抵抗を感じさらに目的や動機がないと動けない傾向があるので、人との繋がりから行動を促していく関わり方が重要になってきます。
まとめ
不登校から復帰する期間は?中学生や高校生に大学生は?について、不登校引きこもり経験者が語りました。
不登校から早く復帰する為には、子どもが安心して過ごせる人間関係の構築と家と外の居場所作りが大切になってきます。
また、学校が不登校の支援にどれだけの協力をできるかも大切になってくるので、まずは行政などの支援機関の相談の元、学校の転校なども視野に入れて行動してみて下さい。
不登校になったのは子どもの意思です。同じように復帰するのも大人のプレッシャーや一方的な要求では無くて、同じく子どもの意思で学校復帰できるように、適切な支援をしていきましょうね。
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