不登校の高校生が克服するには?経験者が語ります。

2019年6月26日


不登校高校生克服するには?について、不登校引きこもり経験者が語ります。

高校生の不登校は義務教育ではない為に、学校も待ってくれなかったりするでしょう。

そうなると、親としてはできるだけ在学中に不登校を克服し学校に復帰するのを望むところです。

今回は、中学とは違った状況の不登校に関して、克服する方法やその為に大切な事を解説していきます。

 

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不登校の高校生は克服できる?

 

 

まずは一番気になる高校生の不登校は克服できるのかという事ですが、答えは克服はできると考えます。

子どもは色んな要因で不登校になってしまうので、まずは子どもが何で学校に通えなくなったのか、理由を探してみましょう。

多分、いきなり子どもに直接聞いてみても、子ども自身の「分からない」や「知らない」など答えたくなかったり、子ども自身も何でこうなったのか分からなかったりします。

なので、まずは学校の先生に子どもの様子を聞いてみましょう。

そこで子どもが不登校になった原因やキッカケが見えてくるかもしれません。

 

不登校になる原因で考えられるのは?

 

 

学校の不登校で考えられる原因はいくつかあります。

 

勉強を頑張り過ぎて疲れた。

学校生活を頑張り過ぎて疲れた。

集団活動に頑張り過ぎて疲れた。

人間関係に頑張り過ぎて疲れた。

親の期待に応えようと頑張り過ぎて疲れた。

誰かからイジメられている。

 

など、大きく分けてこれらの要因が一つ以上抱え込んで学校に行けなくなります。

不登校になる子どもの要因として基本的に多いのが、本来の自分以上に頑張り過ぎていたという事です。

不登校になる子どもの多くが、基本的に真面目タイプで親の手もあまり掛からず周囲からも評判は良かったり悪くない子どもが多い傾向です。

でも、そんなタイプの子は急にネジが取れたかのように突然ストップしてしまいがちです。

私の場合は、中学生の頃に不登校になりましたが、私の場合もこの要因で不登校になりました。

今振り返ると、私は集団活動や人間関係に親の期待や軽いイジメなど、これらの要因が重なり突然不登校になった経験がありました。

正直、その時に何で学校に行けなくなったのかは聞かれても自問自答しても原因は分かりませんでした。

ただ、「この絶望的な状況をどうにかしたいけどどうしたらいいのか分からない。もう自分の人生は終わってしまったのか」という気持ちで一杯でした。

なんでもそうですが、大変な時を乗り越えて昔の自分はこう思っていたこうだったというのが見えてくるので、当事者でなかなか大変な状況の中にいる時は気付けないものでもあります。

ですので、親や学校の先生や友達関係に相談支援してくれる機関の協力を得て、子どもがどんなところにつまづいていて不登校になったのかを知れると、それに必要な対応ができるので不登校の改善の大きな力となるでしょう。

 

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克服する方法は?

 

 

では、具体的に高校生で不登校を克服するにはどうしたらいいのでしょうか。

その方法を考えていきます。

 

子どもをゆっくり家で過ごすようにして下さい

 

これまで色んな事に頑張り過ぎているので、まずは家で子どもが安心して過ごせるようにゆっくりさせて下さい。

その時は、ゲームやパソコンなどに依存する事があるかもしれません。

でもそれは、現実逃避の手段として良い意味でストレス発散をしているので、まずはこれまで溜めていたストレスを家である程度発散させるよう見守っていきましょう。

 

落ち着いてきたら子どもとこれからどう過ごすのか確認してみましょう

 

親もそうですが、子ども自身もこれからどうするのか不安に思っています。

数週間から数カ月ぐらい経つと、不登校になった時より子ども落ち着いて過ごせるようになってくるので、子どもが落ち着いてきたと判断したら、時々、今後はどうしていきたいのかを確認してみて下さい。

その時に「今は考えたくない」など、答えたくない反応をされたら、今はまだゆっくり過ごしてストレスを発散する時期だと思って、もう少し様子を見ていきましょう。

 

勉強もできるようであればしよう

 

学校復帰の障害の一つとなるのが勉強です。

よくあるのが、不登校になり学校を長期で休んでいたが、少しずつ学校復帰の気持ちを持つようになり、いざ再登校を果たしたけど、数日から数週間で再び不登校に逆戻りしたという経験はないでしょうか?

この時の大きな要因として、先ほど述べた勉強の遅れによるクラスでの孤立感や置いてきぼり感を感じ、学校復帰を果たそうと頑張ったけど再び学校生活を続けていく自信を失い、再び不登校になる事が考えられます。

 

勉強についていけないとクラスの授業中に取り残された気持ちになるので、学校復帰に向けて子どもが前向きな時は、無理のないペースで勉強を進めていく事も復帰した後に安定して通うために必要な要素の一つと言えます。

ただし、子どもの勉強に対する理解や意識を確認してから勉強をどの段階でするのかを一緒に考えていきましょう。

子どもの気持ちを無視して良かれと思って勉強をさせてしまうと、返って学校復帰に向けた前向きな気持ちが無くなってしまい後退する可能性もあるので、子どもに確認を取って下さいね。

 

通信高校への転校も新たな出発のきっかけになる

 

