不登校の小学生の心理とは?理由が言えない本当の原因と母親の正しい対応法【経験者×社会福祉士】

2026年2月25日


「うちの子、何を考えているのか分からない…」

 

小学生の不登校は、突然始まることも多く、

親としては戸惑いと不安でいっぱいになりますよね。

 

・理由を聞いても答えてくれない

・朝になるとお腹が痛いと言う

・ゲームやYouTubeばかりしている

 

私は

不登校・ひきこもり当事者経験があり、

現在は社会福祉士として支援に関わっています。

 

当事者としての本音と、支援現場の視点から、

小学生の不登校の心理をわかりやすく解説します。

 

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小学生の不登校は「甘え」ではない

 

 

まず最初にお伝えしたいことがあります。

 

小学生の不登校は

「甘え」ではありません。

 

小学生はまだ

言語化能力が十分ではありません。

 

本当は

 

・友達関係がつらい

・先生が怖い

・授業についていけない

・集団がしんどい

 

と感じていても、

うまく説明できないのです。

 

だからこそ

「理由がない」のではなく

「説明できない」のです。

 

小学生不登校の心理① 「怖さ」が原因で動けない

 

小学生の不登校で多い心理は

「怖い」です。

 

・失敗が怖い

・怒られるのが怖い

・友達の視線が怖い

 

大人から見ると小さなことでも、

子どもにとっては“世界のすべて”です。

 

怖さが続くと、体に症状が出ます。

 

・腹痛

・頭痛

・吐き気

 

これは仮病ではありません。

心が限界を迎えているサインです。

 

小学生の身体症状については

⇒不登校の腹痛はなぜ?

も参考にしてください。

 

小学生の不登校の心理② お母さんを困らせたくない

 

実は多いのがこれです。

 

「お母さんを困らせたくない」

 

小学生は、親の表情をよく見ています。

 

・ため息

・焦り

・怒り

 

それを感じると、さらに追い詰められます。

 

「学校に行けない自分はダメなんだ」

 

そう思い始めると、

自己肯定感がどんどん下がります。

 

⇒不登校・ひきこもりは自己肯定感と居場所で回復が進む|親ができる支え方

もあわせて読んでいただくと、

回復の土台が理解できます。

 

小学生不登校の心理③ 「理由が言えない」本当の原因

 

子ども自身も混乱しています。

 

・行かなきゃいけないのは分かっている

・でも体が動かない

・理由も説明できない

 

この「葛藤」が一番つらいのです。

 

だからこそ

 

無理に理由を聞き出すよりも、

 

「今はしんどいんだね」

 

と受け止める方が回復は早いです。

 

不登校の回復の流れについては

⇒不登校の回復期を知ると改善が早くなる?経験者が語ります。

も参考になります。

 

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母親がやってしまいがちなNG対応

 

 

① 原因探しを急ぐ

② 無理に登校させようとする

③ 将来の話で不安をあおる

 

特に小学生は

「安心感」が最優先です。

 

安心がない状態でのアドバイスは、

逆効果になりやすいです。

 

回復を早める3つの関わり方

 

① 安全基地になる

→ 家は絶対に否定されない場所にする

 

② 小さな成功体験を作る

→ 手伝い、趣味、好きなこと

 

③ 親が一人で抱え込まない

 

実は③が一番大事です。

 

親が限界だと、子どもも不安になります。

 

支援者の方へ

 

小学生の不登校は

「早期対応」が鍵です。

 

責める支援ではなく、

 

・安心の提供

・親支援

・環境調整

 

が重要になります。

 

学校だけで抱え込まず、

福祉との連携も検討してください。

 

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よくある質問(Q&A)

 

小学生の不登校について、

特に多い質問をまとめました。

 

小学生の不登校はそのまま様子を見ても大丈夫ですか?

 

無理に登校を急がせるより、

まずは安心の回復が優先です。

 

3か月以上続く場合や

生活リズムが崩れる場合は、

外部支援も検討しましょう。

 

理由を言わないのは本当に分からないからですか?

