不登校の診療内科は必要か?経験者が語ります。
不登校の診療内科は必要か?について、不登校引きこもり経験者が語ります。
不登校が続いたり引きこもり状態になってくると、診療内科の受診を親や子ども自身が感じる事があります。
私も中学1年生で不登校になり何ヶ月か経ってきた頃に一度診療内科へ行った事があります。
でも私自身は、自分は心の病気ではないと感じ診療内科の必要性が無いと思ったので、一度きりで受診は終わりました。
ただ、心理的な負担を大きく感じたり、自分の感情をなかなかコントロールできないでいると、受診の必要性も高まってくるでしょう。
今回は心理的な負担により気になる診療内科は必要か?について、私の不登校経験や支援して見てきた人達を通して、私なりの考えをご紹介していきます。
不登校になると診療内科は必要?
まず始めに伝えたい事は、不登校になったからと言ってすぐに診療内科の受診が必要かと考えると、私は不登校になっただけで病院受診をすぐに行く事はあまりおすすめしません。
不登校になり子どもの心の不調(大きな不安や自分でコントロールできない感情が溢れる)が続いたり、学校や支援機関の方達に相談し病院受診を勧められたりするのであれば、その段階からでの受診の検討をしても遅くないと思います。
でも、そうでない限りはもう少し様子をみましょう。
不登校になる基本的な要因は、学校に居場所を感じれなかったり、友達や学校の先生との関係が希薄だったり上手くいかなかったりする環境的な要因により、一時的に不安が大きくなったりストレスを感じる不登校である可能性があるからです。
大きく不登校やひきこもりは、環境的要因。発達障がいによる不適応。精神疾患の要因。などにより起きています。
ですので、診療内科の受診をすぐに始める前に、学校の先生や不登校対応の先生。スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー。児童相談所などの支援者に相談して、まず今の環境で改善できる点を模索し、それでも子ども自身の心の安心と安全が保てなかったり、支援者からの勧めで病院受診を検討してもいいかと思います。
とにかく、「不登校=心の病気」とか、「不登校=特別な事」と考えすぎず、誰でも経験する可能性のある、現代の課題だという認識ぐらいで考えてみて下さい。
不登校の原因は心の問題もある?
先ほども解説しましたが、不登校の期間が長く続き、改善しようと学校の協力や相談機関のサポートを受けても、なかなか改善が見られなかったり、行き詰まりや相談の過程で診療内科の受診を勧められたら、受けに行ってみるのもありだと思います。
そして、生活面で支障がでるぐらいの心配や不安に、対人面のトラブルが過去から続いたり馴染めない、細かい事が気になり落ち着いた生活が送れないなど、例えるなら普段の生活が送れないぐらいの困り感があるのでしたら、診療内科の受診を検討し受けてみる事も方法として考えてみて下さい。
また、本人が希望する場合もありますが、特に強く希望されないぐらいであれば、積極的に行く事はしなくていいと思います。
しかし、本人が強く希望するのであれば、受診する候補に挙げた診療内科へ事前に事情を説明し理解を示してくれた所へ行くのは、手段としてありだと思います。
その理由は、過去に私が訪問支援した青年の方で、病院側は受診する程の治療の必要性は無いと考えていましたが、本人が「自分がすぐに不安がったり強く落ち込むのは心の病気。精神的に病院受診が必要」と親に訴えていた事で、その事情を理解してくれた病院側が、必要以上の治療はしないながらも、受診の際には本人と話をして理解を示し、本人の気持ちに寄り添った対応をしてくれました。
なので、第三者が必要性を感じていなくても、本人が強く希望する時は、病院側の理解の元、本人の気持ちを落ち着かせる意味での病院受診は方法としてありだと私は考えます。
診療内科を選ぶ時にはどうしたらいい?
いざ、診療内科を選ぶとしても沢山ある病院の中からどう探したらいいのか分からなかったり、どう判断して選んだらいいか?迷ったりしますよね。
まずは学校の先生。スクールソーシャルワーカーやスクールカウンセラー。児童相談所などに話を聞いてみましょう。
特にスクールソーシャルワーカーは、学校の悩みや不安に対し適切な支援先を紹介したり繋げる役目を負っています。
ですので、専門性を考えるとスクールソーシャルワーカーと繋がりが持てるのであれば、こちらの方に頼っていいでしょう。
その他に、周りの友達や知り合いの方で診療内科を知っていたり利用している人がいたら、評判を聞いたりネットで口コミなどを確認してみるのもいいでしょう。
また、とりあえずどんな病院がお住いの地域にあるかを情報として知るために、ネットで「お住いの地域名(例:福岡)+診療内科」といった感じで、一度調べてみるのもありだと思います。
できれば、支援者の方にも病院の評判などを確認した方が、より精度が高まり適切な受診に繋がると思いますよ。
本人の気持ちも確認しましょう
診療内科は心の大事な部分に焦点があたります。
受診するにあたって特に大切な事は、本人の気持ちです。
気持ちを無視して受診してしまうと、本人が嫌な気持ちになったりする可能性が出てきて、病院を勧めた人達との関係性が大きく低下してしまいます。
そうなると、日常の支援も行き届かなかったりするので、結果、不登校の改善が遠のいてしまいます。
実際に私が中学1年生で診療内科を1度受診した際に、初めのチェック項目に記入する質問の段階で、自分を客観的に考えながら質問を答える状況が絶えれなくなり、泣きながら病院を出ていったネガティブな思い出があります。
そうなると、不登校改善の為に診療内科受診を勧めたのに、本人の気持ちを損なってさらに関係性も悪くなり、本題の不登校改善という道がより遠のいてしまう事にもなりかねませんので、診療内科の受診は慎重に進めていって下さいね。
まとめ
不登校の診療内科は必要か?について、不登校引きこもり経験者が語りました。
不登校の診療内科はすぐに受信するのではなく、本人の気持ちを優先し確認しながら時期やタイミングを考えていきましょう。
また、適切な病院受診をする為に、相談機関のアドバイスや周囲の評価、口コミを利用していきましょう。
そして、不登校になる人は誰でも診療内科が必要というよりも、環境的要因や人間関係のストレスにより起きる事が多いので、それらは環境の改善やストレスになる人との距離の取り方や関わり方の改善をしていく事で、ある程度負担が減ったり改善する可能性を秘めています。
ですので、慎重に考えながら子どもや支援者と一緒に考えていきましょう。
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