ひきこもりという孤独は全世代が抱える人生です
ひきこもりという孤独は全世代が抱える人生です。について、不登校引きこもり経験者が語ります。
私は10代にひきこもりました。
そして、今は元気に仕事をしながら不登校やひきこもり支援もする児童福祉のお仕事をしています。
今では日々楽しく自分のペースで仕事やプライベートを満喫しています。
しかし私は感じているし考えています。
それは人は誰しも孤独を抱えいつでもひきこもってしまう事を。
先ほど今の私の状況を明るく説明しましたが、そんな私も未来は安泰ではありません。
仕事や人間関係に生活環境が変わり健康状態も悪化する未来がくると、今のまま過ごせる保証はありません。
もしかしたら、再び孤独に苛まれひきこもる可能性すらあると思っています。
それはなぜなのか?
そういった事象にどう向き合い、孤独を感じた時はどんな考えで行動をしたらいいのかを、私の実体験や経験から感じた答えをお伝えしていきます。
Contents
孤独を感じる親を見て改めて考えた

今回、この記事を出すに辺り、私の親(父か母かはあえて言いません。)との関わりと姿を見てきて、「孤独は誰もが抱える可能性がある事象だな」と、強く心で思う事があったからです。
私の親は仕事に家事に子育てとバリバリ頑張っていました。
内気な性格ではありましたが、とても心は強く生きていく為に、子どもの為に、社会の為にと日々元気に過ごしていました。
それから年月が過ぎ、仕事を退職し2人兄弟の子どもは家を出て自立し、親は今1人で生活をしています。
そんな親が時間の経過と共に笑顔も減ってきて不安を感じ、孤独を感じる言動が増えるようになってきました。
しまいには「つらい」という言葉も出てきます。
私なりに福祉の知識と経験から、公的機関や過ごし方のアドバイスをしたり、定期的に会って話をしても親は大きな不安や孤独から解放されずにいました。
それは生活環境と健康状態の変化があると私は思いました。
仕事を退職し社会と繋がる感じがしない。年齢と共に体力も衰え、今までがむしゃらに生きてきた過去が、今では考える時間が多くなっています。
そうなってくると、気力も体力も上向いてきません。
そして、不安や孤独だけが大きくなっていきます。
ただ、何もしてない訳ではありません。
親はボランティアや習い事、地域のコミュニティー参加も積極的にしています。
それでも、心に穴が開いたように「社会との繋がりが減った」というようになります。
話をひきこもりに戻してみましょう。
今やひきこもりは小学生~8050問題と言われるように、高齢者の域まで広がっており、全世代で社会との繋がりを乏しく感じ孤独を感じ表す状態にひきこもりはなっています。
このようにひきこもりは社会との繋がりが減り孤独を感じ出すと、どの世代にも起こりうる事象となる訳です。
私は今支援者としている訳ですが、将来の今の親と同じように孤独や不安を抱える時が再び襲ってくるかもと考えるようになりました。
では、そんな孤独や不安を、どのように向き合いどんな行動で考えていったらいいのか?