 

多くの場合

「言語化できない」

「整理できていない」状態です。

 

問い詰めるより、

安心できる環境作りが先です。

 

このまま中学生になっても不登校になりますか?

 

小学生段階で安心が回復すると、

その後の再登校や

別の進路選択がしやすくなります。

 

早期に親が学ぶことが

大きな予防になります。

 

小学生の不登校の原因は何が多いですか?

 

小学生の場合、

原因はひとつではありません。

 

・友達関係のストレス

・先生との相性

・学習のつまずき

・繊細さや不安の強さ

・発達特性

 

などが複雑に絡み合っていることが多いです。

 

「これが原因」と

断定できないケースも多く、

大切なのは原因探しよりも

安心の回復です。

 

もっと詳しい背景は

こちらの記事でも解説しています。

⇒不登校で理由がないのはなぜ!?

 

小学生の不登校は発達障害の可能性がありますか?

 

可能性はゼロではありません。

 

しかし、

「不登校=発達障害」ではありません。

 

発達特性がある場合、

学校の集団環境が

強いストレスになることはあります。

 

気になる場合は、

 

・スクールカウンセラー

・発達外来

・児童相談所

 

などに相談するのも一つの方法です。

 

ただし、診断より先に

家庭での安心感を整えることが最優先です。

 

小学生の不登校は将来に影響しますか?

 

多くの親が一番不安に思う部分です。

 

結論から言うと、

 

小学生の段階で安心が回復すれば、

将来が決まってしまうことはありません。

 

むしろ、

 

無理に登校させて

自己否定感が強くなる方が

長期的な影響が出やすいです。

 

早い段階で親が学び、

安心できる環境を整えることが

将来への一番の近道です。

 

母親が仕事をしている場合、どう対応すればいいですか?

 

仕事を辞めなければ

いけないわけではありません。

 

大切なのは「量」より「質」です。

 

・帰宅後にしっかり話を聞く

・否定しない

・焦りを見せすぎない

 

この積み重ねが安心につながります。

 

どうしても不安が強い場合は、

外部支援を使いながら

親の負担を減らすことも大切です。

 

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まとめ

 

小学生の不登校の心理は

 

・怖い

・親を困らせたくない

・どうしていいか分からない

 

この3つが大きな軸です。

 

「怠け」ではありません。

 

まずは安心。

 

そこから少しずつ回復していきます。

焦らなくて大丈夫ですよ。

 

もしこの記事を読んで、
 
・どう関わればいいのか分からない
・理由が分からない状態にモヤモヤしている
・子どもが急に話さなくなり不安だ
・一人で考えるのがつらい
 
と感じた方は、
個別での相談も行っています。
 
無理に学校へ行かせる方向にまとめる相談ではありません。
 
あなたやご家族の状況や気持ちを
丁寧に整理しながら、
今後の選択肢を一緒に考える相談です。
 
相談することで、
 
・気持ちが整理できる
・第三者の視点で客観的に見られる
・親子の関わり方のヒントが得られる
 
といったメリットがあります。

※個別相談について

社会福祉士として、市の支援機関で18年以上、
引きこもり・不登校の訪問相談支援に携わってきました。
オンラインでの家族・本人向け個別相談を行っています。
 
まずは 無料メール相談からでも大丈夫です。
詳しくは【個別相談のご案内】をご覧ください。

 
ここまで読んでくださり、
ありがとうございます。
 
不登校やひきこもりの状態では、
「今すぐ何かを始めなければ」
と焦る必要はありません。
 
ただ、もし
・学校の勉強から長く離れていて不安がある 
・再登校や次の一歩に向けて、少しずつ準備したい 
・家でできる学び方を知っておきたい 
 
そう感じたタイミングが来たときのために、
自宅でできる勉強方法をまとめた記事があります。
 
無理に読む必要はありません。
「今の自分(子ども)に合いそうか」を考える材料として、
必要なときにだけ参考にしてもらえたらと思います。
⇒不登校やひきこもりでもできる勉強方法をまとめた記事はこちら