今や高校は多様化しています。

みなさんも耳にした事がある通信制の高校という道です。

通信高校は不登校を意識して作られているので、お子さんの勉強や学校の過ごし方の考えに寄り添ってくれます。

私が関わている不登校経験者の方に、女の子で小学4年生から不登校でほとんど勉強をしていなかった人がいます。

そんな彼女でも通信高校と出会い、勉強もフォローしてもらいながら通い続ける事ができたので、無事に通信高校を卒業し高卒の資格を手にする事ができました。

 

通信高校によっては勉強をしっかりと学んでいきたい人向けや、まずは少しずつ学校に慣れてから自分のペースで通い、とりあえず最低限の勉強で高卒資格を取りたい人向けなど、勉強重視高卒資格を取る事を優先するなど、それぞれの通信高校のスタイルがあります

もし、お子さんが今の高校の復帰に不安を持って、通信制高校に興味があるのでしたら、まずは気になる通信高校のホームページを見たり無料の資料請求で、気になる学校の特徴やスタイルをチェックしてみて下さい。

そうする事で、お子さんに合った通信高校を見つける事ができますよ。

こちらのサイトでは全国の通信高校の無料一括請求ができるので、とりあえずどんな高校があるのかを見たい方におすすめです。

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子どもの意思をある程度確認してから動いていく

 

落ち付いて子どもと今後どうするのかを確認できると、子どもがこれからどうしたいのかが見えてきます。

学校に戻って勉強をしたいなら、学校の先生と相談してサポートや復帰するタイミングを一緒に考えていくようにしましょう。

勉強はしたいけど、今の学校に戻りたくないのなら、あまり今の学校に戻る事にこだわらず他の高校に転校する事も考えていきましょう。

学校自体がイヤという場合は、不登校の生徒を受け入れる環境が比較的整っている、通信高校で子どもの気持ちが整理出来たら転校するという方法もあります。

通信高校は一般的な学校のような雰囲気は無く、比較的自由に学べるスタイルを売りにしており、なおかつ不登校に寄り添う姿勢を大切にしています。

通信高校によって色んな特徴やレベルがあります。

まずは子どもの状況に合いそうな学校をネット調べたり電話をして確認してみて下さい。

さらに学校見学に行くと、さらに学校の様子が見えてくるのでおすすめです。

 

こちらの記事では不登校の状況と特徴をもっと分かりやすく表にして、どんな状況でどんな対応や支援をしていったらいいのかを解説しています。

↓  ↓  ↓

不登校や引きこもり今の状態は?理解する事で適切な関わりができます。

 

不登校になったら専門の相談機関と繋がろう

 

不登校になったらまずは各市町村にある、不登校引きこもり相談機関に相談しましょう。

そこで、その子に適切と思われる親の関わり方や今後の過ごし方について、具体的にアドバイスしてくれます。

また、不登校に必要な情報もいくらか持っているので、1人で悩まずに素直に相談しに行く事をおすすめします。

 

学校に相談する事も忘れずに

 

学校の先生にも相談してどこまで対応できるかも確認しておきましょう。

不登校になる要素が学校環境にある場合、それを改善するには学校の協力が必要です。

学校によっても不登校に力を入れている所とそうでない所があるので、どこまで協力してもらえるかも確認して動いていきましょう。

 

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子どもの不安に寄り添う事が大切

 

 

これまで不登校の克服について色々と解説してきましたが、親として基本的な姿勢で大切な事は、子どもの気持ちに寄り添うという事です。

確かに色々と子どもに言いたい気持ちはあると思います。

もちろん、ワガママに見える事だってあるでしょう。

でも結局、子どもは子どもです。

私は不登校から引きこもりになり、今では不登校や引きこもりを支援しています。

自身の経験から見えてきた事は、今の子どもはどこまで成長できているのか?という所を見ていきましょう。

年齢や見た目は高校生でも、社会経験・コミュニケーション・忍耐力など、これらのレベルは小学生か中学生レベルだったりします。

私達がワガママな赤ちゃんに対して本気で怒ったりあまりしませんよね。

逆にいい大人がワガママだったりすると本気で怒ったりすると思います。

そして、不登校や引きこもりの子どもに対して、ワガママな赤ちゃんという感覚で接すると、あまり細かい事で子どもに対して怒らずに受け流す事も出てくると思います。

私も子どもと接する時に心掛けている事、子どもと同じレベルにならず接するようにしよう!

これが大切です。

まずは子ども気持ちに寄り添い感情的に怒ったりするのではなく、なんでそのようになるのか原因を考えてみたり、子どもに向き合って話を聞いてみましょう。

そうすると、不登校を克服するキッカケが見つかったりしますよ。

 

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まとめ

 

不登校高校生克服するには?について、不登校引きこもり経験者が語りました。

高校生の不登校は単位や留年という理由から、特に復帰を急ぎがちになりますが、高校生でも他と同じように子どもに寄り添いながら時間が掛かるのも覚悟で見守っていきましょう。

そのうち、距離を置いていた子どももその気持ちが伝わり、少しづつ歩み寄って不登校の克服に向かっていくと思います。

 

このブログを通じて不登校や引きこもりで悩まれてるみなさんの気持ちに寄りそい、陰ながら応援していきたいと思います。

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学校復帰や外に動き出す時に壁になるのが勉強ですよね。

私も不登校やひきこもりを経験し社会復帰する時に勉強が大きな壁として立ちはだかりました。

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