私なりの方法を考えて紹介していきます。
自分の価値基準に合った人・社会・環境を手に入れよう

私は過去に孤独やひきこもりを抜け出す経験をしました。が、実はそれで終わりではないと感じています。
実際に私の同級生も正社員で社会に出てからひきこもった友達もいますし、子どもだけでなく大人になってから、そして、高齢者になってから大きな孤独を抱えたりひきこもったりしている人達がいるからです。
このように、色んな人が孤独を感じる状況を踏まえ、今後、そして今その状況がきたらどうしていったらいいのかを私なりの考えを出してみたいと思います。
若いうちから色んな世代と繋がるチャンスを持っておこう
これは決して年齢的に若いうちにという事ではありません。
みなさん、今こうして生きている瞬間がすでにもっとも若い瞬間になります。
明日になったら今のこの瞬間は過去です。
なので、年齢に関係なく今一番若いこの瞬間を大事に、仕事や学校。趣味やサークル。飲食店やショップの店員。日々すれ違う人々の交差の中で、人と話したり関わる機会があったら、遠慮せずに仲良くなっていきましょう。
お互いに相手に興味があると、無理に気を遣わなくても自然に仲良くなっていきます。
ちょっとした優しさと気遣いがあれば、後は自然の流れに任せ、それぞれの心地よい距離感で仲良くなっていて下さい。
私は思います。
今支援している人が、もしかしたら私が高齢に体が動かなくなった時に、助けてくれる人になるかもって。
だから、同世代だけでは寂しいし、高齢になればなる程、仲間が減っていきます。
それなら、色んな世代と仲良くなった方が、孤独を感じる範囲が少なく逆に孤独を感じる事が減るかもしれません。
なんだかんだ、人は生きる活力です。
日々ある出会いに感謝しながら、自分が興味ある人と仲良くなりましょう。
地域のコミュニティーやボランティアに参加する
私もひきこもり時代、ひきこもりの集まる居場所活動に参加して、気持ちが大きく救われる事もあれば、人との関わりで疲れる事もありました。
また、街の清掃のボランティアにも参加し、天神のど真ん中で朝から道のゴミ拾いをする事もありました。
こういったコミュニティーやボランティアは同じ境遇や人との関わりを求める人。社会の貢献と繋がりを持ちたい時に大きく役立つ社会資源になります。
こういった活動に参加する事で、大きな孤独を軽減でき人の繋がりを持てるので、これは全世代いつでも手が出やすい方法になると思います。
自分の気持ちや考えを誰かに伝える
人は第三者から見ると、上手に生きているように見えてしまいがちです。
しかし、どんな人でも人生で1度や2度、大きな不安や孤独を感じ落ち込んだりする時期があったりします。
ただそれは見せてないだけであり、逆に自分が上手に生きているように見えている周囲と自分を比べて、「自分は何もできてない」と落ち込む必要はありません。
それは、先ほどもお伝えしたように、人は誰しも大なり小なり苦労をしているからです。
でも、それを他の人に見せていないだけで、なんだかんだ人はみんな同じような悩みや不安を抱え、孤独を感じていたりします。
そんな時に救ってくれるのが、自分の正直な気持ちを誰かに伝える事です。
寂しいなら「寂しい」と言い、つらいなら「つらい」と誰かに言えばいいのです。
自分の気持ちを言葉にして出し誰かに知ってもらう事で、その不安を解消できるチャンスが訪れる可能性が広がります。
私も就職後すぐに仕事を辞めて落ち込んでいた時期に、周りの人達へ「ひきこもりを支援する仕事がしたい」と言いまくっていました。
それが次のチャンスのきっかけになり、話を聞いた人が通信高校の仕事を紹介してくれ、そこから今に繋がる児童福祉の道へと繋がっていきました。
自分の気持ちを誰にでも言えないと思いますが、家族や友人。学校の先生。お医者さん。支援者など、自分がこの人だったら自分の気持ちを言えるという人を見つけたら、遠慮せずに自分の正直な気持ちを伝えましょう。
言葉にする事で気持ちが休まり考えも整理され、それを聞いた人があなたの悩みを改善する方法を提供してくれるかもしれません。
口は禍の元ではなく、口は福の元と考えて下さいね。
まとめ
ひきこもりという孤独は全世代が抱える人生です。について、不登校引きこもり経験者が語りました。
今回は全世代が抱える孤独や不安に関して、私なりの視点と考えをお伝えしました。
人は誰が偉い強いという事ではなく、お互い様の精神で、私が子どもの時に親に支えてもらったように、今度は子どもが親を支えお互いに支え合える世の中にもっとなっていけたらいいなと感じました。
みなさんもいつ生活環境と健康状態が変わり、大きな不安や孤独に苛まれるか分かりません。
日々、人との出会いに感謝し、自分の正直な気持ちを誰かに伝える事によって、希望が生まれるチャンスはどの世代にも当てはまる孤独や不安を解消する力になると私は思います。
もしこの記事を読んで、
「どう関わればいいのか分からない」
「一人で考えるのがつらい」
と感じた方は、個別での相談も行っています。無理に結論を出したり、行動を急がせることはありません。
状況や気持ちを整理しながら、今後の選択肢を一緒に考える相談です。※個別相談について
社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。
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